2007年08月16日

 ハーレクイン・ロマンス  復讐の扉が開くとき/ジャクリーン・バード


 シチリアのホテルで出会って恋におちたマックスとソフィ。しかし結婚を約束したのち、ソフィはある理由からマックスに別れを告げる。7年後、ふたりはベネチアで再会し、マックスは彼を捨てたソフィへの憎しみから復讐を思い立つ…

 憎しみは愛情の裏返し~じゃないけど、ヒロインにぞっこんといってよい好みのタイプのヒーローです。けれどもストーリーにしてもキャラにしても作品全体ではかなり不満が。たとえばヒロインがいくら若かったとはいえあれは軽率じゃなかろうかと。二人の間も愛情は(心に秘めたままとはいえ)あるのに、かたくなで欲望のみのような乾いた印象を受けます。ラストも盛り上がりそうで盛り上がらなかったなあ…と。でもあまり期待をせずにさらっと読むならこれもいいのかもしれません。(正直言って期待は高かった)

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年08月15日

 ハーレクイン・アフロディーテ  秘密の初恋/ヴィッキー・L・トンプソン

秘密の初恋 (ハーレクイン・アフロディーテ 22) 大学を卒業して広告代理店で働く20歳のケイシーは、がり勉から脱却し、なりたい自分になろうと努力している。ある日同僚とくじ引きをして社外で剪定作業をするすてきな男性に声をかける役になったが、彼は義兄の友人でケイシーの初恋の人サムだった。大人の女性になるための一歩として短い恋の相手を求めるケイシーだったが…

 ヴィッキー・L・トンプソンは「二人だけの夏」以来、恋のアバンチュールを求めるヒロインというどうも似たよ~な設定が多いと思っています。今回は勉強に没頭してきたせいで恋愛とはあまり縁がなく、これからたくさん恋を楽しみたいハタチの若いヒロインと、逆に遊びの恋は終わりにしてそろそろ腰を落ち着けたい三十路ヒーローが主役。ヒーローはヒロインが友人の妹とは気づいていないので、彼女が20歳だということは知りません。そこですれ違いが生まれるわけで…。ま、そこはよかったのですが、いわゆるアバンチュールの部分がもうひとつ楽しめなくて、うん。多くページが割かれているので(と言うかメイン?)好みに合う方ならいけるんじゃないかなーと思います。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年08月14日

 文庫その他のロマンス  獅子の花嫁/コニー・メイスン

獅子の花嫁 11世紀、14歳の領主の娘アリアナはヘースティングスの戦いで父と兄を失う。領地と彼女自身は獅子と呼ばれるウィリアム王の臣下のライアンに与えられ、彼と慌ただしく結婚式を挙げた後にアリアナは厳格な修道院に閉じこめられた。5年ののち、ウィリアム王の命によりアリアナを迎えに来たライアンはその美貌に魅せられ、アリアナも敵である男への反抗心と同時にライアンに惹かれてゆき…

 サクソン人の美姫と庶子のノルマン騎士…といえば「狼と鳩」を思い出します。この時代を舞台にするということはある程度までお約束なのかなとも思ったり。というわけで設定はとても似ているのですがウッディウィスほど複雑なストーリーではなく、あまり深く考えずに楽しめばヨシ!みたいなノリで面白かったです。惹かれつつも敵であるノルマン人の男に対する怒りを心の中でかき立てるヒロインと、彼女に夢中になりつつも心を開けないヒーローが、時に迷い道を誤りながらも深い絆を結んでいくストーリー。サービスシーンもふんだんにあり、飽きずに最後まで楽しめました。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆(4.5)

2007年08月03日

 シルエット・ディザイア  運命なら、もう一度/バーバラ・ダンロップ <恋人は大富豪8>


 息子二人の婚約と結婚をきっかけに元夫のダニエルがアマンダに再び接近してきた。若くして妊娠・結婚したアマンダだったが、既に別れて16年。その後再婚したダニエルは離婚したばかりだった。犯罪者の弁護を専門にしているアマンダにダニエルは企業相手の仕事に変えるよう干渉してくるが…

 「恋人は大富豪」8作目は、5作目、7作目のヒーローたちの両親であるアマンダとダニエルの物語です。前2作にいろいろなことが起こったため二人は再び顔を合わせるようになった…のだと思います(5作目の記憶があやふや)。若くして(高校のプロム)で妊娠したとはいえ、二人の息子のことを考えればヒロインヒーローともそれなりの年齢であるはずですが、それを感じさせるような表現は殆どありませんでした。
 さて、今も互いに夢中な二人ゆえ多少の行き違いはあるものの関係はスムーズで、スムーズすぎて、そこが少々物足りなかったかなあ。前半のヒーローの世話焼き度なんかは嫌いじゃないのですが、もっと葛藤とかどろどろとか…ねえ。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年07月15日

 ハーレクイン・ロマンス  月への階段を上って/トリッシュ・モーリ

R 月への階段を上って :Amazon
 社長のロレンスが亡くなり、真珠会社のデザイナーとしてロレンスの右腕として働いてきたルビーは深い悲しみを味わう。しかし彼と仲違いをしてオーストラリアを離れていた息子ゼインが帰国し、ルビーを父親の愛人と思いこみ敵意を向けてくる。会社を離れることを決意したルビーだったが…

 姉のオパールサファイアの話につづき、クレメンジャー三姉妹最後のひとりルビーが主人公の物語です。
 愛人誤解ものとでも言うのでしょうか、よくある話なのでジャンルのひとつと言ってもいいかも。亡き父の愛人と思いつつもたちまちヒロインに惹かれるヒーローと、その誤解を利用してヒーローに惹かれる気持ちを抑え込もうとするヒロイン。時に仕事上で呼吸を合わせ、時に辛辣なやり取りを交わし、時に欲望に駆られ熱いキス…と、触れてはいけない相手への思いは募っていきます。その辺の揺れる感情描写が丁寧で、でもテンポよくて面白かったです。愛に満ちたエンディングも良かったのではないでしょうか。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

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