2007年08月20日

ハーレクイン・ロマンス  情事への招待/スーザン・ネーピア


 長い年月を捧げてきた恋人を自分より若い女性に寝取られたノーラ。彼から平凡だと言われたノーラはその夜新しいドレスと靴を買い、パーティで一番危険な男の気を引いてみようと決意した。そして完璧な男性ブレイクに話しかけようとしたとき…

 超久しぶりに登場のスーザン・ネーピア。昨年のウエディング・ストーリーにも収録されていますが、それを除くと2002年8月の「熱い取り引き」以来、なんと5年ぶりです。ですので期待半分、心配半分で読み始めましたが杞憂に、とても楽しく読めました。傷心から一時の情事を求める女性が主人公となると一夜の情事とかそのへんのうわーっとホットな展開?と思いきや、そそっかしいヒロインのトラブル・コメディなんでしょうか。もちろんセクシーな展開やヒロインのトラウマといった複雑な問題も絡めていますが、ちょいちょいヒロインをからかうヒーローとそれに反応するヒロインが楽しかったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年08月19日

ハーレクイン・ロマンス  プリンスの裏切り/ルーシー・モンロー <三つのティアラ2>


 友人の紹介でシチリアの海運会社の仕事に就いたダネッタは支社長でプリンスでもあるマルチェッロと恋におちる。周囲にもマスコミにも秘密の関係を続けてきたが、妻を亡くした後は女性と短い関係しか持たなかったマルチェッロと半年以上関係を続けていることや、彼が避妊を怠りがちなことから、二人の将来に希望を持ち始める。しかし…

 「三つのティアラ」2作目は三男マルチェッロがヒーロー、他の二人の兄弟とは母親が違います。ヒロインは「復讐のウエディングベル」にヒロインの友人として出ていたダネッタ。そちらの主人公たちは名前だけの登場です。
 最初は秘密の関係に甘んじていたヒロインがそれ以上を求め始め、愛の言葉以外はすべてを差し出すヒーローとの間に軋轢が生じます。二人とも辛い経験をしてきて、結果的に思いが行き違ってしまっても真剣な思いはとても伝わってきます。で、それほど悪くはなかったのですが、足かけ3日もかけて読んでいたため後半はよくわからなくなってしまいました。すみません…

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2007年08月16日

ハーレクイン・ロマンス  復讐の扉が開くとき/ジャクリーン・バード


 シチリアのホテルで出会って恋におちたマックスとソフィ。しかし結婚を約束したのち、ソフィはある理由からマックスに別れを告げる。7年後、ふたりはベネチアで再会し、マックスは彼を捨てたソフィへの憎しみから復讐を思い立つ…

 憎しみは愛情の裏返し~じゃないけど、ヒロインにぞっこんといってよい好みのタイプのヒーローです。けれどもストーリーにしてもキャラにしても作品全体ではかなり不満が。たとえばヒロインがいくら若かったとはいえあれは軽率じゃなかろうかと。二人の間も愛情は(心に秘めたままとはいえ)あるのに、かたくなで欲望のみのような乾いた印象を受けます。ラストも盛り上がりそうで盛り上がらなかったなあ…と。でもあまり期待をせずにさらっと読むならこれもいいのかもしれません。(正直言って期待は高かった)

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年08月15日

ハーレクイン・アフロディーテ  秘密の初恋/ヴィッキー・L・トンプソン

秘密の初恋 (ハーレクイン・アフロディーテ 22) 大学を卒業して広告代理店で働く20歳のケイシーは、がり勉から脱却し、なりたい自分になろうと努力している。ある日同僚とくじ引きをして社外で剪定作業をするすてきな男性に声をかける役になったが、彼は義兄の友人でケイシーの初恋の人サムだった。大人の女性になるための一歩として短い恋の相手を求めるケイシーだったが…

 ヴィッキー・L・トンプソンは「二人だけの夏」以来、恋のアバンチュールを求めるヒロインというどうも似たよ~な設定が多いと思っています。今回は勉強に没頭してきたせいで恋愛とはあまり縁がなく、これからたくさん恋を楽しみたいハタチの若いヒロインと、逆に遊びの恋は終わりにしてそろそろ腰を落ち着けたい三十路ヒーローが主役。ヒーローはヒロインが友人の妹とは気づいていないので、彼女が20歳だということは知りません。そこですれ違いが生まれるわけで…。ま、そこはよかったのですが、いわゆるアバンチュールの部分がもうひとつ楽しめなくて、うん。多くページが割かれているので(と言うかメイン?)好みに合う方ならいけるんじゃないかなーと思います。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年08月14日

文庫その他のロマンス  獅子の花嫁/コニー・メイスン

獅子の花嫁 11世紀、14歳の領主の娘アリアナはヘースティングスの戦いで父と兄を失う。領地と彼女自身は獅子と呼ばれるウィリアム王の臣下のライアンに与えられ、彼と慌ただしく結婚式を挙げた後にアリアナは厳格な修道院に閉じこめられた。5年ののち、ウィリアム王の命によりアリアナを迎えに来たライアンはその美貌に魅せられ、アリアナも敵である男への反抗心と同時にライアンに惹かれてゆき…

 サクソン人の美姫と庶子のノルマン騎士…といえば「狼と鳩」を思い出します。この時代を舞台にするということはある程度までお約束なのかなとも思ったり。というわけで設定はとても似ているのですがウッディウィスほど複雑なストーリーではなく、あまり深く考えずに楽しめばヨシ!みたいなノリで面白かったです。惹かれつつも敵であるノルマン人の男に対する怒りを心の中でかき立てるヒロインと、彼女に夢中になりつつも心を開けないヒーローが、時に迷い道を誤りながらも深い絆を結んでいくストーリー。サービスシーンもふんだんにあり、飽きずに最後まで楽しめました。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆(4.5)

2007年08月03日

シルエット・ディザイア  運命なら、もう一度/バーバラ・ダンロップ <恋人は大富豪8>


 息子二人の婚約と結婚をきっかけに元夫のダニエルがアマンダに再び接近してきた。若くして妊娠・結婚したアマンダだったが、既に別れて16年。その後再婚したダニエルは離婚したばかりだった。犯罪者の弁護を専門にしているアマンダにダニエルは企業相手の仕事に変えるよう干渉してくるが…

 「恋人は大富豪」8作目は、5作目、7作目のヒーローたちの両親であるアマンダとダニエルの物語です。前2作にいろいろなことが起こったため二人は再び顔を合わせるようになった…のだと思います(5作目の記憶があやふや)。若くして(高校のプロム)で妊娠したとはいえ、二人の息子のことを考えればヒロインヒーローともそれなりの年齢であるはずですが、それを感じさせるような表現は殆どありませんでした。
 さて、今も互いに夢中な二人ゆえ多少の行き違いはあるものの関係はスムーズで、スムーズすぎて、そこが少々物足りなかったかなあ。前半のヒーローの世話焼き度なんかは嫌いじゃないのですが、もっと葛藤とかどろどろとか…ねえ。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年07月15日

ハーレクイン・ロマンス  月への階段を上って/トリッシュ・モーリ

R 月への階段を上って :Amazon
 社長のロレンスが亡くなり、真珠会社のデザイナーとしてロレンスの右腕として働いてきたルビーは深い悲しみを味わう。しかし彼と仲違いをしてオーストラリアを離れていた息子ゼインが帰国し、ルビーを父親の愛人と思いこみ敵意を向けてくる。会社を離れることを決意したルビーだったが…

 姉のオパールサファイアの話につづき、クレメンジャー三姉妹最後のひとりルビーが主人公の物語です。
 愛人誤解ものとでも言うのでしょうか、よくある話なのでジャンルのひとつと言ってもいいかも。亡き父の愛人と思いつつもたちまちヒロインに惹かれるヒーローと、その誤解を利用してヒーローに惹かれる気持ちを抑え込もうとするヒロイン。時に仕事上で呼吸を合わせ、時に辛辣なやり取りを交わし、時に欲望に駆られ熱いキス…と、触れてはいけない相手への思いは募っていきます。その辺の揺れる感情描写が丁寧で、でもテンポよくて面白かったです。愛に満ちたエンディングも良かったのではないでしょうか。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年06月19日

ハーレクイン・ロマンス  誘惑される理由/キム・ローレンス

誘惑される理由 サマンサは想いを寄せていた幼なじみのジョニーの結婚披露宴で花嫁の兄アレッサンドロと出会う。以来2年間彼に反感を感じずにはいられないサマンサだったが、ある日アレッサンドロが彼女とジョニーの仲に疑いを抱いていることを知る…

 ヒーローがかわいかったなあ。かわいいという単語は適切ではないかもしれないのですけど、ヒロインは純真というかちょっとぼけヒロインというか、そんな彼女に振り回されてしまうヒーローが何だかすてきだなあと感じまして。基本的にはラテン系傲慢ヒーロー(傲慢度は低め)なんでしょうけどね。展開が切り替わるのが早くて(カットがあった?)あれっ?と読み直すことも多かったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年06月17日

ハーレクイン・ロマンス  終わりにできない関係/ケイト・ウォーカー

終わりにできない関係 アリスは二ヶ月前、半年間暮らした恋人ドメニコと別れイギリスに戻った。二人の間がぎくしゃくし出したときに他の女性の存在を知ったためだった。しかし妊娠がわかり彼に手紙を書いた直後ドメニコが訪ねてきてアリスに熱いキスし、ふたりは…

 ケイト・ウォーカーは最近はラテン系ヒーロー専門なんでしょうか、それにつれて作風もかなりホットに、今回も非常に情熱的なヒーローです。いわゆる恋人同士の揉め事もので微妙な感情の行き違いから別れた二人がヒロインの妊娠をきっかけに二人の関係を建て直していく…かな?同じ作者の元さやものは他にも読んでいるので最後は何となく決着するのかな~と思っていたら、ラストはかなり良かったです!じわっときました。ヒーローの心がすてき。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年06月15日

ハーレクイン・ロマンス  真夏の千一夜/ペニー・ジョーダン <砂漠の恋人>

真夏の千一夜 疎遠だった父親が若い恋人と子供を残して亡くなり、グウィニスは二人のために父が生前手に入れたコンドミニアムを売却するためズーランを訪れた。豪華なコンドミニアムに驚くが…。一方王族のタリクはある不正取引を暴くためギャング団に近づき賄賂としてコンドミニアムを受け取る。そこにはグウィニスが…

 2200号記念号の「砂漠の恋人」関連作、作者からのメッセージ付きです。このシリーズはヒーローがズーランのシーク(王族)という以外は関連性が薄く、独立した話が多いと思います。これを書いている3日くらい前に読んだので直後の興奮とは違ってあれこれおかしいところもあると思いますが見逃してください。

 二人の出会いとその衝撃がかなり大きく、なのにその後はなかなか進展しない悶々状態が続きます。肉体的に惹かれ合う描写がかなり多めなのは良いとしても、言葉を交わして心が通じ合うというより互いへの思いはそれぞれの心の中で勝手に煮詰まっていく感じなのは、これでいいのかな~?とも。ま、読み終わるとそんなこともいろいろと考えてしまいますが、読んでいるときはストーリーに引きつけられ面白かったです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年05月18日

ハーレクイン・ロマンス  こぼれ落ちた月日/エリザベス・パワー

こぼれ落ちた月日 陪審員として宣誓をする直前、被告側の弁護士から退廷させられたサンチア。その彼女を弁護士のアレックスが待っていた。怒りもあらわに話しかけてくるアレックスだったがサンチアは2年前事故に遭い、その直前1年間の記憶を失っていた。アレックスはサンチアとパーティで出会ったと言うが…

 久しぶりの記憶喪失もの。ヒーローとヒロインの出会いは冒頭で描かれているのだけど、それから二人が裁判所で再会するまでには多くの出来事があり、ヒロインの記憶同様伏せられています。ヒーローサイドの心情も出てくるのでちらっとかいま見えますけど。小さなすれ違いが大きくなっていくこと、ヒロインを思いやり守ろうとするも傷つけてしまうヒーローの心など丁寧で、なかなかよかったんじゃないかなーと(すいません、後半眠気とともに読んだので記憶と感想がぼんやりしています)。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年05月17日

ハーレクイン・ロマンス  無垢なプリンセス/フィオナ・フッド・スチュアート

無垢なプリンセス ブラジルの農園主の娘ガブリエラは父親ゴンザロからマルドラビアの大公リカルドとの結婚を勧められる。結婚を望まないガブリエラはリカルドに反発するが、彼もまたその気はなかった。しかしゴンザロが急に倒れ、いまわの際に二人は結婚を約束させられる…

 19歳と若いお嬢様ヒロインと彼女と結婚することになったプリンスのストーリーです。お騒がせカップルの結婚顛末記というか、結婚せざるを得なくなった二人は周囲の人間に大いに助けられて結ばれていきます。ヒロインも幼くわがままなところもありますが、それよりもヒーローは十分大人でしかも一国を統べる大公でその脇の甘さは許されるのか?と思いまして。ただ、この作者さんの描くヒーローは皆そんな感じで時には呆れさせられるようなヒーローもおり、ある意味とても人間くさいヒーローばかりと言えるのかもしれませんね。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年04月18日

ハーレクイン・ロマンス  愛したのはシーク/ジェイン・ポーター

愛したのはシーク 子供の写真集を出版するため各地を旅しているカメラマンのタリス。バラカの小さな町の市を取材していたとき突如銃声が鳴り響き彼女は馬に乗った男たちの一団にさらわれてしまう。タリスをさらった男はここはバラカではなくワーハだと言い、彼女にスパイの容疑をかける…

 砂漠の国バラカが舞台だった「スルタンの花嫁」「砂と太陽の国で」の関連作です。今回はバラカの隣国ワーハが舞台です。「砂と太陽の国で」はこんな理由から未読です。
 最初のほうはいかにもアメリカ人ぽいヒロインでうんざりさせられました。が、後半のふたりは恋に落ちたというのとはまた別の印象ですけど、強く結ばれていく感じがなかなか良かったんじゃないかなあと思います。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年04月17日

ハーレクイン・ロマンス  憎しみは愛の横顔/ルーシー・モンロー

憎しみは愛の横顔 小さな宝石店で働くエリーザを恋人だったサルバトーレが訪ねてくる。大きな取り引きを控えた宝石店の防犯面が心配というエリーザの父親の要請からだった。一年前サルバトーレの子を妊娠したエリーザは彼にそれを告げたが彼は自分の子だとは信じず、彼女は流産し…

 普段はそんなに好きでもないルーシー・モンローですけど、今回は好みかも。面白かったです。ヒーローがヒロインをめちゃくちゃ酷い目にあわせまして、そうなった理由が少しずつ明かされていきます。で、それがまたヒロインに更なる苦痛をあたえることになり、ホントにひどいヒーローだよう、最後のほうは泣きそうでした。最初からヒーローにズタズタに傷つけられるヒロインの苦しみがとても伝わってきて、でも彼がそうしてしまった理由を理解も出来るし、ヒロインがヒーローを受け入れる理由もわかるのよね。はぁ~ドラマにどっぷり浸った感じです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

ハーレクイン・ロマンス  恋が仕掛けた罠/リー・ウィルキンソン

恋が仕掛けた罠  理学療法士のマデリンは爆発事故で夫を亡くし入院中の母の面倒を見ながら診療所で働いている。ある日患者として訪れたレイフにその日のうちに食事に誘われる。そのまま一夜を過ごし彼とつきあい始めるが…

 前半は甘い誘惑がつづき悪く言えば単調でこんなものかな?と思っていたら後半はいつものリー・ウィルキンソンぽい展開に。これを待っていたのよ。ヒーローは甘いタイプなのでそれほど劇的にはならないし予想がつく範囲なので、まあまあってところでしょうか、それも嫌いじゃないんですよね。ある意味安心して読めました。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年04月15日

ハーレクイン・ロマンス  曇りなきエメラルド/ペニー・ジョーダン

曇りなきエメラルド 結婚直前に婚約者を友人に奪われたジョディはハネムーンで訪れるはずのイタリアをレンタカーでひとり旅していた。道に迷いタイヤがパンクして立ち往生していたところへひとりの男性が通りかかる。助けを求めたジョディに彼は妻になってくれれば助けると言う…

 ヒーローは遺産相続の条件を満たすために早急に妻が必要で、会ったその場でヒロインに結婚を提案します。無茶と言えば無茶なんですが、読んでいて何故か傲慢ヒーローって久しぶりじゃない?と言う気がしました。そして何故だかわからないけどこの作品好きだわ~。それぞれ理由があっての便宜結婚を決め、(特にヒーローの場合)心にバリヤーを張り巡らせているのに互いに魅せられてしまう…。ヒロインのガードは弱すぎるかしら。でもどうなるどうなる?とワクワクしながら読めました。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・シリーズ  カンヌの誘惑/フィオナ・フッド・スチュアート、シャロン・ケンドリック

カンヌの誘惑 2作読み終わったのでそこまで。

・プリンセスになる日

 主演作がカンヌに出品された新進女優のヴィクトリア。イギリスの小さな村育ちの彼女はストレスから、ある夜知り合った女性に紹介された医者で薬を処方してもらっていた。しかしそれが薬物中毒としてスキャンダルとなり、彼女はカンヌで知り合った小国のプリンス・ロドルフォと彼の国マルヴァリーナで身を隠すことに…

 ちょっと期待はずれ。ヒロインが純粋なのか世間知らずなのかそれとも単なるおバカなのか、あまり咬みごたえがなくなすがままという感じでした。ヒーローも優しくソフトではあるけれど、結局誘惑することしか考えていないのでは?と思ってしまったし。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

・情熱の果てに

 主演映画のプレミア上映の席で別居中の夫マテオと再会したジェニファー。早速言い合いを始める二人だったが、その後のパーティを抜け出すために乗ったエレベーターが故障し二人きりで閉じこめられてしまう…

 「妻を買った億万長者」もきっついなーと思ったけど今回のもあまりに生々しすぎてげっそり。それにあっちは7年別居していたわけだけどこっちはわずか半年よ半年。いくら結婚が破綻したからって浮気は浮気でしょう…ヒロインが受けたダメージをそのままかぶりましたよ、はい。今作でもその部分はきっちりストーリーに絡めてきているんですけどね、そこを除けば(あるいはなかったことと思いこめば)まあまあ面白かったんですが、でもやっぱり勘弁してください。

 お気に入り度:★☆☆☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年04月14日

ハーレクイン・ロマンス  傷心のプリンス/キャロル・モーティマー <華麗なる兄弟たち3>

傷心のプリンス サフィーは思いがけずパリでリック・プリンスと再会した。妹ディーの結婚式で彼女に恋していたリックと同じく失恋したばかりのサフィーは出会い、一夜をともにした。その時からサフィーはリックを愛し続けてきたが…

 「華麗なる兄弟たち」の3作目、三男で脚本家リックがヒーローです。今回はショウビズにはあまり絡んでこず、前二作で謎めいてクールに思えた三男の意外な姿が。

 3作のなかでは一番好きです。一夜の恋ものやシークレットベビーものが結構好きというのが大きいと思いますが。それでも五年前に会ってはいるけど二人とも精神的にぐらぐらしていたわけだから、再会して改めて相手への愛を確認していくというのは流れが良かったんじゃないかなーと思います。もちろん序盤はヒーローがいつまで未練持ってんのもうといらつきましたけど、その後のアプローチは熱心だったので許します(笑)。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★☆☆☆☆

2007年04月09日

ハーレクイン・イマージュ  葡萄色の追憶/キャロライン・アンダーソン

葡萄色の追憶 古い屋敷の一角でティールームを営む未亡人のアニーは家主であるマイケルに初めて会う。アニーはティールームを開く前フランスで料理人として働いているとき恋に落ちたが恋人のエチエンヌは事件に巻き込まれて殺され、アニーはひとり帰国して息子を出産した。マイケルと会って不思議なつながりを感じるアニーだったが…

 補足としてはヒロインはティールームの共同経営者が亡くなった後に彼女の夫と結婚し、現在はその夫も亡くなり未亡人となりました。現在は義理の娘が二人とエチエンヌの子である息子がいます。
 あらすじを読んだ時点でエマ・ダーシーのあの作品を思い出しました。今回は冒頭からタネを明かしていますけれどね。ヒーローは熱愛型、ひたすら辛抱強くヒロインに求愛します。ホント一生懸命だからねえ、ヒロインがもごもご…(ネタバレにつき自粛)。それ以外は結構面白かったと思います。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年04月08日

ハーレクイン・イマージュ  きみに捧げる祈り/レベッカ・ウインターズ

きみに捧げる祈り かつて神父のジャロッドを愛したシドニーは実ることのない恋から教師を辞め町を離れ、イエローストーン公園のレンジャーとなった。一年以上が過ぎ、ふたたび高校教師の職を得て別の町へと移ったシドニーの前にジャロッドが現れる。彼は司祭を辞めたと彼女に告げ…

 恋してはいけない人に恋したヒロインは職を辞め町を離れ、一方のヒーローは悩み抜いたあげく司祭という職ではなくヒロインを選んで彼女を追ってきます。それが更なるヒロインの悩みの始まりで、それまで彼はすばらしい神父でありその仕事を心から愛していたことを知っていただけに、いつか彼が職を離れたことを後悔するのではないかとなかなか受け入れられません。真剣で深い深い想いに悩む主人公ってのはこの作者さんならではでしょうか。感情の揺れ動きがメインとなっています。この前の作品よりは面白かったかな、と。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★☆☆☆☆

 ところで司祭についてはWikipediaで確認。

カトリック教会において、司祭とは司教・司祭・助祭と三つある聖職位階のうちの一つ。(中略)一般には神父という敬称で呼ばれる。  --Wikipedia「司祭」より

牧師とは違い、妻帯は許されていないらしいです。

2007年04月06日

シルエット・スペシャル・エディション  再会はベッドで(色あせぬ想い)/アネット・ブロードリック

色あせぬ想い キャラウェイ・エンタープライズの施設で爆発が起こる事件が相次ぎ、陸軍に所属するクレイは海外勤務から呼び戻される。結婚前夜に婚約者のパメラにふられてから何年も帰郷を避けてきたクレイだったが、CIAや陸軍も関わる事件調査チームに参加することになる。そしてFBI捜査官となったパメラとペアを組むことに…

 「キャラウェイ・ダンディーズ」シリーズの関連作で、シリーズ3作目「旅立ちは風のように」の主人公たちの息子クレイがヒーローです。今回は一族がどっさり出てきまして、クレイとパメラ以外のもうひと組のロマンスも進行します。
 登場人物が多いので、従兄弟?兄弟?誰の子供だっけ?と時々混乱しましたが、本筋は若さゆえに結ばれなかった二人の元さやもの、事件はゆるめです。それでも主人公二人が真剣で想いが深いゆえにすれ違ってしまったり、もうひとりのヒーローが初々しかったり、結構楽しかったです。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年04月05日

シルエット・スペシャル・エディション  荒野のプレイボーイ(情熱のゆくえ)/アネット・ブロードリック

情熱のゆくえ キャラウェイ家の三人の独身男性、クリント、ケイド、マシューの守護天使たちは彼らが愛を受け入れるよう天界から干渉すべきだと考えていた。潜入捜査官のクリントはマジシャンのマネーロンダリングを調査するため同僚のガブリエルとラスベガスに向かう。彼の役割は歌手に扮したガブリエルの愛人役で…

 「キャラウェイ・ダンディーズ」シリーズの関連作、3部構成です。クリントとケイドはシリーズ1作目「追憶は波のように」の主人公たちの双子の息子で、マシューは2作目「出会いは嵐のように」の主人公たちの養子です。それぞれ愛を受け入れることができなかったり、真剣な関係を避けてきた主人公たちが天使の介入によって愛する女性と結ばれていきます。
 でもその介入がやりすぎと思える話もあって、ちょっとねえ。ほどよい加減のものもありますが。ヒーロー別の3部作になっているためひとりひとりが短いのも物足りず、あっという間に決着という気がして残念でした。「キャラウェイ・ダンディーズ」シリーズが好きな方なら読んでもいいかな、という程度でしょうか。3作目以外は一応関連してはいるものの普通の作品です。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

 ところで3作目のマシューの話は「追憶は波のように」に深く関連してくる話だったので、たまらなくなってすぐにこちらを読み直してしまいました。キャラウェイ・ダンディーズのなかでは一番のお気に入り、やはり今読んでも面白かったです。

2007年04月04日

シルエット・ディザイア  ひと月だけの永遠/スーザン・クロスビー <恋人は大富豪4>

ひと月だけの永遠 双子の妹サマーの婚約者ジョンに密かに想いを寄せていたスカーレットは二人が婚約を解消したと知って部屋を訪ね、傷心の彼と流れに任せてベッドを共にしてしまう。一ヶ月後再会した二人は、サマーが不在のひと月の間だけ付き合うことを決めるが…

 「恋人は大富豪」4作目は3作目のヒロインの姉スカーレットが3作目でふられたヒーローと付き合う話です。(前作で)どうも様子が変だと思ったらそういうことだったのねーと納得。ふとしたことから関係を持ってしまった二人はサマー(前作ヒロイン)が(コンサートツアーに同行して)不在の間だけのつもりで疑似恋愛を始めます。前半はそれなりにわくわく楽しく読んでいたのですが、後半に登場する前作ヒロインが、ちょっと前作でのイメージとズレがあって…なんかすごーくがっくり。5日刊で一番楽しみだっただけに。そう思うと主人公二人のキャラにもふつふつと不満点がわき上がって、読後はイマイチでした。

 ただ、これから主役をつとめそうな面々が出てきてそれにはかなり興味を引かれました。過去を持つ叔母、いわくありげな(バレバレ?)従兄弟などなど。今後も楽しみです。

 お気に入り度:★★☆☆☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月28日

文庫その他のロマンス  ラブ・コンチェルト/アン・メイザー

ラブ・コンチェルト 14歳のラーニは父に連れられて訪れたコーンウォールでひとりの青年ジェイクと出会い、ほのかな想いを抱く。月日は流れ、絵本作家として独り立ちを始めたラーニは、今は離婚して華やかなゴシップを振りまくソプラノ歌手の母がアメリカから連れ帰った新しい恋人のピアニストがジェイクであると知り…

 約20年ぶりに読みました。前に読んだときはいろいろな要素からそんなに好きじゃないなぁと思っていたのですが、今回読み直してこれは面白いじゃん!と。苦手に思っていたのはヒーローと彼女の母親の関係などのどろどろさ加減だったかしら。まぁ母親が強烈なのは確かです。
 全体的には昔ながらのロマンスの構成のまま長編になったものだと思います。お約束の展開もありますし。それでも(大まかなストーリーは知っているにもかかわらず)とてもドラマティックでほぼ一気に読んでしまいました。両親の思惑に翻弄されつつも、最近見かけなくなった純情可憐、それでいて芯の強いヒロインも面白い。思いこんだらどんどん行ってしまうというのは若いヒロインゆえかな。ヒーローの熱愛度がもっと高いとサイコーだったかしら。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月22日

ハーレクイン・ロマンス  花のウエディング/キャサリン・ジョージ

花のウエディング 姉夫婦の死後、姪を引き取って13年ぶりに故郷に戻ったケイトはすぐに昔の婚約者ジャックと再会する。二人が別れたあと彼はすぐに別の女性と結婚し、今は離婚して一人だった。よりを戻そうとするジャックだったが…

 ヒーローの結婚は二人が別れたあと傷心から慰めを求め(よくあること)相手が妊娠して結婚(よくあること)したもののすぐに破綻(よくあること)というわけです(子供は流産)。でもさらりと語られたそれが…後々効いてきました。ドラマチックだねえ。13年ぶりの再会ではありますが過去の傷は双方にとって非常に深く、想いを残しながらもなかなか進みません。最初はヒーローの押しが目立つのですが、後半は最初はドライに見えたヒロインの心の痛みが印象に残りました。一番最後のヒロインの告白にはちょっと涙涙が。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月21日

ハーレクイン・ロマンス  嘘と秘密とスキャンダル/キャロル・モーティマー <華麗なる兄弟たち2>

嘘と秘密とスキャンダル 俳優ザック・プリンスの密着独占インタビューをするチャンスを与えられた新聞記者のタイラーだが、彼は非協力的で普段マスコミに見せている人当たりの良さは皆無だった。彼と言い争っているとき空腹のあまり気分が悪くなったタイラーは彼の部屋で介抱され…

 「華麗なる兄弟たち」2作目、俳優で次男のザックが主人公。前作からの事情で1週間の密着インタビューを引き受けた彼と、秘密ありげな新聞記者のストーリーです。最初から惹かれ合ってはいるものの互いに明かせない秘密を持ち、言い争ってばかりの二人。視点がちょくちょく変わるせいか、登場人物が多すぎるのか、それとも秘密のせいなのか読んでいて混乱することも多かったです。ホント悩み多き二人なのよね。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★☆☆☆

2007年03月19日

シルエット・サーティシックスアワーズ  禁じられた絆/ドリーン・ロバーツ

禁じられた絆 デンバーで働いていた建築家のアン・パーカーは婚約者との破局をきっかけに故郷のグランド・スプリングスに戻った。新年を家族とスキーロッジで過ごす予定だったがナイトスキーの最中に雪崩に巻き込まれる。雪に埋もれた彼女を救い出したのはパーカー家と長年反目し続けるアービング家のブラッドだった。吹雪の中、二人きりで山小屋で過ごすことになり…

 サーティシックスアワーズ15作目(13,14は未読)です。子供の頃会ったときも家同士の因縁があってけんか腰、また故郷を離れていたヒロインはヒーローのプレイボーイっぷりを聞かされていたため山小屋に閉じこめられ最初から角突き合わせる二人なのですが、実は…というわけですよ。昔は反発、でもその心の裏は…という話には弱いのよねえ。多少ヒロインがかたくなでガンコの片鱗も見えますが、ヒーローの受け止め方や彼女の家族のガンコっぷりのほうに目がいきがちだったため、あまり気になりませんでした。うん、ヒーローの優しさや温かさ、求愛の仕方も好き。読んでいてとても楽しかったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月18日

ハーレクイン・ロマンス  王家の花嫁/ロビン・ドナルド <地中海の宝石>

王家の花嫁 亡き親友ジェンマの遺志を継いで密かに彼女の子供マイケルを育てるアビー。だがジェンマの兄でダキア公国のプリンス・カイランがアビーの前に現れる。自分の子としてマイケル育てているアビーを訴えると脅し…

 「地中海の宝石」関連作、通算で行くと4作目になるでしょうか(前の話の内容は忘れていますが…)。親友のプリンセスに子供を託されたヒロインと彼女を追ってきたプリンスの話。まあ普通に考えればヒロインの行動はちょっと…という気もしますが、メインはそこではなく以前から惹かれ合っていた二人が再会して一緒に子供を育てるために…、というところ。緊張感はまあまあ良いなと思うもののあっさり目かなあ。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月16日

ハーレクイン・ロマンス  過去はささやく/アン・メイザー

過去はささやく 教師をしながら北部で祖母と暮らすイヴ。ある日売れない女優業をしている母キャシーが男性を伴ってやってくる。キャシーはイヴが娘であることを伏せ、年齢を偽っていた。母の恋人だと思いながらも彼、ジェイクを一目見たとたんイヴは胸の高鳴りを覚え…

 アン・メイザーお得意の(?)母と娘バトルもの。今月MIRAから「ラブ・コンチェルト」が出ましたが、あれほどのエグさはないでしょう。母親の身勝手さ、ヒーローが最初からヒロインしか目に入らないところなどはいつもの通り、ヒロインに夢中になる様(多少やつれたり)が結構好きだったりします。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年03月14日

ハーレクイン・ヒストリカル  十九世紀の恋人たち/ニコラ・コーニック、ジョアンナ・メイトランド、エリザベス・ロールズ

十九世紀の恋人たち  十万ポンドの相続人であるカシーは遠縁のアンソニー・リンドハーストから縁談を持ちかけられる。相手のクインラン子爵をハウスパーティに招待したと聞かされ、財産を自由に出来る25歳になるまで結婚しないつもりでいたカシーは子爵を追い返すため木に登って急進派の垂れ幕を結んでいた。しかし、そこへやってきた紳士に魅せられ…(「女相続人に求婚を」)

 アンソニーの屋敷「リンドハースト・チェイス」で行われる身内や親しい人を招いた小規模のハウス・パーティを舞台に3つの恋の物語が描かれます。1作目はおてんば女相続人カシー(カサンドラ)、2作目は行方不明になった弟を捜しにリンドハースト・チェイスに潜り込んだエイミー、3作目は4年前に謎の失踪を遂げたアンソニーの妻ジョージーがヒロインです。物語は並行して進むのではなく順番通りに進み、3作目で完結するようになっています。あとがきでも触れていますが3人の作家が非常に綿密に打ち合わせをしているため、咬み合わない部分もなく全体がとてもスムーズ、お見事です。

 一番気に入ったのは3作目かしら。すれ違い、誤解から別れ別れとなってしまった二人がせつない。欲を言えば、2作目の○○の時点では二人は何を考えていたのかはっきり語られていないことが残念かなあ。特にヒーローの混乱っぷりを知りたかった!とにかく3作とも基本はラブラブなので読んでいても楽しかったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月12日

シルエット・ディザイア  再会がくれた苦しみ/シャーリー・ロジャーズ <華麗なる紳士たち:秘められた情事2>

再会がくれた苦しみ ヒューストンのTV局に勤務するレポーターのメリッサはロイヤルの創立百二十五周年記念式典を取材するため故郷に帰ってきた。そこには牧場主となったかつての恋人ローガンもいて、彼女がプロポーズされた直後に婚約を破棄してロイヤルを離れた理由を尋ねてくる…

 「華麗なる紳士たち:秘められた情事」の2作目。前作でオークションにかけられた地図をめぐって事件が起こります。一番興味あるのが約100年前の女無法者ジェサミン・ゴールデンの恋のゆくえ。今回もプロローグにちょこっと書いてあるだけで、ものすごく先が気になります。さて本編はというと、ヒロインに全然感情移入できなくて。ちゃんと理由は言わなきゃだめでしょう~と、そこがひっかかってヒーロー視点で見てしまうんですよね(今までこんなヒロインがいなかったわけでもないのに。)、とすると結構身勝手なヒロインに思えてしまったりして。まあ当時は子供だったといえばそうなんでしょうね。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月06日

ハーレクイン・アフロディーテ  初めての夜に/ジーニー・ロンドン

初めての夜に 三ヶ月の交際ののち初めてベッドを共にしたクリストファーとエレン。ところがクリストファーが突然プロポーズし、付き合いが短すぎると不信感を抱いたエレンは彼と別れる。三ヶ月後、ニューオーリンズ南の邸宅フェリシー・アレーで開かれるミステリー・イベントを兼ねた企業研修のオープニングに参加したエレン。ともに謎を解いていく同室のパートナーとなったのは三ヶ月ぶりに会ったクリストファーで…

 前半は頭の固いヒロインにかな~りムッとしたのと、登場人物が入れ替わり立ち替わりでせわしなくてなかなか波に乗れませんでした。けれど中盤以降は200年前の事件を探る(ロマンティックな)ミステリー、セクシーで愛情深いヒーローの押しもあって結構楽しめました。過去の出来事をひもといていくものが好きなのと、丁度リージェンシーの頃のアメリカというのも興味をそそられまして。謎の探索部分は何回か読み直さないと頭に入っていかなかったりしましたけど、面白かったです。
 どうやら同じ著者の「ヴィーナスの化身」のスピンオフらしいのです。読んだことがないので以下は推測ですが、「ヴィーナス-」でヒロインだったレノンや彼女の大おばも再登場します。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★★☆

2007年03月05日

ハーレクイン・アフロディーテ  涙の相続人/ジェイン・A・クレンツ

涙の相続人 フレーミングラック・エンタープライズ社で社長補佐となって二ヶ月、気性の激しい社長のカイルをうまく操り社の改革を進めてきたレベッカ。しかし会社が催したパーティで、彼女が社長の操縦に長けているのはふたりがベッドを共にしているからだという噂をカイル本人から聞きショックを受ける。レベッカはずっとカイルに想いを寄せていたのだ。その夜カイルから誘われたレベッカは…

 かなり懐かしいテンプテーション風味の作品です。まあ、タイトルの「涙の-」ってのはクレンツの作品として(クレンツのヒロインを考えると)ちょっとどうかなあと思います。
 ある目的を持ってヒロインに近づいたヒーローですが、冒頭時点で既にヒロインに夢中になりヒロインもまたヒーローを想うようになっています。周囲の人間からはドラゴンと怖れられている彼もヒロインにかかると形無し、当初の思惑が露見してうろたえるヒーローがかわいい。そして強く包み込むようなヒロインの愛情もいいなあ。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月03日

シルエット・ディザイア  愛の旋律/アンナ・デパロー <恋人は大富豪3>

愛の旋律 EPHの雑誌『バズ』で原稿整理係をするサマーは記者へ昇進するためロックスター・ジークのインタビューをものにしようと彼のコンサートにやってきた。バックステージへ行こうとして失敗したサマーは、翌日双子の姉スカーレットのアドバイスで普段とは違うグルーピーのような格好をしてコンサートへ行く。首尾よく楽屋へ潜り込みジークに会ったサマーはたちまち彼に魅せられ、記者だと告げぬままホテルへついて行き…

 「恋人は大富豪」3作目は芸能誌『バズ』に携わるサマーがヒロイン。『バズ』の編集主任シェーンはサマーの叔父、姉のスカーレットは『カリスマ』誌の編集者です。
 エリオット家の一員として優等生的なふるまいをし人生設計もきっちり決め、しかも申し分のない男性と婚約中のヒロインが、ひとりの男性のとりこになり徐々に自分らしさをも見つけていくストーリーでしょうか。ヒーローは表紙を見たとき「え゛っ」と思ったのだけど、作中では優しく甘くセクシーで“悪のロックスター”にしてはノーマルで気に入りました。ある意味運命的な出会いといい、若干高いメロメロ度といい、いいよいいよ~。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

2007年03月01日

ハーレクイン・ロマンス  残酷な片思い/アマンダ・ブラウニング

残酷な片思い メディア界の大物である父に脅迫状が届き、そこには娘のシェルビーに対する脅しもあったため、彼はグレイにボディガードを依頼する。シェルビーはグレイに長い間想いを寄せていたが、二人の間が近づいたと思ったときに彼を憎む出来事があり、以来、愛は変わらなかったが顔を合わせれば口げんかが絶えない。グレイは護衛のためシェルビーのアパートメントに同居することに…

 この作家さんの本を読むのは本当に本当に久しぶり。(日記を検索してみたら2002年に読み終えずじまいだった本から全く手を付けていないらしい。)というのも、割とイケる作品もあるかわりに何でこんなものを読ませるんだーというタイプの作品もあるからなんですよね。で、今回はかなり好み ハート で思いきって読んで良かったな~と嬉しくなりました。過去にアプローチを拒絶されていても想いは変わらぬヒロインと、彼女を挑発したり誘惑するようなそぶりを見せはするもののあくまでもボディガードとして振る舞うヒーロー。そんなふたりがセクシーな火花を散らしていまして、本心を隠したままの焦れったさ加減がなかなかいいんです。ただ後半のあの展開はいくらHQでもちょっと唐突ご都合主義的じゃないかなあと思うんですが。まあラストの告白シーンも良かったのでいっか。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年02月21日

ハーレクイン・ロマンス  燃えさかる運命/キム・ローレンス

燃えさかる運命 妹を弄んだ男に復讐するため大聖堂で行われる彼の結婚式に忍び込んだベッカ。タイミングを計りいざ声を上げようとしたとき、ベッカの肩に手が置かれる。そこにはこれまで見た中で最もハンサムな男性がいて、大聖堂から連れ出されたベッカは彼に妹の件を打ち明けてしまう…

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 ヒロインに一目惚れしてしまったメロメロヒーローがヒロインに振り回されてしまう話…かしら。ヒーローの本心が分かっているのである意味安心して読め(ある意味ハラハラ感に乏しく)、むしろヒーローと一緒になってヒロイン大いに気を揉まされた感じもありました。昔のモーティマーの過保護ヒーローに通ずるものがあるというか。楽しく気軽に読める1冊でした。

2007年02月16日

ハーレクイン・ロマンス  罪な伯爵/サラ・クレイヴン

罪な伯爵 広告代理店に勤めるローラは知人のパオロに頼まれ彼の恋人としてイタリアにある彼の母親ルクレツィアの別荘に滞在することになった。一方息子を許嫁と結婚させたいルクレツィアは甥のアレッシモに、ローラとパオロをアレッシモの家に泊め、ローラを誘惑してパオロに見せつけるよう脅し…

 毎回言っているような気がしますが、昔ながらのパターンとテイストに最近ものっぽいヒーローの心情部分もありの作品です。誘惑を仕掛ける側とそれに抗わなければならない側、前半は惹かれ合う二人のキリキリとした緊張感があり、後半はうぶだけど一生懸命なヒロインとそれに真剣に向き合うヒーローが甘くてかなりいい感じ。この辺は読み返して余韻にどっぷり浸りました、うひひ ハート×2

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

 悪役の要素とかよくあるのですが、逆に変な読者への裏切りもなく安心して読める1冊です。最近のRはホットすぎてちょっと…という方にもおすすめ。

2007年02月06日

ハーレクイン・イマージュ  愛に戸惑うとき/レベッカ・ウインターズ

愛に戸惑うとき ジリーは夫を亡くした後イエローストーン国立公園のレンジャーとして働いている。数多のデートの誘いにも応じず氷のプリンセスと渾名されていたが、ある日ガソリンスタンドで見かけた男性に心惹かれる。それが新しいレンジャーで隣人となるアレックスだったが、彼がひと夏の間預かっている少年のことで二人の間に誤解が生じ…

 ストーリーは主人公二人とヒーローと暮らす少年ジャマルの三人が中心となって進みます。夫亡き後は男性を寄せ付けなかったのにあっという間にヒーローに惹かれてしまうヒロインのとまどい、自らの過去ゆえにジャマルの力になりたいと心を砕くヒーローの悩みを丁寧に描いています。が、後半どうもヒロインに同調できなかったんですよねえ。いきなりそれって、何かちょっと…。こういう行動を取ろうとするヒロインて決して珍しくないはずなのに唐突においてきぼり感、何故か冷めてしまって。

 お気に入り度:★★☆☆☆ ホット度:★☆☆☆☆

2007年01月30日

ハーレクイン・ロマンス  復讐という名の愛/メラニー・ミルバーン

 かつて清掃係の息子だったケインが十年ぶりにマーサー家に現れる。彼はマーサー家の娘ブライオニーにマーサー家の財産全てを自分が所有していると告げ、彼との結婚に同意しなければ彼女の両親が刑務所行きになると脅した…

 設定からして良くあるパターン、すごくベタなんですけど、ああもうこういうのが読みたかったんですよ!ときに冷たく復讐心を燃やしつつも熱く甘いヒーロー。ときに高慢な態度を見せるお嬢様ヒロインも、実は初々しかったり、友人に「彼が留守で寂しいでしょう」と指摘されてからそれが本当だと気づくあたりとか、うぶでかわいい面もあったりして。ヒーローの傷をめぐるエピソードもめちゃめちゃツボ。ヒロインとの小さな想い出を大切にして生きていくヒーローってたまらないわ。後半は割とホットになりますがそれもまたよし。久々にすごく嬉しくなり余韻に浸っています。

 お気に入り度:★★★★☆(4.5) ホット度:★★★★☆

2007年01月28日

ハーレクイン・ロマンス  シークの囚われ人/エマ・ダーシー

 姉に会いに行くため乗組員としてヨットに乗ったエミリーは所有者が麻薬密売人であると知り、港に停泊している間に逃げ出した。しかしそこは私有地でエミリーはシークに囚われてしまう…

 主な舞台はアフリカ東海岸タンザニア沖のザンジバル島。紅海のリゾートで働いていたヒロインがジンバブエ在住の姉と落ち合うためザンジバルのストーン・タウンに向かいトラブルに見舞われます。ヒーローのシークは尊大で誇り高く傲慢だけどヒロインの苛立ちや焦りに行動で応えなかなか魅力的でよかったです。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年01月27日

ハーレクイン・ロマンス  過ちの代償/キャロル・モーティマー

 双子の妹ローラと探偵小説を執筆しているレオニーはローラの恋人ハルの父親でホテルチェーンを経営するホークの訪問を受ける。ホークはローラが財産目当てで年下のハルを誘惑したと非難し結婚するには早すぎると告げたが、レオニーに魅せられその夜再び彼女の家を訪れると…

 1987年の作品、長編でN程度のページ数があります。裏表紙には「愛を信じない人に~」とあるのですが、それはヒロイン、ヒーローのどちらでしょう?ヒロインはつらい過去も含め幾重にも秘密のベールに覆われていて、謎めいて感じます。それに比べるとヒーローは結構分かりやすいんですよ。だからヒーローに自分を預けることが出来ないヒロインのほうを指しているのかなと思いましたが…。ただ、今回は脇の登場人物が多くて(本筋に絡む人も絡まない人もいて)、誰がどんな問題を抱えてるんだっけ?と、ストーリーがごちゃっとした印象を受けました。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2007年01月25日

ハーレクイン・ロマンス  終わらない誘惑/マーガレット・メイヨー

 カースティとルーチョは恋人同士だったが彼は仕事で成功することのみを求め、二人は別れた。別れた後に妊娠に気づいたカースティは彼に何も告げずに16年が過ぎたが、娘ベッキーの願いでカースティはルーチョに連絡を取る。ルーチョは娘と良く知り合うためにスペインで過ごすことを提案し…

 将来に対する意見の食い違いから別れ、妊娠を告げたとしても彼は歓迎しない、あるいは責任を取ると言い出したとしても彼女を責めるだろうという予想から、ヒロインは16年の長い期間事実を隠しています。これは難しいねー。結婚なんて眼中になかったヒーローだからたとえ知らせたとしてもヒロインの予想が当たっただろう感じもするし、かといって父娘を引き離してしまったのはあれだし。そんな主人公二人のぶつかり合いを経て互いへの思いを強く+再確認していくストーリーでした。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年01月22日

ハーレクイン・ロマンス  カンヌで恋して/キャスリン・ロス

 死んだと聞かされていた父親をTVで見たリビー。彼がアメリカの俳優であると知り二重の驚きとなったリビーが連絡を取ろうとカンヌへ行く手配をすると、父のエージェントのマークからメールで食事に誘われる。そしてリビーを空港でマークが待ち受けていて…

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 いわゆる誤解ものの部類に入りますでしょうか。有名俳優となった父親に近づきお金を要求する娘と思っているヒーローと思われているヒロイン。ただしヒーローも激しく責めたりすることはなく、あくまでもマイルドなヒーローです。

2007年01月21日

ハーレクイン・ロマンス  妻を買った億万長者/シャロン・ケンドリック

妻を買った億万長者 別居中の夫アレクシスに離婚を求める電話をかけたビクトリア。結婚生活にけりを付けるためばかりでなく慰謝料も必要としていたからだった。ビクトリアが不実を働いたと思っているアレクシスは彼女にアテネに来るよう言い渡す…

 冒頭はヒーローが愛人といちゃつくシーンから始まり、うーん…これにはかなり引きました。7年間別居していたとはいえそれをどう受け入れていくかってことが問題。私はこのインパクトから逃れるのはちょっと難しくて。ただヒーローにとって意味のある女性(いわゆる大切な女性)じゃなくあくまでも愛人であるというのは、作者が彼女に名前すら付けていないことで示しているのだと思います。
 ストーリー自体は緊張あるセクシーな雰囲気で、傲慢且つ尊大なギリシャ系ヒーローもかなり必死になります(でも前述のあれからするとこれじゃまだなまぬるいー)。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2007年01月18日

ハーレクイン・ロマンス  罪深い喜び/ペニー・ジョーダン <華麗なる日々3>

罪深い喜び ルーシーは長い間管財人のマーカスに想いを寄せていたが、気持ちをぶつけることが出来ずに他の男と結婚し、その結婚も破綻した。別れた夫のせいで倒産寸前となったプレタ・パーティを建て直すため、ルーシーは今、共同経営者となりうる投資家を探している。大伯母のパーティに出席したルーシーは帰り道マーカスにキスされ…

 イベント企画会社プレタ・パーティを中心とした3部作の最終話。前2作のヒロインたちが結婚によってプレタ・パーティを去り、社長のルーシーは経営難に陥った会社を救おうとします。

 ヒロインの相手がマーカスと分かり、ヒーローはヒロインを(ヒロインの結婚期間中)どう思っていたのか?好きだったの?何とも思っていなかったの?が一番興味のあるところでした。まぁヒーローがこんな感じではヒロインが間違った方向へ突き進んでしまったのも無理ないかも。行き過ぎではあるけど。ヒーローはクールというか冷たいんですよね、最初は。ヒロインのほうは最初からヒーローに首ったけな分、前夫との間の傷が浅く深刻なムードにはならなかったのは読んでいて楽でした(これは好みによりますね。傷ついた心を修復するロマンスが好きな方もいらっしゃるでしょう)。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★★☆

2007年01月17日

ハーレクイン・シリーズ  クリスマスに見た夢は…/ペニー・ジョーダン(クリスマス・ストーリー2006)

灼熱の予感 結婚を考えているヘンリーの実家へクリスマスに招待されたリサは相応しい服をブランドものを扱うリサイクルショップで揃える。ところが帰宅した彼女をオリヴァーと名乗る男性が訪れ…。

 「クリスマス・ストーリー2006灼熱の予感」の1編。今年は1冊に2作ずつ収録され、この作品も通常のRより長めです。ペニーの新刊を待てなくて少々季節はずれになるのにも構わず読みました。

 怒りまくって登場したヒーローですが中盤からは甘甘に変身。初めは優しく思いやりを持って、後は激しく+辛抱強く、ヒロインに接します。そのへんじっくり読めるのも良かったところ。好みで言えばもっと押しが強くてもよかったかな。ヒロインは感情ではなく理性で婚約者を選びましたが、伝統的なクリスマスに憧れを持つ少女のような面もあります。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年01月12日

シルエット・ディザイア  遠い恋人/ジョーン・ホール

遠い恋人 親友マギーの結婚付添人を頼まれたハンナはサウスダコタへやってきた。マギーからベストマンを務める新郎の弟ジャスティンについて警告を受ける。意味が分からなかったハンナだがジャスティンに会ったとたんセクシーな魅力に衝撃を受ける。そしてジャスティンも誘惑するそぶりを見せ…

 「今宵も愛の物語を」「ボスは誠実?」のヒーローの弟が主人公となる関連作です。「ボスは誠実?」で結ばれた二人の結婚式が舞台となります。…とは言え、「ボス-」はたぶん読んでないと思うんですけど。

 フェロモンむんむんで束の間の恋を楽しもうとするヒーローと過去の恋の傷から慎重なヒロイン。ストーリーはあってないようなもの。ヒーローとヒロインの誘惑の攻防が続きます。と言ってもヒロインの守りよりヒーローの攻めばかりが目立つので読み応えが欲しかったかも。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年01月09日

シルエット・ディザイア  罪深い契約/アンナ・デパロー

罪深い契約 :Amazon 肉体的な問題から子供を持ちたいなら早めに妊娠する必要があるリズは、精子バンクに登録することを考えていると親友のアリソンに話す。しかしそれを聞いたアリソンの兄クエンティンは自分と結婚を前提にデートを始めようとリズを誘い…

 「あなたに守られて」の少し前のお話でヒーローはアリソン(アリスン)の長兄クエンティン、ヒロインは親友です。ヒロインがティーンエイジャーのときに二人の間に火がついたけれどそれは燃えることなくくすぶったまま数年…というのは「あなたに守られて」と一緒。偶然ですがヒロインが妊娠を焦る理由は先日読んだばかりの「別れの理由」と同じです。

 やはり今回も面白かったけれど読むのに時間がかかったのです。主人公二人のキャラも好きで、邪魔が入ってヒーローが悶々とするところとか良いのだけど、早くはっきりしてくれ!と思ったかも。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年01月05日

シルエット・ディザイア  あなたに守られて/アンナ・デパロー

あなたに守られて 検事のアリスンは担当訴訟を外れるよう脅迫を受けていた。ある日兄の友人で現在は警部会社を経営するかつて憧れていたコナーがアリスンの家を訪れ、ボディガードとして同居すると言い出す…

 前作「罪深い契約」の続編となるアンナ・デパローの2作目です。読むのに時間がかかったのですけど割と面白かったです。キャラがなかなか良いのかな。ボディガードものと言うより昔ほのかな想いを寄せていた人と一触即発バシバシ火花を散らし合う(もちろんセクシーな意味も含め)お話です。性的に惹かれ合っているのはすぐわかるのだけどじゃあ感情面はというと、ヒーローがそこに気づいたときがよかったなぁ、うんうん。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年01月03日

シルエット・ディザイア  別れの理由/リアン・バンクス <恋人は大富豪1>

別れの理由 『ホームスタイル』誌の編集長エリカの元へギャノンが『パルス』誌への昇進の話を持ってくる。『パルス』で働いてた頃ひそかにギャレスとつきあっていたエリカだったが、二人の関係が噂になりそうになるとギャノンは別れを告げ、エリカは『パルス』を離れたのだ。部数を伸ばすためどうしてもエリカが必要となったギャノンに、彼女は復帰の条件として「赤ちゃんが欲しい」と告げ…

 「恋人は大富豪」1作目です。ニューヨークの出版帝国「エリオット・パブリケーション・ホールディングス(EPH)」の総帥パトリックが引退を決め、後継者には最も部数を伸ばした雑誌の編集主任を指名すると発表するところからシリーズが始まります。パトリックの子供や孫たちはEPHの様々な雑誌に関わり彼らがシリーズの主人公になります。

 今回のヒーローは父親が率いる雑誌『パルス』で働くパトリックの孫です。『パルス』を、ひいては父親を勝たせるためにエリカを呼び戻そうとし、クールで優しくてかっこいいのですけど、ちょっとひどい、ずるいところもあります。ヒロインは子供を欲しがっている女性。大人で有能な編集者だけどマシュマロ入りココアが好きとかかわいらしさも(作者が)見せています。別れた二人が主人公となるとギスギス&怒りの爆発が定番と思うのはRに毒されすぎかもしれませんが、今回の二人は穏和に別れたせいか両方ともカリカリしたところがなくて(想いは残しているのですけどね)、どことなく洒落ていて読んでいてとても楽しかったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年12月22日

ハーレクイン・ヒストリカル  サタンの花嫁/アン・ヘリス

サタンの花嫁 :Amazon 1660年。アネリスは両親亡き後清教徒の叔父夫婦の元で暮らしていた。ある日叔父はサタンと呼ぶ何者かを怖れ発作を起こし、突然彼女の縁談を整えようとする。悩んだアネリスが隣人の元に滞在しているジャスティンに打ち明けると、数日後アネリスの後見人の代理だというレディが訪れ彼女をロンドンへ…

 ヒストリカルとしてはあまり馴染みのない17世紀王政復古後の時代を舞台にしたものです。結構興味深くはありますが、私の理解は「三銃士で言えば第3部だな」という程度なので推して知るべし。まぁそれほど深い知識はなくても充分楽しめたと思います。それはさておき惹かれ合っているのに障害(主に互いの心の中)があってなかなか進まないのだから、クライマックス(いわゆる告白とその後)はもーっと盛り上げてラブラブだと嬉しかったかなあ。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年12月19日

シルエット・サーティシックスアワーズ  過去なき恋人/マリリン・パパーノ

過去なき恋人 コンピュータープログラマーとして図書館と警察署に勤めるジュリエットは10か月前の嵐の日に記憶を失ってグランドスプリングスに現れたマーティンに、自分の身元を調べるための手伝いをして欲しいと頼まれる。ジュリエットは孤独なマーティンに惹かれていき、マーティンもまた…

 今までの感じでは穏やかで人畜無害ぽい印象を持っていた謎のマーティンですが、冒頭から意外な過去を匂わせています。彼の正体は今までにもヒントがありましたね。記憶を失くし自分が何者かわからないヒーローの苛立ち、苦しみがとても丁寧に描かれています。そして彼によって自分の殻を破る(と言うと大げさですが)ヒロインもなかなか良かったです。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 このサーティシックスアワーズ12作目ではシリーズの謎が解決、シリーズとしては完結です。ただし一応来月もまだスピンが続きます。つか12作で終わりだと思っていたんですが。そういえばスポットライトでも関連作出ましたしね。

2006年12月18日

ハーレクイン・ロマンス  砂漠に落ちた涙/ルーシー・モンロー

 司書のキャサリンは思春期のコンプレックスが尾を引き引っ込み思案で男性とつきあったこともない。ある日ジャワールの王子ハキムが図書館を訪れて彼女に声をかけ、夜には趣味の集会にも現れる。二人はデートを重ね、ハキムはキャサリンにプロポーズする…

 ある理由からヒロインに近づいたヒーロー(理由は冒頭でわかります。復讐ではありません)ではありますが、たちまちメロメロヒーローに変貌。多少傲慢なところもあれど、とにかく甘い甘い、ヒロインにも優しく接します。真相を知ったヒロインの怒りもごもっとも、でもキレて酷い言葉を発したりせず思いやりあるヒロインでした。こういう甘甘なストーリーも好き。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年12月15日

ハーレクイン・ロマンス  伯爵夫人の条件/ペニー・ジョーダン <華麗なる日々2>

伯爵夫人の条件 親友の夫で昔の恋人ニックに言い寄られて困っていたジュリアに遠縁のサイラスは他に恋人がいることを見せつければいいと言い、その役目に自ら立候補する。サイラスには彼なりの思惑があったのだが…

 それがヒーローが昔からヒロインに想いを寄せていたため…というものが私のツボなのですが、今回はちょっと違いました。けれども明るく行動的なヒロインといいクールなヒーローといい、私的ツボは外しているものの、大人同士が恋に落ちていく課程がとても面白かったです。
 次回「華麗なる日々」3作目のヒロインにも少し進展があり…でもやっぱり引きずるんだろうなぁと色々今から楽しみです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  蝶になるとき/ダイアナ・ハミルトン

蝶になるとき 牧師の娘マーシーは広告代理店を経営するアンドレアの家政婦になる。地味な服を着、彼に朝食を勧め、彼と徐々に親しくなるマーシー。ある日アンドレアからCMモデルになって欲しいと頼まれ有頂天になったが、彼女にふられたのはあか抜けない醜い女性の役割で…

 純朴で明るく少々おせっかいなヒロインと魅力的だけど超がつくほど身勝手な(特に前半)ヒーローの話です。後半になるとしょうもないけど憎めないってかんじにはなりますが、ここまで踏みつけにされたらキレませんか。そうしないところが彼女の良さなのかな、優しく包容力のあるヒロインです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年12月13日

文庫その他のロマンス  黒衣の騎士との夜に/アマンダ・クイック

黒衣の騎士との夜に 両親を失い弟と共に叔父の元に身を寄せているアリス。ある日”非情なヒュー"と呼ばれる黒衣の騎士が訪れ、アリスの持つ緑色の石を渡すよう言うが、石は既に盗まれ彼女の元にはなかった。盗人に心当たりのあるアリスはヒューに石を探す手伝いを申し出ると共に条件をつける…

 中世を舞台にしたヒストリカルで、ヒロインは石や虫などの自然科学を研究する女性。彼女の望みは研究を続けることと弟が身を立てる術を見つけることです。

 今回も面白かったです。中世が舞台ってことから血で血を洗う展開を心配しましたけど、そのへんはゆるめで私好み。非情とまで渾名されるヒーローがヒロインに振り回される様にはにやり。気丈でしっかり者のヒロインや互いの心を思いやる優しさもいいです。楽しく読めました。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年12月12日

ハーレクイン・ヒストリカル  新天地の花嫁/ヘレン・ディクソン <リージェンシー・ブライド6>

新天地の花嫁 クラリッサは戦争で兄と婚約者を失った。長男を亡くし失意の父ハリーはギャンブルに明け暮れ財産の殆どを失う。クラリッサは弟に屋敷を受け継がせるため、心を亡き婚約者に残したままアメリカから来た農園主のクリストファーとの結婚を承諾する…

 「リージェンシー・ブライド」最終話は少し趣向を変えて摂政時代のアメリカの話になります。半島戦争等の欧州でのナポレオンとの戦いが背景になることが多いリージェンシーものですけど、この時代はアメリカとの間も穏やかでなかったのですね…と復習。

 女主人役を求めクラリッサを見初めたヒーローと死んだ婚約者を忘れられないヒロインなのですが、前半から波乱含み。後半はまた一気に湿度が上がってアメリカ南部が舞台になり、いつものリージェンシーものを期待していると展開はアメリカものっぽいドラマチックなものになっていきます。西部じゃないけどアメリカ西部ものをイメージしていただけるとわかりやすいかも。ヒロインがしっかり者なので(特に後半)サクサク読めた感じがします。ストーリーは面白かったけど、個人的にはラブラブ度がもっとあっても良かったかなぁというのと、あの人はちょっと気の毒に思いました。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年12月08日

シルエット・ディザイア  ボスは独身主義/アネット・ブロードリック

ボスは独身主義 ジョディが秘書を務める警備会社社長のディーンは女性に不自由したことはなかったが、ガールフレンドに初めてふられ、彼女を誘う予定だったハワイでの休暇に秘書のジョディを誘う。出張と言われて断れなくなったジョディはディーンと共にハワイへ…

 ボスと秘書もの、舞台はハワイがメインです。ヒーローは典型的な「ボス」で、これまでは秘書に関心がありません。ヒロイン側は今回は秘めた片思いみたいなのはなく、ヒーローの女性関係の何もかもを知っている分、彼を信用しません。そりゃそうだ。やり手ボスの筈のヒーローがヒロインのこととなると不器用でかわいかったな。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年12月06日

ハーレクイン・イマージュ  運命のイヴ/ジェシカ・ハート

運命のイヴ 母親にせっつかれクリスマスは実家で過ごすことになったソフィー。気が進まない理由は今は妹の夫となった元婚約者の存在だった。幼なじみで親友のブラムに相談しているうちに彼は自分と結婚すればいいと言い出し…

 長年友情しか感じていなかった二人が突然結婚を意識しだして…という幼なじみもののお話です。ヒーローが結婚を言い出したときはまだ友情+手近にいるから程度でしたが、徐々に異性としての魅力、かけがえのない人として相手を見始めます。季節もピッタリの、あったかほのぼの展開が良かったわ~。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★☆☆☆☆

2006年12月02日

シルエット・サーティシックスアワーズ  名だけの永遠/ポーラ・デトマー・リグズ

名だけの永遠 グランド・スプリングスを嵐が襲った夜、カレンとキャシディ夫婦の愛娘ビッキーが洞窟に閉じこめられる事故が起きた。救出作業の末ビッキーは無事助け出されたが、カレンと彼女に仕事を辞めて欲しいキャシディとの間に亀裂が走り、以来九ヶ月二人の関係は悪化していった…

 サーティシックスアワーズ11話目は、1話でもその事故が語られた研修医カレンと牧場主キャシディ夫婦の物語です。

 他の話にも時々顔を見せていた様子からは、もうこの二人はだめなんじゃないかな~と思っていたので主役の話があってちょっと驚き。二人の意見の相違は事故の時に表面に出てきたけれどそれ以前にもずーっと積もっていったもの。傷つけあい一度は別れへと向かってしまったふたりが、互いへの愛を頼りに関係修復していく過程をじっくり描いています。読んだ人によって違うと思いますが、私は今回はちょっとヒーローに肩入れしちゃったかなぁ。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年11月30日

シルエット・ディザイア  明日なき結婚/モーリーン・チャイルド <富豪一族:知られざる相続人7>

明日なき結婚 海兵隊員のサムは事故死した友人夫妻の九ヶ月になる双子を引き取ることになった。ベビー用品を揃えようとスーパーで右往左往しているところを昔の恋人ミシェルに声をかけられ事情を話すと、彼女はサムを手伝ってくれるという…

 「富豪一族:失われた相続人」最終話、毒殺未遂事件の真相も明らかになります。最後の相続人は海兵隊に所属するサム。

 赤ちゃんものにして元恋人ものです。かつてサムはミシェルにプロポーズしたけれど彼女はある理由からそれを断ります。10年後に再会した二人は焼けぼっくいに火が…という話。ヒーローはいいんですよ、一生懸命だしかわいいし。でもヒロインがねえ、自分からプロポーズを断ってそれは違うだろう~!何故ヒーローを責める??と思うことしばしばあり。どこか読み飛ばしましたでしょうか、納得できなかったですね。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

 2話3話の主人公たちに関連したエピソードもありましたが、これはどちらかが主人公のときに持ってきたほうがいい話じゃないかなと思いました。二人とも他のことで手一杯だったけど、重要ポイントですし、最後に持ってこられても気分が盛り上がらない…。残念ながら「失われた相続人」はシリーズとしてのまとまりやバランス、構成がイマイチに感じられました。

2006年11月27日

ハーレクイン・スポットライト  富豪一族への招待/バーバラ・ボズウェル、ジェニファー・グリーン、ジャッキー・メリット <富豪一族:知られざる相続人6>

富豪一族への招待 「富豪一族:知られざる相続人」シリーズの番外編、ライアン・フォーチュンを様々な状況で救った人たちが彼からクリスマスのプレゼントを受け取ります。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

・シークと魔法の指輪/バーバラ・ボズウェル
 エズミはイマルコのシーク・ニコと婚約していたが政情不安から一方的に別れを告げられた。一年後、ライアン・フォーチュンから真実の愛を成就させる指輪を贈られたニコ。ライアンはエズミを誘うようニコに勧めるが…

 別れた恋人もの、しかも別れている間にヒロインは純潔を失い…というお話です。そんな設定になったのには作者の意図がある大事な要素なわけで、出来ればそうではないほうがいいのだけど、最後まで読むとあまり気にならなかったかなあ。でもヒーローの○○については、それってちょっとライアンて…と。だって知られざる相続人て☆☆なシリーズなわけじゃないですか、ねえ。

・今宵はプリンセス/ジェニファー・グリーン
 事故にあったライアン・フォーチュンを偶然救ったジェサミンとセバスチャンはフォーチュン家のクリスマスパーティでそれぞれ家の鍵を渡される。家の中にプレゼントがあると思ったジェサミンだったが二人に贈られたのは豪邸そのものだった…

 まるで正反対に見える二人が偶然出会い、運命の手によって引き寄せられ、知らぬ間に惹かれ合い、意外にも共通点を発見して…というお話です。あまり期待していなかったのだけど面白かったです。

・プレイボーイの愛し方/ジャッキー・メリット
 医師のマギーはライアン・フォーチュンから二百万ドルの小切手を贈られた。難病を患う妹を持つマギーは治療法を探す研究所を作る計画を立てるが、研究所にはその分野の第一人者ドクター・エリオットを招聘したい。かつて医学実習生として同じ病院に勤務していたエリオットの注意をひくためドレスアップしたマギーは…

 ちょっとお堅いヒロインとプレイボーイヒーローの再会もの。ヒロインの女心がいいのよ。ヒーローもある意味お約束的反応を見せて楽しいです。3作の中では一番短かったけれどわかりやすくて好きです。

2006年11月25日

シルエット・ラブストリーム  捨てられた天使/ルース・ランガン <サリバン家の女神たち3>

捨てられた天使 セレストが経営するニューイングランドの古いホテル〈オールド・リバティ・タバーン〉に元恋人ドリューがやってくる。同じサリバン・グループにいたドリューは一年前セレストと別れライバル社の幹部となり〈オールド・リバティ・タバーン〉買収のための視察に来たのだった。未だ想いを残したままの二人は…

 「サリバン家の女神たち」最終話、三女のセレストがヒロインです。長女のアレックスが運営していた〈スナッグ・ハーバー・ロッジ〉は居心地のいい隠れ家という意味だそうですが、姉妹は三人とも種類は違えど居心地のいい場所を作ることを生業としているようです。

 今回は再会ものなのですが一応は穏やかに別れたらしく、いきなり喧嘩が始まるとかとげとげしさもなくかといって無視しあうような冷たい間柄でもない、二人とも大人同士の対応です。それでも相手を放っておけない…と。Rを読み慣れているとこう言うのは珍しく感じますね。ヒロインは忙しくも生き生きと働いていて好感。3作の中ではこれが一番面白かったです。(たぶん一番分かり易い)

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年11月24日

シルエット・ラブストリーム  さすらいの貴公子/ルース・ランガン <サリバン家の女神たち2>

さすらいの貴公子 リズベスが営む小さな町のB&Bに近所の家の改築工事のために町を訪れた建築家コリンが滞在することになる。シーズン前で他に滞在客もなく共に過ごすことが多い二人は徐々に惹かれ合っていくが…

 「サリバン家の女神たち」2作目、次女のリズベスがヒロインです。

 同じB&Bを営むヒロインと言うことで作家は違いますが「心やすらぐ緑の宿」を思い出しました。料理が好きで(食事シーン多いです!)花に語りかけ庭仕事に精を出し住民全てが顔見知りのゆったりした町で根を下ろした暮らしを好むヒロインと世界各地を旅して暮らすヒーローという対照的な組み合わせ。臆病になるヒロインをゆっくりゆっくりやさしくかき口説くヒーローです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年11月19日

ハーレクイン・ロマンス  麗しきレッスン/サンドラ・マートン <ラミレス家の花嫁3>

麗しきレッスン NYに暮らすジェイクの元へ実父の弁護士からの手紙が来る。そこには遺産受け取りと異母兄弟に会うための条件が書かれていて…。リオデジャネイロの学校に8年間閉じこめられていたカタリーナは学校を出て両親の遺産を継ぐ21歳の誕生日を心待ちにしていた。しかし後見人の大叔父が亡くなり、遺産を受け取るには新しい後見人の選んだブラジル人と2か月以内に結婚しなければならないとわかり…

 「ラミレス家の花嫁」最終話です。いよいよ三兄弟に出会いの日が…?

 長い間学校に縛られ今また無茶な遺言に縛られるヒロインは自由を欲してヒーローに対しても反抗します。でも気概があり一方でうぶでもあり(8年も学校の外に出られなかったわけですから)、ヒーローじゃなくても魅力を感じますって。自由に暮らしてきたヒーローが翻弄される様は楽しい♪面白かったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年11月18日

ハーレクイン・ロマンス  二百年の恋/フィオナ・フッド・スチュアート

二百年の恋 音信不通だった祖母を二十年ぶりに訪ねたナターシャ。和解をした夜祖母は亡くなりナターシャには地所が残される。隣人の男爵ラウルと出会い親しくなっていくが、ある日男爵家の歴史が書かれた本に二百年前に生存したナターシャと全く同じ名の祖先を見つけて…

 前2作ではティーンエイジャーヒロインでしたが今回は仕事も持つ大人のヒロインです。でもやっぱりヒーローが気になりますね、色んな意味で。やきもち焼きだし、彼女に夢中なのに絶対に認めようとしないし、ヒロインに怒ってばかりなのに会いに行かずにはいられなかったり、おバカというかここまで来ると笑ってしまう…。でもかわいいと言いますか嫌いじゃないですね。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年11月17日

ハーレクイン・ロマンス  情熱を捧げた夜/ケイト・ウォーカー

情熱を捧げた夜 父親の金銭トラブルからギリシャの億万長者と結婚し跡継ぎをもうけることを決意したスカイは、その返事をする前夜、最後の自由を味わおうと出かけたバーで酔っぱらいに絡まれたところを救ってくれたアントンと出会う。たちまち惹かれ合った二人は一夜を過ごすが、彼が結婚相手の息子だとはスカイはまだ知らず…

 すごいどろどろもの期待半分でしたが(アン・メイザーだったらなったような)、どちらかと言えばどうしようもなく惹かれ合う主人公二人の苦悩と迷いの綱引きという感じでした。ただ二人以外の登場人物に割かれたページが少ないためラストはちょっと都合よすぎに見えましたね。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★★☆

2006年11月16日

ハーレクイン・ロマンス  愛されぬ妻/トリッシュ・モーリ <復讐の波紋2>

愛されぬ妻 夜中に突然訪ねてきたパオロにエレーヌは別れを予感した。二人は十二年前エレーヌの政略結婚を阻むために便宜結婚し、婚約者だったハリドが結婚したら結婚を解消する約束をしていた。ずっとパオロに想いを寄せてきたエレーヌは涙を堪えて離婚の書類にサインをするが、ハリドが結婚したのがパオロの恋人だったと知り…

 「復讐の波紋」2作目です。上↑のあらすじの時点で微妙に1作目のネタバレ感があるでしょうか。

 前作と考え合わせるとヒーローの行動(女性関係)にも何かこうスッキリしない感じがするんですが(具体的に書くのは控えます)。その点ではヒロインもあれかなぁ。ヒーローに想いを寄せてはいても…仕方ないでしょうか。そこを除けば長い間便宜結婚を続けてきたふたりが何かのきっかけでもにょもにょ…というお話で面白かったです。過去はともあれ二人とも互いに夢中でホットでした。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

2006年11月13日

ハーレクイン・ロマンス  宮殿に囚われて/トリッシュ・モーリ <復讐の波紋1>

宮殿に囚われて ミラノのサロンに勤めるデザイナーのサファイアはジェバイのシーク・ハリドから花嫁のためにウエディングドレスをオーダーされ、四週間後の結婚式に間に合わせるためジェバイ行きを強要される。恋人のパオロはハリドの名前を聞きジェバイ行きを反対するが、サファイアはハリドと共にジェバイへ発つ…

 「復讐の波紋」1作目です。

 シリーズ名にもなっているとおり復讐を心に秘めたヒーローなのですが、作品自体は復讐ものではないでしょうね。ヒーローは傲慢尊大なシークではありますけれど、冷たくはないし思いやりもあって、何よりヒロインにメロメロ、二人の間のセクシーな緊張感が作品全体に行き渡っています。焦れる、っていいねえ。それだけで読んでてドキドキしてしまうわん。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

2006年11月03日

ハーレクイン・イマージュ  プロポーズは強引に/サラ・モーガン <ゴージャスなときめき1>

プロポーズは強引に ニコは2年前一度だけ子供を授からない夫婦のために人工授精のドナーとなったが…。看護師でシングルマザーのアビーは新任の小児科医を見て驚く。学生時代の親友ルチアの兄ニコだったからだ。当時数えるほどしか会ったことのないニコがその晩アビーの家を訪ねてきて…

 サラ・モーガンの「ゴージャスなときめき」1作目。今回は小児心臓外科医の兄ニコ、次回は産科医の弟カルロがヒーローとなります。試し読み付き。

 前半はヒーローが強引に事を進めますし問題も次々に起こって、んんん、こんなムードの作家だったかな?と思いましたけど、後半は甘~くホットになっています。自他共に認める傲慢ヒーローのラストの告白がいいですね。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年11月01日

シルエット・ディザイア  秘書の片想い/キャスリーン・ガリッツ <富豪一族:知られざる相続人5>

秘書の片想い ジョナスは叔父のライアン・フォーチュン毒殺未遂容疑で拘留された。秘書のタラが保釈のために駆けつけてくれたが、しばらくは町を離れることが出来ない。二人はホテルのひとつスイートで寝泊まりしながら仕事をすることになる。ティーンエイジャーの頃から友人の兄ジョナスに想いを寄せていたタラは…

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

 「富豪一族:知られざる相続人」5作目です。読み終わるのに時間がかかりすぎてしまったためあまり感想が書けません。後半のヒロインの気概とかヒーローの思いきった行動とか好きです。エンディングはちょっと長くてだれました。

2006年10月17日

ハーレクイン・ロマンス  結婚という名のビジネス/ミランダ・リー <求む、妻3>

結婚という名のビジネス 結婚紹介会社<求む、妻>を経営するナタリーは両親の借金に頭を悩ませていた。そんなとき新規客としてマイクが現れる。外見は兵士タイプでコンピュータの転載だとうそぶく彼は高額報酬と引き替えに便宜結婚をしてくれる相手を求めていた。会員を紹介できないと告げたナタリーだったが次の瞬間にはこう言っていた。「わたしではどう?」

 「求む、妻」最終話。主人公二人とも前作に顔を出しています。

 女性とは感情抜きのつきあいしかしないヒーローと、過去に恋人に裏切られたことから(結婚紹介サービスをしているにも関わらず)男性不信のヒロイン。性的にはバチバチ惹かれ合っている二人なのだけれど心の問題は根深くて。でもヒロインが徐々に変わっていくところは良いな~。ヒーローの殻はヒロインよりも固いのですけど、それがふっと壊れたところが見えるシーンにはほろっとしました。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年10月15日

ハーレクイン・ロマンス  プレイボーイの罪/キャサリン・スペンサー

プレイボーイの罪 アメリカで暮らすキャロラインに義兄の弟パオロが姉夫婦の訃報を知らせてきた。九年前キャロラインは姉の結婚式の夜パオロに純潔を捧げ、そのあと彼が彼女の気持ちを傷つけたことは忘れられなかった。すぐにイタリアへ飛んだ彼女をパオロが迎え、二人は反発しながらも今もまだ強く惹かれ合い…

 亡くなった姉夫婦には八歳になる(と思われる)双子の姉弟がいて、その後見をめぐる問題がストーリーを動かしています。
 ヒロインは秘密を抱えているのでいつそれが爆発するんだろうとドキドキしながら読みましたら想像していた以上の破壊力で驚き。でも爆発が大きい分スッキリしたと思います。子供たちは重要なキーになっているのでもっと出番が多くても良かったかな。さて九年前はどーしよーもない軽薄プレイボーイだったヒーローですが年月を経て改心したらしく、思いやり深く押しが強くて情熱的でとなかなか魅力的。良かったです。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年10月14日

ハーレクイン・ロマンス  裏切られた情熱/アン・メイザー

裏切られた情熱 母を捨てて再婚した父と十数年ぶりに会うため娘を連れてサントロス島へやってきたヘレンは港へ迎えに来たミロスと再会する。17歳だったヘレンは父親の使者であるミロスとロンドンで会って結ばれ、彼に妻がいることを知って逃げ出した。二人の間にはまだ熱い思いが…

 反抗期の娘、冷たい継母、それなりに年齢を重ねていても美しいヒロイン、そんなヒロインから目が(手も)離せないヒーロー、じっとりとした主人公たちの関係、いつものアン・メイザーです。残念なのは最後がバタバタっとしてしまったところ、アレは一体何?そんな説明で終わりにしてしまうのかーい。ヒロインにヒーローの結婚(再会時には離婚済み)を知らせた一件についても、なんか納得いかないなぁ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年10月13日

ハーレクイン・ロマンス  マドリードの公爵/フィオナ・フッド・スチュアート

マドリードの公爵 スペイン語を学習するためマドリードの大学に通うことになったジョージアナは名付け親の息子フアンの家で彼の伯母と共に暮らすことになる。名家の令嬢との婚約が決まったばかりのフアンは過保護なまでにジョージアナに干渉してくるが、ある夜二人は熱いキスを…

 ティーンエイジャーの娘に手を出すなんて現実では引いてしまうけれどロマンス小説では許せるのよね、と思っていたけれど、このヒーローにはちょっといい年して何やってるの!とツッコミたい。金も地位もあり若さゆえの傲慢さを持ったヒーローの身勝手さには開いた口がふさがらないよ。こういうときヒロインがヒーローをどーんと凹ませるくらい勝ち気だと晴れ晴れするのだけど(あるいはラストでどん底に突き落としてくれるとか)、若さゆえか流されやすく、そこにつけ込むヒーローに呆れてしまいましたわ。ヒロインにぞっこんなのがわかっているから嫌いにはなれないんだけどね。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★★☆

2006年10月12日

ハーレクイン・ロマンス  二つの顔を持つ恋人/ミシェル・リード <ラミレス家の花嫁2>

二つの顔を持つ恋人 実父からの遺言によって自らの出生を初めて知った銀行家のアントン・ルイス・スコット・リー。そこには異母兄弟と会うための条件が書かれていて…。クリスティーナが受け継いだ牧場サンタローザは買収の危機に直面していた。支援者を探すためにパーティに出席したクリスティーナはそこで昔の恋人ルイスに再会する。六年前残酷な言葉を投げつけて彼と別れた後クリスティーナは親子ほど歳の離れた富豪と結婚せざるをえなかった…

 「ラミレス家の花嫁」2作目はミシェル・リードが担当。ブラジル人の母から生まれたイギリス育ちのヒーローとブラジル人のヒロインという珍しい組み合わせです。

 エンリケの遺言に条件が付けられているという点は前作と変わりはありませんが、故人も含めた登場人物それぞれが複雑に絡み合っていて、後半まで全貌が明かされません。人物名はかなり混乱しましたよ。ストーリーはいつものセクシーさ、緊張感もありつつ、それぞれの思惑からぐるぐる。最後はヒーローにぐっと来ましたわ~。傲慢ヒーローでありつつも一途、養父との関係は具体的なエピソードはなかったけれどオープニング部分が効いて、良い終わりかたでした。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

ハーレクイン・イマージュ  しとやかな誘惑/バーバラ・ハネイ <サザンクロスの恋1>

しとやかな誘惑 牧場で働いていた弟が連絡を絶ち、チャリティははるばるイギリスからオーストラリア北部へやってきた。町のパブで弟のボスだったケインに会い弟の行方を尋ねると彼は知らないと言うが、何かを知っている様子だった。そのまま酔いつぶれてしまったチャリティはなりゆきからサザンクロス牧場の家政婦として働くことに…

 サザンクロス牧場に暮らすマッキノン3兄妹の恋を描いたシリーズ「サザンクロスの恋」1作目です。今回は真ん中のケインがヒーロー。長兄のリードはケインの双子、妹のアニーは今回あまり出てきません。

 とてもさわやかな作品でちょっとユーモアもあり楽しかったです。主人公たちの目に見えない争いとか。冒頭ではきわどい会話もしてしまうのに、もっと積極的に出てよぉ!キスさえなかなかしないんだからも~~っ!と焦れますね(^^;

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★☆☆☆☆

2006年10月09日

シルエット・スペシャル・エディション  スキャンダルの香り/リア・ヴェール <孤独な紳士たち4>

スキャンダルの香り 芸能リポーターのマデリンはマッコイ家に非嫡出子3人の他に4つ目のスキャンダルがあるとにらんでいた。ジョセフ・マッコイの誕生日パーティの取材中、かつてデートしていたアレックスと再会する。パーティから抜け出し厩舎で苦しみの中にいる彼を見たマデリンは…

 「孤独な紳士たち」最終話。マッコイ家の非嫡出子たちをヒーローにしてきたシリーズの終わりはただひとりマッコイ家の中で育てられたアレックスが主人公。マーカスの死によって父母が祖父母、死んだ兄が実父、メイド頭が実母であると初めて知らされたアレックスの苦悩を描きます。(この設定は1話目前半で明らかになっています)

 この話を読みたくて毎月読み続けてきたのでその期待度と比べるとちょっと物足りない感じ、前半は少々退屈してしまって。ヒーローに惹かれる一方で、今は芸能ニュースを扱っているけれど将来は60ミニッツのような報道に携わりたいという野心を持つヒロインは、今回のニュースを手みやげにしてステップアップしたいという下心もあってヒーローにつきまといます。それは今までの作品と似たタイプのヒロインなのですが、実はあまり好みではないというか同調できないというか、これは人それぞれかなあ。アレックスの出生の秘密を公にしたいヒロインと守りたいヒーローが出した結論は…と、シリーズのまとめっぽく、ラストは結構面白かったです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年10月06日

ハーレクイン・ヒストリカル  嫉妬と傷心/フランセスカ・ショー <リージェンシー・ブライド4>

嫉妬と傷心 二十歳以上歳の離れた伯爵に嫁いだマリッサは二年間の辛い結婚生活の後、未亡人となった。夫の葬儀の日に現れた彼のいとこルシアンは夫に生き写しで、マリッサは失神する。その夜、マリッサが夫から解放された衝動から屋敷内を走っているとルシアンと出会い、二人はキスを…

 「リージェンシー・ブライド」4作目は不幸な結婚生活を送ったヒロインと彼女の心を解きほぐそうとするヒーローのお話。

 わりと面白かったんですが、そんなにはまれなかったなぁと思いました。ヒーローは辛抱強くヒロインを思いやるのですが結構鈍感だし(少しは考えろよとつっこみまくり)、ヒーローの愛人はいい人なんですがだからといってなれなれしすぎるわよ、ってしっかりヒロイン気分じゃないっすか(^^; ま、それが伝わりすぎて「んも~っ」と色々焦れてしまうのねえ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年10月04日

ハーレクイン・イマージュ  パリの妖精/サンドラ・フィールド

パリの妖精 新進気鋭のバイオリニスト・リアは友人の薦めで出席したパリの仮面舞踏会でセスと出会う。たちまち惹かれ合う二人は熱い一夜を共にするがリアは仮面を外さず名前も告げぬまま立ち去った。しかし数ヶ月後に妊娠が判明しリアはセスに手紙を書くのだが…

 そこから物語は八年が経過します。前作でもそうだった、熱く運命的な出会い(こういうの好きです)から始まるストーリーはパリからカリブ海、ウィーンなど世界中をめぐることに。主人公二人とも忙しいのは珍しいかもね。色々と熱々な二人だから過去の話が解決したらそれでオッケーかと思いきや、ガンコヒロインならぬ頑ななヒーローが。今回ヒーロー母は許せると思いました。だから読後感も悪くなかったです。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5くらい)

2006年10月03日

ハーレクイン・イマージュ  キスまでの距離/ジェシカ・スティール

キスまでの距離 ルームメイトが引っ越し新しい同居人を探さねばならなくなったテイ。広告を出した直後、テイの部屋をひとりの男性が訪ねてくる。無愛想で高価な服装をし画家だというマグナスとフラットをシェアするのはためらわれたが他に応募してくる人もなく、テイはマグナスと共同生活を始め…

 冒頭ではテイの複雑な家庭環境、フラットの微妙な事情などの説明もありますがそこまで書くと長くなるので省略しました。すごーくよかった、とは言えないのですが安心して読めるいつものパターンです。ジェシカ・スティールですからねえ、それなりに苦労しているけどうぶなかわいいヒロインとやきもち焼きのヒーロー(相手がうぶだから全然気づいてもらえない)です。ひどかったのはヒロインの母親で、ガツンと報いがあると面白かったかも。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★☆☆☆

2006年09月30日

ハーレクイン・ヒストリカル  愛の足かせ/ステファニー・ローレンス <三人の求婚者3>

愛の足かせ 母親の喪が明けたアントニアは弟と共に叔母のヘンリエッタが住むルースヴェン・マナーに滞在していた。そこへ彼女が想いを寄せていたヘンリエッタの継息子フィリップが帰宅する。亡き母親のせいで婚期が遅れたアントニアはフィリップと結婚したいと願うが、ヘンリエッタもアントニアとフィリップの縁結びを考えていて…

 「三人の求婚者」3作目。前作の2か月後くらい、夏の終わりから物語はスタートします。

 冒頭ではヒロインが比重をかけているのは結婚で愛情のことは二の次三の次。もちろんヒーローのことも好きらしいのですがはっきりと書かれているわけではなく、またヒーローのほうもどのくらい真剣なのかはかりかねて、どちらも何となくもやっと。あまり集中できないときに読んだせいかしら。けれど後半は物静かでおっとりしたヒーローがひとりの乙女に翻弄される様が見られて良かったわ~。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★☆☆☆

2006年09月28日

ハーレクイン・ヒストリカル  愛の円舞曲/ステファニー・ローレンス <三人の求婚者2>

愛の円舞曲―三人の求婚者〈2〉 ハリーはロンドンから離れる途中、大型馬車が横倒しとなった事故現場に出くわす。馬車に乗っていた未亡人ルシンダと義娘は亡き夫の遺産の宿屋を調査する旅の途中だった。一行を救助したハリーは彼女らを強引に自分のおばの家に連れて行く一方でルシンダの馬車に細工がしてあったことを知り…

 「愛のソネット」のヒロインの次兄で前作「求婚の作法」のヒーローの弟ハリーが主人公で、「求婚の作法」直後のお話です。(「求婚の作法」は3月~の話で「愛の円舞曲」は同じ年の春5月頃の話)

 前2作のヒーローも放蕩者ということになっていましたが、今作のヒーローが一番それを強く感じさせられるエピソードがありました。生々しいというか。今作はヒロインも自立し幾分年かさで人生経験も積んでいるため、ヒーローの押しの一手というより駆け引きの要素が強いかも。前二作はヒーロー側が結婚する気満々でしたが、今回はヒーローもヒロインに惹かれる気持ちと結婚を避けたい気持ちの葛藤とかあり、油断なりません。でも肝心なときには駆けつけてくれるヒーローはやっぱりいいなぁ安心できるなぁ。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年09月25日

ハーレクイン・ロマンス  シークに罰せられて/シャロン・ケンドリック

シークに罰せられて イベントプランナーをしているシエナはホテルに呼び出され、そこでかつての恋人ハシムに再会する。五年前ホテルに勤める19歳だったシエナはハシムと出会い魔法のような恋に落ちたが、シエナのある過去からハシムは彼女を罵り、捨てた。ハシムは彼女に仕事を依頼すると言うが…

 傲慢セクシーでとにかくヒロインを疑う、ある意味どうしようもないヒーローなのだけど、後半は潔さを見せてくれてスッキリ終わっています。前半はもうお約束な典型的疑い深いヒーローですからねえ。緊張感ある前半も後半の切ない部分もちょっと好きです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年09月24日

シルエット・ラブストリーム  罠に落ちたレディ/ルース・ランガン <サリバン家の女神たち1>

罠に落ちたレディ ニューハンプシャー州でロッジを運営するアレックスはオフシーズンに祖父の紹介客グラントを受け入れる。交流を持とうとせず何かに苦しんでいるような暗い影のある彼に関わるまいと思っていても放っておけないアレックスだった…

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 サリバン三姉妹のシリーズ「サリバン家の女神たち」1作目、長女アレックスがヒロインです。三人はサリバン・グループのホテルを1軒ずつ任されているようで、アレックスは主に狩猟客が訪れるロッジ、次女リズベスはB&B、三女セレストは由緒あるホテルを運営しています。

 ロッジは森や湖に囲まれた場所にあり、主人公たちはそこを歩き回ったりなどしてニューハンプシャーの秋の景色が続きます。ヒーローの抱える闇はその美しい自然やヒロインの素直な心によって徐々に癒されていきます。風景は見てみたいな~と思わせられました。想像をめぐらせているだけでも気持ちよさそう。ストーリーは若干パンチ不足だったかもなのですが、主人公ふたりともクセがなくしみじみとしてなかなか良い話でした。

2006年09月22日

シルエット・サーティシックスアワーズ  甘すぎた罠/アリシア・スコット

甘すぎた罠 市の収入役ジョージーは寝食を忘れてグランド・スプリングスの復旧にあたってきた。そんな彼女を刑事のジャックは市長殺害の容疑者としてマークし、執拗につきまとい質問を始める。心の底ではその存在を意識しながらも今まで互いを避けてきたふたりだったが…

 サーティシックスアワーズ9話目。事件が大きく動きますので続けて読んでいる方はお見逃しなく。最終話じゃないのでまだ先がありますけどね。

 友人でもあった市長を失ったこと、過去のつらい記憶などを心の中に抑えて、懸命に仕事をするヒロインですが、災害に見舞われた町の復興は難しく…読んでいてもつらいわ。そして追い打ちをかけるようなヒーローの疑惑の目が憎い~。前半は主人公ふたりともいろいろとあってどんよりムードなのですが、後半は一転怒濤のロマンティック・サスペンスになってびっくりしました。ヒーロー父の言葉が何とも味わい深かったです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年09月18日

読書日記  読書日記 April, 1998

四つ葉のクローバー 1998.04.30 I-1151 愛を見失う前に ミランダ・リー

 看護婦ジュディスは亡き雇い主の息子レイモンドと婚約したが、彼の取引相手としてアレックスが婚約披露パーティに招待されていると知り動揺する。アレックスはジュディスのかつてのフィアンセ、サイモンの親友だった。
 一気に読みました。面白かったといえばその通りですが何か物足りない気もします。人気作家だけにツボはおさえてあると思うのですけれど。

四つ葉のクローバー 1998.04.29 I-1144 ゲームは終わらない ナタリー・フォックス

 ケイトは憧れの会社オーナー、コンラッドのいるスペイン支社への出張に心躍らせる。だがコンラッドの弟で共同経営者のガイとケイトの上司でガイに夢中のロレインも一緒だった。マルベリャに着いたケイトは素敵なゲストハウスで夜を過ごし、翌朝。。。
 スペインの強い日差しと影、ゲストハウスの農家のひんやりとした日陰が浮かびます。「熱くかぐわしい地中海の夜」という言葉が本当に感じられます。話自体はどこかで同じ話を読んだ、みたいな気もしますが充分楽しめました。特にP150のやりとりが好きです。

四つ葉のクローバー 1998.04.29 R-1384 身代わりの花嫁 キム・ローレンス

身代わりの花嫁 :Amazon ロージーは双子の妹エリザベスに頼まれ、彼女のフィアンセ、モーガンの屋敷にやって来た。エリザベスの話ではモーガンは祖父の遺産を相続する条件を満たすため結婚相手を求めていた。だがエリザベスは他の男と結婚することを決め、ロージーに当座の身代わりになるよう求めたのだ。
 前半は面白かったと思います。カテゴリーロマンスならではのムリムリの設定でも問題なし。互いに惹かれ合い、そして強引な求婚、など雰囲気もなかなかセンシュアルに。でも後半は何を読んでいるのか分からなくなってしまいました。好きなの、嫌いなの(それはない)、わからないの、どれなんだ!最後の南の海、島、そして*という展開ならP.ウィルソンの「楽園の憂鬱」の方がよかったですし。邦訳1作目ですので、次作に期待しています。

四つ葉のクローバー 1998.04.24 オーチャード・ヴァレー物語 デビー・マッコーマー
   I- 856 氷のヴァレリー I- 864 炎のステファニー I- 869 そよ風のノーラ

 オレゴン州オーチャード・ヴァレーのりんご園主デイヴィッドが心臓発作で倒れ、長女のヴァレリー、次女のステファニーが帰郷、地元で看護婦を務める末娘ノーラと三人が揃う。ヴァレリーは主治医のコールビーから、父親が自分とコールビーの結婚を望んでいると知り唖然とするのだが。。。
 読む前、三人姉妹のどろどろ愛憎劇を想像していましたが、D.マッコーマーじゃそんなはずはなかった。たくさんの愛や優しさにあふれた物語です。デイヴィッドは三人の娘の未来を臨死体験で知る、これが面白いところ。また三人とも違った個性を持ったヒロインなのも読み比べてみるといい感じです。まっすぐなヴァレリー、情熱的なステファニー、穏やかなノーラ、それぞれに大切なものがあり、深い愛情、恋だけでままならないヒーローとの関係を悩みます

四つ葉のクローバー 1998.04.11 I-1143 愛は遠い旅路 サンドラ・フィールド

 小児科医トロイは同僚の女医とのデートの最中、1年前に出ていった妻ルーシーのことを忘れられないと気付く。研究機関からの誘いを受け新しい土地でスタートを切るか、ルーシーとやり直すか、トロイはルーシーに会うためにノバスコシアの小島に向かう。
 なかなかでした。トロイの視点から語られていますので、ルーシーの心がはっきり分からないもどかしさが伝わります。ホントによく分からないんです。後半、トロイが大声をあげるシーンがありますが、こういったシーンっていつもヒロイン側から見ていますので興味深いです。読んでいて大抵「何、急に」とか思うんですが。カナダ作家の十八番(?)美しい自然も見所です。

四つ葉のクローバー 1998.04.06 R-1382 不機嫌な秘書 ジェシカ・スティール

 アシュリンの父親が突然会社を売り、その役員につくようアシュリンに命じた。プライドの高い両親に逆らえず、役員会に出席したアシュリンは、出会う前から敵意を抱いていた買収相手のカーターに会い、思いがけず昼食を共にするのだが。。。
 いつものJ.スティールのパターンです。スティール流ユーモアと敵意の中でいつしか愛が芽生えるというもの。面白かったのは、ヒロインの仕事です。語学の才能に恵まれたヒロインが、首席渉外担当、つまり電話番としてコミニュケーション能力を発揮するところは楽しい。髪に関するヒーローの質問をかわすヒロインのセリフは映画「めぐり逢い」の台詞なのか、それともこういった時の決まり台詞なのか?わかりません。

四つ葉のクローバー 1998.04.06 T-27 忘却の口づけ ラス・スモール

 ロマンス作家のリンはエージェントにSF作家ケビンとの共著を持ちかけられる。二人の男性に裏切られたことがあるリンは渋るが承知してしまう。ケビンがリンの家を訪ねて来て、リンは惹かれるものを感じる。一方のケビンはリンに会って一目惚れ、積極的にリンの生活に入ってくる。。。
 すごくL.スモールらしいストーリーです。奇想天外とも言えるセリフを仕掛けてくるヒーロー、応じるヒロイン、彼女らしいユーモアにあふれています。二人の仲も、一歩前進と足踏み(ヒーローからなかなか電話がなかったり、訪ねてこなかったり)の繰り返しで時々見失ってしまいましたが、とても楽しく読めました。ただちょっと長かったかも。

四つ葉のクローバー 1998.04.03 R-1379 嵐の中の二人 ダイアナ・ハミルトン

 モロッコへ休暇旅立つ前の夜、ハンナはレストランで視線を向けてくる男に気づく。社長の息子のジェラルドの誘いを断っているときだった。翌朝、迎えの車に乗り込んだハンナはいつの間にか車が空港とは違う道を走っていることを知り、更に運転手が夕べのレストランの男だと分かり。。。
 D.ハミルトンの中では久しぶりに合格、という気がします。ヒーローのヒロインに対する理不尽な言いがかりは王道。そして、誘拐された側が恋に落ちてしまうというのも。読んでいて「なんで分からないんだ」と何度も思うんですが、その自虐的なところ(誘拐もの自体がそうですね)がなんかいいんです。あえて言えば、ラストはちょっと唐突な気がします。

2006年09月17日

ハーレクイン・ロマンス  彼が結婚する理由/エマ・ダーシー <ラミレス家の花嫁1>

彼が結婚する理由 広告代理店を経営するニックに亡くなった実父エンリケから小包が送られてくる。そこにはニックに異母弟がふたりいること、ある条件を満たせば彼らの情報を教えると書かれ…。二ヶ月前に息子ザックを出産したテスに半年ぶりにニックから電話がかかってくる。ザックは一夜の関係から生まれたニックの息子だったがテスはそれを彼に知らせてはいなかった…

 「ラミレス家の花嫁」1作目。プレイボーイのポロプレイヤー・エンリケがもうけた庶子三人がヒーローとなるシリーズです。それぞれ担当作家が違い、今作はエマ・ダーシーがオーストラリアのヒーローを、次作以降はミシェル・リード、サンドラ・マートンが欧州、アメリカのヒーローを描くのだと思われます(エンリケはブラジル人ですが海外遠征をして世界各地で子供を…というわけです)。「ラミレス家」というより「ラミレス」で良かったのではないかと思ったかな。

 説明するのが難しいのですが、ニックとテスは義理の兄妹…になるのかなぁ?(ニック母とテス父が結婚していた。一緒に暮らしたことはない。)とにかく複雑な関係を持った主人公たちの感情説明にページが大きく割かれています。ヒーローがヒロインの女の部分を否定した(そしてそのあとに取った行動)、というくだりは結構微妙でした。ヒロインはしっかり者でそれを理解するんですけど、ちゃんと説明もされているけど、ううむ、どうだろ~。ふたりが情熱に負けたいきさつも読んでみたかったですかね。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  屈辱のプロポーズ/マギー・コックス

屈辱のプロポーズ 販売員のブリスは赤ちゃんを連れ店頭で失神したイタリア女性に病院まで付き添う。翌日彼女の兄ダンテから数日間赤ちゃんの世話を頼まれ、豪華なアパートメントでダンテたちと暮らすこととなる。魅力的なダンテに心惹かれるブリスだったが…

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

 複雑な家庭に育ったヒーローと家族を持たないヒロイン。ヒロインの境遇は特に過酷です。たちまち惹かれあい、ある意味似ているのだけど、それ故に相手の心が信じられず揺らぎます。

2006年09月16日

ハーレクイン・ロマンス  新妻の嘆き/フィオナ・フッド・スチュアート

新妻の嘆き 大学に行かず体調の思わしくない祖父の世話をしているネーナは、ある日屋敷を訪れた祖父の友人夫妻とその息子ラモンと会う。翌日祖父の余命が短いことを知らされ、ネーナの行く末を案じる祖父からラモンと結婚するよう頼まれる。慌ただしく結婚式が行われるが、ネーナは結婚を強いられたことやラモンの愛人の存在から彼に反抗心を抱き…

 今作が日本デビューの作家さん、10月11月にも刊行が予定されています。この作品を読んで楽しみになりました。
 年の差もので、ヒロインが若い!19歳なんて!ティーンエイジャーのヒロインはヒストリカルを除くと久しぶりではないでしょうか。初々しくて若さいっぱいで、もちろんまだまだ子供と思える場面もありましたけれど度を超すことがなくOK。そんなヒロインにコロッとまいってしまうヒーロー(32歳)もまだ若いな~、隙がありすぎ(笑)。作中で傲慢だと言われてるんですが、まだまだソフトなレベルですよ。むしろ思いやりがあり若妻にメロメロでほほえましい。甘いシーンも多くて、あぁ、とても楽しかったです。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年09月15日

ハーレクイン・ロマンス  シチリアで散る愛/ジェイン・ポーター

シチリアで散る愛 カサンドラは六ヶ月前愛人だったマクシモスに捨てられ、いまだにその傷が尾を引いていた。立ち直ろうとする彼女はマクシモスの妹の結婚式に彼の仇敵エミリオの恋人として出席を決め彼の実家へついて行く。激怒するマクシモスと再会したカサンドラは…

 全体的に緊張感がありセクシーな雰囲気の作品でした。しかしこれはど~なんでしょうね?私は告白の最後の最後ではヒーローを許せたけれど、それまでは(彼が何をしたか予想がついていたけど)許せないと思いました。彼が明かさなかったことがね。酷いよ。身勝手だよ。まあ、ヒロインの苦しみ・心の傷がメインの作品だからそう思うのかなぁ。あとヒーローの仇敵が嫌な奴で気分悪かったです。たぶんもう読み返すことはないかもしれません。(でもこういう本こそ印象に残って後から読みたくなったりもするんだよね)

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年09月14日

ハーレクイン・ロマンス  情熱だけの関係/ミランダ・リー <求む、妻2>

情熱だけの関係 不幸な結婚生活を送ったアラナと婚約者に捨てられた過去を持つリースは結婚紹介所を通じて愛情抜きの結婚をした。元婚約者に対する復讐心から美しい妻を見せびらかす態度をとり続けていたリースだったが、親友の結婚式でアラナとダンスをする友人への嫉妬を覚え…

 「求む、妻」2作目。前作の主人公たちの結婚式が物語の始まりとなり、理性で決めた結婚に感情が絡み出します。この作品のキーワードは「嫉妬」ですね。公式などでも書いてあるので書き加えると、このあとヒロインは事故に遭い一部の記憶を失います。ヒロインは前作で見せたクールな表情とはまた別を持っていたことがわかって、これがかなり別人。その過去~現在の変化の課程はもうちょっと詳しく知りたかったかも。中盤はちょっとだらけてしまったんですけど、ほかはまあまあかなぁ、悪くはないけれど。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

ハーレクイン・ヒストリカル  愛のソネット/ステファニー・ローレンス <三人の求婚者1>

愛のソネット 家督を継がせる予定の弟が亡くなったため結婚する必要に迫られたエヴァースリー公爵。自分がロンドンにいる間も屋敷を切り盛りしてくれる女性を求める彼は、レスター家のパーティで一人娘レノーアに目をつける。野暮ったいドレスの上にエプロンをつけ眼鏡をかけたレノーアに興味を引かれる公爵は…

 学究肌で何処よりも図書室が落ち着き、虫よけのために普段から流行遅れのドレスと眼鏡をつけ家の女主人として家事を任されているヒロインと、跡継ぎを生んでくれる女性を求める放蕩者ヒーローのストーリー。前半は二人の攻防、駆け引きが続きこれもかなり面白いのですけど、中盤以降はかなりツボにきましたよ~。最初は傲慢で身勝手なヒーローに何コレと思っていたのに、改心した放蕩者、傲慢ヒーローの嫉妬とうろたえっぷり、このダブルで来られるとホントにもうたまりませんわ。サイコー。ヒロインのかたくなさと乙女の恥じらい、そしてラストもめちゃ好みです。

 メモ お気に入り度:★★★★★ ホット度:★★☆☆☆(2.5)

 にしても世知に通じているはずのヒーローは○○○の予想くらいつかなかったんでしょうか。悶々とする種になっているからオッケーなんだけどネ。

2006年09月13日

読書日記  読書日記 March, 1998

四つ葉のクローバー 1998.03.27 R-1380 愛は変わらず アン・メイザー

 マギーは別れた夫ニックに会うためニューカッスルに来た。二人の間のティーンエイジャーの娘、リンゼーのことを相談したかったからだった。だがニックの素っ気ない態度、二人の思い出のない家に、マギーは話を切りだし難い。それとはうらはらに二人の想い出もよみがえって。。。
 実は設定が『罪の夜』と似ている。同じ再会物だし、離婚原因も事実かどうかは別にして妻の不貞、子供がいて、それがよりを戻すきっかけ、と揃いすぎてはいませんか。本当はこういうのは外してくるはずなのに珍しい。で、感想としては完全に『罪の夜』に軍配を上げます。これはヒーロー、ヒロイン共に魅力に乏しい。話もいらいらしますし、離婚の際の事情の詳細がなかなか分からないのもよくない。気を持たせられてあれでは。

四つ葉のクローバー 1998.03.26 R-1378 罪の夜 リン・グレアム

 ケリーの離婚した夫アレックスの元から息子ニッキーが1ヶ月ぶりに戻り、出迎えた空港からの帰宅途中二人は交通事故にあった。目を覚まし別れた夫アレックスと4年ぶりに再会、ケリーの心に出会った頃と別れた頃の思い出がよみがえる。
 これは気に入りました。L.グレアムらしいどろっとしてHOTなストーリーでした。後半訳が分からなくなる所があるんですが、後は良かったです。やっぱラテン系のヒーローはいい。

四つ葉のクローバー 1998.03.26 R-1381 熱い過ち ミシェル・リード

熱い過ち ロバータは上司であり恋人であるマックの娘ルルの誕生パーティの席で彼女に侮辱され、マックの弟ジョエルと席を立つ。かねてからマックに彼の家族の前でないがしろにされてきたロバータは怒りと失望でマックと同棲中のフラットを引き払い、彼に一方的な別れを告げる。だが怒りのマックは。。。
 こういうの舅姑小姑物とでもいうのか、ヒーローの家族が二人の間の大きな障害になるというもの。今回はヒーローの娘ルルがそれにあたりますが、それよりも結婚に対する消極的態度、ヒロインの苦悩の本質を理解せず、家族の前では盲目等、マックにはいらいらさせられます。訳が分からないから自分の思い通りに押し進める、といったヒーローには共感できないでしょうが。

四つ葉のクローバー 1998.03.24 L-796 断ちきれない絆 エリザベス・オーガスト

 母親の遺産をめぐる義父とのトラブルで、ヘスパーは短期間の夫を必要としていた。秘密探偵事務所を経営する大叔父に相談すると、その事務所に勤めるガースを紹介される。ヘスパーは一族のある事情から「一生をバージンで過ごす」とガースに告げ、形だけの結婚を求めた。。。
 スマイズシャーシリーズのスピンオフ。更にその番外編といった感じです。でもちょっとわかりにくい。遺産の話とか一族の話とかごちゃごちゃしてストーリーがはっきり進まない印象を受けました。ガースについてもそういう過去が、というだけでなんかよくわかんなかったですね。これは、ガースもスマイズシャーと関係があるのか?と気を持たせられたからです。肝心の恋愛場面が物足りなかったし。大好きなE.オーガストだけにちょっとがっかりしました。

四つ葉のクローバー 1998.03.23 R-1377 結婚も悪くない? ペニー・ジョーダン

ブライダル・ブーケ三部作の3作目。1作目のヒロイン、クレアのアメリカでの披露宴パーティで、スターはカイルと出会いデートの約束をする。両親の離婚による傷を負ったスターは、カイルとの恋愛に対する考えの違いに闘争心を掻きたてられ、彼を誘惑しようと決意する。一方のカイルは。。。
 この三部作の中ではやや毛色が違うタイプ。ヒロインのスターが数々の恋愛(心抜き、身体のみの)を経ていることからして、あまり無いスタイルかとも思います。頑ななヒロインに心を解きほぐそうとするヒーロー、の図式は最近のP.ジョーダンのおきまりですが、あまり好みではないです。まどろっこしー、いつまでやってんだ、と思いますよ。あと、半ば過ぎのラブシーンは前作とシチュエーションが似すぎ、勿論はっきりした違いはありますが。この3作のベッドシーンにはちょっと、えー?そこまでー?と思うことも多かったです。読者サービスと言われりゃそれまでですが。

2006年09月12日

シルエット・ディザイア  君主の誓い/ローラ・ライト

君主の誓い 弁護士のマライアはある日隣に住むというザヤドと出会う。ハンサムで傲慢な態度を取る彼に目を奪われるマライアだったが、彼はルームメイトのジェーンのことを尋ね、彼女はがっかりする。しかしその夜マライアがバスルームで転んで悲鳴を上げたとき、ザヤドはすぐに駆けつけ…

 ん~悪くはないのですがストーリーが単調で、ここが良かった!って思える部分があまりなかったんですよね。いちゃいちゃしていただけのような 汗アセ

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年09月11日

シルエット・スペシャル・エディション  琥珀色の涙/リア・ヴェール <孤独な紳士たち3>

琥珀色の涙 弁護士リンの仕事は“失われた富豪たち”の一人リックをマッコイ家へ連れて行くこと。だが彼は飲酒運転のあげくに事故を起こし保釈中の身。リックの態度と事故に疑問を抱いたリンは周辺の調査を始めるが、リックは非協力的なだけでなく彼女の邪魔ばかりをして…

 「孤独な紳士たち」3作目。今回は海兵隊所属の次男(ということになるらしい)リックがヒーロー。ヒーロー4人とも母親との関わり方、実の父のことを知っているか否かという組み合わせが違うのが面白いですね。実はわたしは軍人ヒーローにはそれほどそそられないのですけど、軍の仲間同士の絆とか、今回は結構カッコ良かったかも(軍人としての見せ場はありませんので期待なさらぬよう。)。ヒロインは今までと似たよーなタイプかな。キャリア重視、プライベートは寂しく、ひとりで生きている。ストーリーは八方ふさがりに見えたものの…最後が思ったより良かったです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年09月10日

ハーレクイン・ヒストリカル  美貌のシャペロン/ニコラ・コーニック <放蕩貴族の素顔2>

美貌のシャペロン―放蕩貴族の素顔〈2〉 適齢期のクロスリー姉妹のシャペロンとして保養地ハロゲートへ来た未亡人のアニスは、裕福ではなかったが縁結びの腕を買われシャペロンとしてひとりで身を立て満足していた。到着早々放蕩者で有名なアシュウィック卿と出会い、しかも彼が借りた家の隣人だとわかるが…

 「放蕩貴族の素顔」2作目。前半はシャペロン(付き添い)の仕事、後半は事件が中心になります。今まで読んだ本のシャペロンは遠縁の未亡人とか都合良くそこにいた年配の女性とかでしたので職業的なシャペロンというのは初めて読んだかも。世話をしている令嬢の結婚を決めることがゴール(高額報酬)だなんて思いもしませんでした。ヒーローがかなり辛抱強くしかもヒロインを甘やかしてくれて、好きですねーコレ。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年09月09日

ハーレクイン・ヒストリカル  華麗なる一手/ニコラ・コーニック <放蕩貴族の素顔1>

華麗なる一手―放蕩貴族の素顔〈1〉 エイミーはギャンブラーだった亡き父のせいで常にお金に困る生活を強いられ、今また家長である兄のギャンブル癖に頭を悩ませている。兄が自宅でパーティを催した折りに放蕩者として有名なタラント伯爵と出会う。翌日偶然彼に会うと、エイミーは財力を持たない若者をギャンブルに惑わせると、彼を非難した…。

 「放蕩貴族の素顔」1作目。数々のスキャンダルの主であるジョス・タラントが平凡な容貌のエイミーと出会います。このあとストーリーはエイミーが拾った宝くじによって動いていきます。
 何と言ってもインパクト大なのがジョスの妹ジュリアナ。作者はここまで悪女に描いていてよく彼女をヒロインに据えた作品(3話目)を書いたなぁと。むしろ悪女だからこそチャレンジしたくなったのでしょうか。
 ジュリアナに気を取られてしまいましたがストーリーは結構スリリングで面白かったと思います。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年09月08日

ハーレクイン・ヒストリカル  不名誉な噂/リン・ストーン

不名誉な噂 甥のテリーがふしだらな噂の絶えないエリザベスと結婚すると宣言し、驚いたニールは彼女の家におしかけた。暫く前から命を狙われていたエリザベスはニールをその犯人と勘違いし反発する。その後エリザベスが身を隠すために自宅を出たのを目撃したニールは彼女が甥と駆け落ちすると思いこみ、誘拐して自分の所有する古い荘園に連れて行く。だが翌朝、夜にテリーが亡くなったことが伝えられ…

 ちゃんとあらすじを書けましたでしょうか?大まかなストーリーはヒロインの周辺の(殺人も含めた)不審な出来事をヒーローと共に探っていくもの。ヒロインは男装してヒーロー(医者)の助手になりすまします。最近読んだヒストリカルとは趣が全然違うので、ある意味カルチャーショック。ヒロインは何故こんなに自分を捨てているんだろうとか(自分の評判がズタズタにされたってことが終わりに繋がる時代=ヴィクトリア朝ってことなんでしょうか。)、愛してると自分にも認めない相手にも言わない主人公たちが多かったけどこのふたりは何なのとか、死体がゴロゴロ出てくるのにあまり怖くないのは何故なんだとか、色々面白かったです。そういえばネグリジェはしっかり仕舞っていたからまた小道具として出すのかと思っていたけどなぁ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年09月07日

ハーレクイン・ヒストリカル  仕組まれた縁組/エリザベス・ロールズ

仕組まれた縁組 やもめで子供のいないダーレストン伯爵はこのままでは家督が放蕩者の従弟に行くため結婚の必要に迫られていた。社交シーズンのロンドンでミス・フォリオットと出会い好ましく思うが…。翌年愛人に無理矢理結婚を迫られたダーレストン伯爵は、ミス・フォリオットの兄の借金の形に彼女に強引な結婚を申し込む…

 「子爵の誘惑」のスピンなんだそうですが、すっかり前作のことは忘れていまして日記を検索して初めて既読だと知りました。そして、案外こまめに読んでいる作家さんだったんだわー。

 ストーリーは結婚する必要がある、でも乗り気ではない伯爵ヒーローと純真で明るいヒロインのふたりが惹かれあいながらもなかなか心から結ばれず、気を揉ませる展開になっています。ヒロインがけなげでねえ。最初こそ元気もいいのだけど中盤以降ちょっとしんみりしちゃいがちなところもヒロイン妹の明るさが救ったりしています。面白かったー。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年09月06日

シルエット・ディザイア  悲しき愛人/リンダ・コンラッド

悲しき愛人 亡き父親が遺した倒産寸前の精米所を買収したのはケイトの昔の恋人チェイスだった。ふたりは十年前愛し合い、ある事件が起こりチェイスは町を出て行った。自宅である抵当に入っていた屋敷をも明け渡すようチェイスに告げられたケイトだが、友人のシングルマザーをゲスト用コテージに住まわせたままにして欲しいとチェイスに頼む。チェイスはその条件に情婦になれ、とケイトをディナーに誘う…

 謎のジプシー老婆パッショナータ・シャガリがルシールの孫たちに贈りものをする3作目。今作ではパッショナータがルシールから受けた恩も明らかになります。

 ヒーローはヒロインの父親に対する復讐を望んでいるのだけれど既に故人。ヒロインに対してもまぁあれこれあったものだからわからなくもないかな、むしろもっと怒ってもいいかと(真相を知る前まではね)。でも今回は何故かヒロインが秘密を抱えたままなのにちょっとイライラしましたわ。そんなに打ち明けるタイミングが良くなかったかしら?それにしてもヒロイン父のゆがみ具合は理解できるもんじゃないし、ヒーロー父もなんだかなぁ、とすっきりしませんでした。ルシールについてもっと色々書いてあればシリーズとしての深みもでたと思うのですが、どうでしょうか。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年09月05日

ハーレクイン・ヒストリカル  婚約のゆくえ/アン・アシュリー

婚約のゆくえ 祖父の命令でバースの名付け親の元に滞在するアビーは祖父の名付け子で退役したバートと再会する。六年前アビーはバートのプロポーズを断ったが、それは祖父に指示された愛なきプロポーズだったことともうひとつ理由があった…。再度の祖父の干渉に腹を立てたアビーだったが、徐々にバートと親しくなっていき…

 やっぱり大好きー。ちょっと気が強いけれど面倒見のいいヒロインとちょっと短期だけど責任感のあるヒーローのやり取り、会話。普段冷静で抑え気味のヒーローが突如嫉妬深くなるところはにやにや。そして真実を知ったヒーローの狼狽えっぷりにもにやにや。乗り越えていくヒロインは大人ですねえ。ふたりの仲の進み具合は本当に少しずつ少しずつ、そして障害もありなんですが、そのもどかしさをも楽しみました。あーでもエンディングはもっと余韻を楽しみたかったです。

 メモ お気に入り度:★★★★☆(4.5) ホット度:★☆☆☆☆

2006年09月04日

シルエット・ディザイア  狼とシンデレラ/バーバラ・マコーリィ <富豪一族:知られざる相続人4>

狼とシンデレラ 雑貨店を営みシアトルからの注文品を待っていたホリーは水上飛行機が湖に墜落するのを目撃した。すぐさま湖に飛び込んでパイロットのガイを救助した彼女はなりゆきから彼を家に泊めることになる。実はガイはある目的からホリーに会いに来たのだが、それを言い出せず…

 「富豪一族:知られざる相続人」の4作目、アラスカに住むホリーがヒロインです。ヒロイン、ヒーローとも好感の持てるタイプでチャーミング。全体的に甘く後半はラブラブです。話はよくあるパターンで大きな展開はありません。ですがシリーズとしては気になる事件が増えています…。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年09月03日

ハーレクイン・ヒストリカル  幸せな誤解/シルヴィア・アンドルー <リージェンシー・ブライド3>

幸せな誤解 フランセスカは母親亡きあと荘園を管理する伯母と暮らしていたが、伯母からは“駆け落ちした妹の私生児”と冷遇されていた。ある日フランセスカは九年前恋に落ちたマーカスと再会する。結ばれなかった恋に傷ついたフランセスカだったが、その傷口を広げたのはマーカスが自分とのことを知人に吹聴したと知ったことだった。今もふたりの間の絆を確信するマーカスは不遇なフランセスカを気にかけるが…

 面白くて一気読み。あっという間でした。次から次へとふたりの間に障害(誤解)が生まれてやきもき。ヒロインはただの衝動的な無鉄砲かなと思ったら勇気があるんですねえ。ヒーローも粘り強く、とにかくへこたれず、ヒロインを守ってくれて好感。自覚はしてないけど再会当時からヒロインにぞっこんのようです。エピローグはもっと長く取ってあの顛末はどうしたのか詳しく知りたかったかも(いや、知らずに想像しているほうがいいんでしょうか)。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★☆☆☆☆

ハーレクイン・イマージュ  失われた結婚/トリッシュ・ワイリー

失われた結婚 アメリカで出会ってすぐ結婚したアビゲイルとイーサン。アビゲイルはアイルランドに帰国してイーサンが迎えにくるのを待ち、そのまま八年の歳月が流れた。過去を忘れようと決意したアビゲイルはイーサンに手紙を書く。そして30歳の誕生日、彼女の前にイーサンが現れた…

 ここには書きませんけれど、何故彼は迎えに来なかったのかはすぐにわかります。そこからふたりは少しずつお互いを知り、気持ちを組み立てていきます。夫婦ものってことになるのですが、どろどろしたものはなく何ともさわやかな優しいロマンスでした。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★☆☆☆

2006年09月02日

ハーレクイン・イマージュ  仮面の花嫁/サラ・モーガン

仮面の花嫁 病床の母を救うため、アリージアは祖父ディミトリオスの要求をのんでセバスチャン・フィオルキスとの結婚を承諾する。フィオルキス家の船の事故のせいでアリージアの父は亡くなり母は床につきアリージア自身も子供を産めない身体になった。アリージアと結婚させフィオルキス一族を絶やすという復讐がディミトリオスの目的だった。ディミトリオスの事業を引き継ぐため結婚を了承したセバスチャンはアリージアの容姿に惹かれるが…

 ヒーローがヒロインに対して冷たい態度を取ったり酷い言葉を投げつけるシーンもあるんですけど、ヒーロー側の心情も書かれているためフォローになり中和されています。ヒーローサイドの視点が入るってこういうメリットもあるのね。後半は熱愛度が高まりいい感じ。むふ。ジジイヒロイン祖父の悪人度はかなりのもので、同じギリシャ系で同じように結婚を強制し後半は丸くなった「裏切られた夏」(リン・グレアム)の祖父とはえらい違いです。ヒロインはあまり元気のない様子が多かったのがちょっと…なのだけど(事情が事情なので当然か)、ドレスとかダンスとかかわいい面も見せているのでオッケーかと。もう一回ゆっくり読み直したいなー。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆(3.5)

ハーレクイン・ロマンス  花嫁と呼ばれる日/エマ・ダーシー

花嫁と呼ばれる日 マッサージ師として息子と共に暮らすスカイの前に突然6年前に別れた恋人ルチアーノが現れる。スカイが弟とベッドにいる写真を見せられ彼女を捨てたルチアーノだったが、弟の嘘と子供が出来ていたことを知ったルチアーノは彼女に会いに来たのだ。スカイと関わりたいと願うルチアーノだったが、彼女から弟の嘘の裏には自分の父が存在したことを知り…

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

 お話としてはそれなりに楽しく読みましたが、ロマンスとしては微妙~。ページの殆どが親子の確執にさかれたファミリーもの、ですねこれは。ヒーローのほうはがっちりと(ヒロインへの)愛情ありきで、ロマンス的な「揺れ」みたいなものはないので。

2006年08月31日

ハーレクイン・ロマンス  氷の令嬢/ジュリア・ジェイムズ

氷の令嬢 (ハーレクイン・ロマンス) 銀行家の妹で美術史研究家として摂政時代の画家の調査をしているポーシャは、ある晩餐会で値踏みするような視線を送ってきた男性ディエゴにランチに誘われる。彼女が断ると彼は彼女が行く先々で姿を見せるようになる。やり手実業家で華やかな女性たちと数々の浮き名を流してきた彼を避け続けるポーシャだったが…

 お嬢様ヒロインvs成り上がり実業家のストーリーはヒーローの予想通りの要求があって…なのだけど、その後はちょっと意外な展開に。周囲から冷たい女性、不感症と思われているヒロインですけど、ヒーローも負けず劣らず冷たいですよねえ。ふたりは燃えあがっているのだけれど、冷え冷えとしたラブシーンが続きました。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年08月30日

ハーレクイン・ロマンス  冷たい瞳の誘惑者/ケイト・ウォーカー <アルコラール家に愛を>

冷たい瞳の誘惑者―アルコラール家に愛を スペイン名家の娘メルセデスはロンドンのパーティで彼女に視線を向ける男性ジェイクに引きつけられる。ジェイクはパーティでメルセデスとダンスをし、翌日は彼女が宿泊するアパートメントまでやってきてディナーに誘った。彼がメルセデスの異母兄の従兄で、彼の母がメルセデスの父親に恨みを抱くことは告げぬままに…

 「アルコラール家に愛を」2作目、アルコラール家ものでは実質4作目(冊数では3冊目)になります。前作があまり好みでなかったためほったらかしていたのですが、もっと早く読めば良かったなぁ。面白かったです。互いにラブラブなのに遠回りしてしまう、夢中なのに素直にストレートに恋人同士にはなれない、そんなホットなストーリーでした。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

 「アルコラール家に愛を」はスペイン娘がヒロインという珍しいシリーズでしたね。

2006年08月29日

ハーレクイン・ロマンス  復讐とは気づかずに/ジャクリーン・バード

復讐とは気づかずに (ハーレクイン・ロマンス) 父親が生前描き遺した絵の展覧会を催したシャーリーは、父の最後の一枚である裸婦像を買ったジェイクと知り合う。ふたりはすぐに惹かれあいジェイクは巧みにシャーリーをデートに誘ったが、裸婦像のモデルがジェイクの妹でシャーリーの父親の愛人だったことを彼女は知らず…

 話自体は好きな展開だしこういうタイプのヒーローはオッケーなはずだけど…だけど、全然物足りない!復讐したいの?しないの?どっちなの。読後感がもやもやして「面白かった~っ!」と本を置けない感じ。本来もっと面白いはず!と思ってしまうせいか、別の日に読んだらまた違った感想を持ったんでしょうか。また読み直してみようかな。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年08月28日

シルエット・スペシャル・エディション  嵐のなかで/リア・ヴェール <孤独な紳士たち2>

嵐のなかで―孤独な紳士たち〈2〉 探偵のアリソンは富豪ジョセフ・マッコイから彼の息子の隠し子ミッチを連れてくるよう依頼される。ミッチの牧場でそのことを伝えるが、実の父親のことを知らされていなかったミッチは怒り、アリソンを牧場から追い出す。どうしてもマッコイからの報酬を必要としていたアリソンはミッチにつきまとい…

 実の父親に関することを知っていた前作のヒーローとは対照的に、数年前まで養父を実父と思い、出生に関することを何も知らされていなかった今回のヒーロー。ゆえに抵抗が大きくてとりつく島もない感じです、あくまでも最初はね。ヒロインもヒロインでプライドが高いというか、(ガンコヒロインとは違う)ガンコさを持っていて。ふたりが折り合いをつける地点なんてあるのかな?と心配になりましたが…。ああ、でも牧場ものはやっぱりいいですね、何ともすがすがしいわ~。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年08月24日

シルエット・スペシャル・エディション  復讐は甘美に/リア・ヴェール <孤独な紳士たち1>

復讐は甘美に―孤独な紳士たち〈1〉 (シルエット・スペシャル・エディション) マッコイ・エンタープライズの御曹子マーカスが亡くなり、彼の隠し子クーパーをマッコイ家に迎え入れる使者となったサラ。以前から父親マーカスのことを知り彼に憎しみを抱くクーパーは復讐のため会社を潰すと言う。慌てるサラだがクーパーは祖父のジョセフをあっという間に手なずけ…

 マーカスの隠し子でマッコイ家の後継者となった4人が主役のシリーズです。この作品ではヒーローのクーパーともう一人、次作のヒーロー・アレックスが登場しています。

 前半はちょっとノリが悪くて読みづらかったのですが、それ以降は楽しく読みました。ヒーローは復讐のために混乱を起こそうとするのだけれど…わりと分かり易いヒーローと言えるかもしれません。逆に兄のアレックスはかなり複雑そうで(4話目のヒーローのようです)それはそれで楽しみ。序章としてはまーまーかな。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年08月21日

ハーレクイン・スポットライト  珊瑚の海に抱かれて/エリザベス・ローウェル

珊瑚の海に抱かれて 民間非営利組織OCC(アワー・チルドレンズ・チルドレン)で働くマンディ。OCC主催のチャリティオークションで出品された海外事業局長サッターとのミステリーツアーを、マンディは上司アンシアの指示で競り落とす。以前から互いに魅力を感じていたサッターとマンディだったが、オーストラリアへの3週間の休暇は様々な問題をはらんでいた…

 メイン舞台となるレディ・エリオット島と海、海、海、海…の世界を堪能。
 過去の出来事から重いトラウマを抱えたマンディと静かに激しく彼女を見守るサッターとオーストラリアの自然のストーリーです。前半~中盤にかけてヒロインは苦しみの中におり、心情はとても丁寧に描かれています。後半はわりとあっさり通過してしまうので(その分ラブシーンが…?)もっと読みたかったなーと思いましたね。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

シルエット・サーティシックスアワーズ  愛されぬ花嫁/サンドラ・ステファン

愛されぬ花嫁 (シルエット・36アワーズ) 嵐の夜に生まれ、実の母親アニーが行方不明のクリストファーを養子にしたいと願う看護師のベサニーだったが、ソーシャルワーカーからは両親揃っていないと無理と言われる。何とかしたいと思うベサニーは偶然、医師のトニーが昇進するには結婚していないと不利だという話を耳にし、即座に彼にプロポーズしてしまう。そして話し合った末ふたりは結婚することに…

 1話で生まれた赤ちゃんのクリストファーをめぐる物語です。主人公ふたりは1話の主人公たちの同僚になり、彼らも顔を見せています。

 今回は最後まで話がどう決着するのかわからず、ハラハラしました。前半から中盤にかけてはベサニーとトニーの関係が三歩進んで二歩下がる状態で、じれったい。ヒーローはかなりメロメロ系入っていますかねえ。そして終盤は泣いてしまいましたよ~(最近涙腺ゆるいなぁ)。ベサニーの気持ちもトニーの気持ちもアニーの気持ちも苦しい。これはつらいー。このラストはこれで本当にいいのかな?と少し思いますけど、たぶんどんなラストでもそう思ってしまうでしょうね。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年08月19日

ハーレクイン・ロマンス  惑いの結婚指輪/キム・ローレンス

惑いの結婚指輪 (ハーレクイン・ロマンス) スペイン旅行に夫が来られなくなり、ホテルにひとりで宿泊していたリリー。その時出会ったサンチャゴと恋に落ちたが、彼はリリーが未亡人だと思いこんでいた…。一年後、離婚と死産を立て続けに経験し塞ぎ込んでいたリリーは友人レイチェルの強いすすめでダブルデートに出かけることにするが…

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

 上に書いたように“過去の”と但し書き付きの不倫ものです。そう言う意味ではどろどろしていると言えましょうか。でもヒーローが気に入ってしまったので…ハート 一応復讐を胸にヒロインに近づいた(らしい)サンチャゴですが、とても情熱的でヒロインにメロメロなんだもん。

ハーレクイン・ロマンス  夫に片思い/ミランダ・リー <求む、妻1>

夫に片思い―求む、妻〈1〉 (ハーレクイン・ロマンス) 妻の死後に彼女の裏切りを知ったリチャードは友人のリースが利用した結婚紹介サービスを通じて妻を探そうとする。一方、父親が遺した花屋が継母のものになり仕事と住まいを探しているホリーは、彼の母親の家に花を届けようとしてリチャードと出会う。互いに惹かれあい、その場でリチャードはホリーを食事に誘う…

 「求む、妻」の1作目。ふたりが出会うまで30ページかかったので↑のあらすじの時点では話があまり進展していません。この後関係を深めていくふたり。しかしヒーローが申し込んだ結婚紹介所の話と亡き妻の話がヒロインを揺さぶります。テンポも良く、ラブシーンもセクシー、相変わらずすらすらと読めます。これと言って悪くはないけれど、ただヒーローはちょっとお金持ち過ぎて鈍感というような感じもありましたねー。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

 次話では今回でも印象に残るエピソードが出てきたリースの話なので、かなり興味津々。リチャードに結婚紹介サービスのことを教え、自らもそれを利用して妻を見つけた彼って…。

2006年08月18日

ハーレクイン・ロマンス  ギリシア式に愛して/キャシー・ウィリアムズ

ギリシア式に愛して (ハーレクイン・ロマンス) 女手ひとつで五歳の息子を育てているアビーは雇い主ミハエルの婚約者としてサントリーニ島へやってきた。やっと恋人を見つけたと彼の家族・親族が歓迎する中、ミハエルの兄テオはアビーに疑いの目を向けていた。だがテオがアビーに島を案内することになり…

 互いに惹かれあい、知り合い、探り合う前半は面白かったです。婚約の事情がなかなかヒーローには知らされませんので大いに気をもんで傲慢ヒーローぶりを発揮しています。後半はちょっと…もうひとつだったかなぁ。ヒーローが傲慢を通り越して身勝手に見えてしまったので。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  引き裂かれた一夜/サラ・クレイヴン

引き裂かれた一夜 (ハーレクイン・ロマンス) ガナーズ・テラス改修のアシスタントとして働いていたキャリーだが、オーナーの死に伴いテラスは売却され職を失う。買収した会社とテラスが取り壊される前に直接話し合うため住民らとパーティに出ると、そこには別居中の夫ニコラスがいた。一年前、結婚式の当日にニコラスと他の女性との密会現場を目撃し、キャリーは逃げ出したのだった。ニコラスは戻ってきて子供を生めば、テラスの再開発計画を見直すと言うが…

 サラ・クレイヴンのときはもう何度も言いましてしつこいでしょうが、今回も本当にオーソドックスな昔ながらの定番パターンの作品です。もちろんそれで良いのです。今回は元さや。ヒーローの心の動き(アップダウン)はほぼ前作と一緒。ヒロインが出奔の理由といいちょっと子供っぽく感じられ、結構ヒーローに冷たくするので、こんなに見え見えなのにもっと優しく出来ないものかなぁ?とは思いました。それでもかなりヒーローが一生懸命で、全部は言えませんが(お約束の告白まで待ってください)、とにかくよかったのよ、くひひ ハート×2

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年08月17日

ハーレクイン・ロマンス  砂塵に舞う花嫁/ペニー・ジョーダン <砂漠の恋人>

砂塵に舞う花嫁―砂漠の恋人 (ハーレクイン・ロマンス) 自然科学研究の調査隊に参加しズーランに来たカトリーナはスーク(屋外市場)で買いものをしていてあるトゥアレグ族の男性に目を奪われる。その男は追われている様子で、カトリーナに近づくと恋人同士の振りをしキスをするとそのまま去っていった。翌日カトリーナは調査隊と砂漠へ向かう筈が性的関係を迫る上司の卑劣な罠で別のオアシスへ連れ去られる。そこへ盗賊団とともに昨日の男性が現れ…

 「砂漠の恋人」2部作の続編です。でも前のシリーズのことはすっかり忘れてしまって、因果関係がよくわかりません。事前に読んでおくべきだったかなぁ。ですが前作の関係者が続々登場と言うことはないです。主人公ふたりとも互いに夢中(と言っていいかと思います、たぶん。)なのだけど、ふたりともに色んな誤解をしているので易々とは結ばれません。ひたすら悶々としています。これはもどかしくて切なくなるというより、早く何とかしちゃえよ!と思うかな。ラストは結構好き、ぬるめの展開も好みですが、ロマンティック・サスペンス好きのかたには物足りないかも。全体的には可もなく不可もなく。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

文庫その他のロマンス  運命のいたずら/ジェイン・A・クレンツ

運命のいたずら 弟の会社に乗っ取りを仕掛けるギデオンに会いにラスベガスへやって来たハナ。彼と賭をし、彼女が勝ったら手を引くという約束を取り付けたハナだったのだが…。数週間後、人類学者だった伯母の遺品整理のためサンタ・アイネズ島へと向かうハナにギデオンは強引に同行して…

 プロローグであるラスベガスでの出会いを経て、ハナの本拠地シアトル、そして物語のメインはヴァージン諸島の小島へと変わります。だからオリジナル版の表紙よりこの文庫版のほうが作品のイメージにあっているんですよね。
 ストーリーはハナとギデオンの関係、ハナのまわりで怒る不審な出来事、ギデオンを追う若者、そして亡き伯母エリザベス・ノードの秘密などが絡まっています。クレンツのヒロインには珍しくハナがガンコヒロインに描かれていまして、これはエリザベス・ノードとの関係で意図的なものでしょう。それでもちょっとイライラするんですが、ストーリーもエリザベス・ノードの日記を読むあたりは面白かったです。
 少し気になったのは「である」で終わる文章が多かったこと、ヒーローがヒロインを「あなた」と言うこと。これが結構古くさい感じを持たせられたような気がします。内容自体はそーんなに古くはないのにねえ。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年08月16日

文庫その他のロマンス  虹の彼方に/アイリス・ジョハンセン

虹の彼方に 19世紀初頭。バルカン半島モンタヴィアの教会でステンドグラス「天国に続く窓」を探していたマリアンナはそれが無惨に破壊されているのを発見する。同じく「天国に続く窓」を探していたジョーダンはマリアンナと出会い、彼女の祖母が「天国に続く窓」を制作し彼女自身もステンドグラス職人だと知る。彼はある秘密が隠れた「天国に続く窓」の手がかりを得ようとマリアンナを彼女の幼い弟とともにイングランドの自分の家に連れて行く…

 ナポレオン時代の大陸を舞台にしたもので思い出したのはバーバラ・カートランド。ヨーロッパの小国の君主が国を乗っ取られそうになる、と言うような話でした。同じようにナポレオンの影が重くのしかかる時代の冒険ロマンスです。
 母親との約束に縛られ秘密を抱えたまま少女から大人になっていくマリアンナ。そして彼女と運命ともいえる絆で深く結ばれ、時には残酷に扱い、時には彼女を支え見守るジョーダン。結ばれることはないと思いながらも愛し合うふたりの思いが激しすぎます。ヒロインは強いですねえ。ステンドグラスの謎も徐々にわかり、歴史はどうだったっけ?と調べたりしてドキドキ。面白かった~。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年08月13日

文庫その他のロマンス  ハイランドの霧に抱かれて/カレン・マリー・モニング

ハイランドの霧に抱かれて 16世紀初頭スコットランド。類い希な美貌を持つ伯爵ホークに妖精の女王までもが心奪われたと知り激怒した妖精の王。ホークを拒むことの出来る、彼に恋をしない女性を彼の元に送るという命を受けた妖精王の使い・道化は美しい男に裏切られ人生をめちゃめちゃにされた20世紀の女性エイドリアンをタイムスリップさせる。エイドリアンは否応なくホークと結婚させられるが…

 ああもう言うまでもなく面白かったですよ!!2作目のヒストリカルはストーリーの先の予想がある程度ついたのですが、こっちはどうなるのか最後まで目が離せなかったです。難点と言えばヒロインが前半かたくななものでイライラさせられたんですけど、ヒーローはそれを補って余りある素晴らしさ。最初のシーンでは「何この優男」と思ったし美形だと言われても姿形は想像するだけですが、読み進めていくと…もう…心の美しさ、気高さは筆舌に尽くしがたいわ。ああ次作まで待てないどうしよう…。

 メモ お気に入り度:★★★★★ ホット度:★★★★☆(4.5)

2006年08月11日

文庫その他のロマンス  ハイランドの戦士に別れを/カレン・マリー・モニング

ハイランドの戦士に別れを モルデバンの領主のひとり息子14歳のガブレイルは母親の遺体に屈み込む父親を目撃し、村をマッケイン一族に焼き討ちされ、狂戦士ベルセルクとなった。16年後、友人の元に身を寄せていたグリム(ガブレイル)に恩人ジブラルタから彼の領地ケイスネスへの呼び出しの手紙が届く。ジブラルタは愛娘ジリアンを結婚させるためグリムを始め三人の男たちを呼び出していたが、グリムは生涯結婚しないと決めていた。呪われた血とベルセルクゆえに…

 カレン・マリー・モニングのハイランダーシリーズ2作目。1作目より先に読んでしまいましたが、とても面白かったです!なんか頭がまだぼーっとしてます。
 主人公ふたりがとても良いんですよ~。互いに好きで好きで好きで好きでたまらないのに、クールに堪えるグリムと素直になれず反発してしまうジリアン、反発と言ってもホントせつなくてかわいい、この一途に恋するもどかしさ焦れったさはたまりませんね。脇役もまた味があって、私は爺二人組も気に入りました。

 メモ お気に入り度:★★★★☆(4.5) ホット度:★★★★☆

2006年08月09日

文庫その他のロマンス  魅せられた瞳/キャンディス・キャンプ <モアランド公爵家の秘密1>

魅せられた瞳 “いかれたモアランド一族”と呼ばれる変わり者揃いのモアランド家の一員オリヴィアは心霊現象を調査する事務所を開いている。とある降霊会でセント・レジャー卿と知り合い、ロシア人霊媒師のいんちきを暴いて欲しいと依頼されたオリヴィアはセント・レジャー卿と共に彼の家ブラックホープ館へ向かう…

 ヴィクトリア朝を舞台にしたヒストリカルではありますが、そのまま現代の設定にしてもほとんど違和感がないだろうと思われます(さすがにアメリカを舞台ってわけにはいかないでしょうけどね)。それなりに面白かったのだけど、主人公ふたりのロマンスがあまり印象に残らず、霊媒師の謎と目的、そして奇妙な夢(とその内容)に興味が行ってしまうのは、この手の設定だとどーしようもないです。他の兄弟の話ではオカルトがらみでないほうがいいかなぁ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

文庫その他のロマンス  雇われた婚約者/アマンダ・クイック

雇われた婚約者 継父が急死して住む家をなくし婚約者にも裏切られたエリノーラ。金持ちの話し相手(コンパニオン)として身を立てることを余儀なくされるが、ロンドンの職業紹介所で出会った伯爵アーサーは彼女を偽の婚約者として雇いたいと言う。ある事情からロンドンに滞在する間、社交界の目をそらして欲しいらしい。エリノーラはその間伯爵の家に滞在することになり…

 何事にも動じず氷の伯爵と評されるアーサーと、気丈でしっかり者のエリノーラ。ヒーローが変人というのはいつものアマンダ・クイック(ジェイン・アン・クレンツ)。まぁ、変人とは言っても社交界のルールより自分のルールを優先する…って程度だと思います。けどそんなヒーローもヒロインと出会ってからはすっかり彼女のペース。とにかくヒロインがとても前向きで気持ちよく、周りの人たちを巻き込んでしまうパワー、けなげな部分もちらりと見せて、読んでいて何とも楽しかったです。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年08月08日

シルエット・ディザイア  最後の夜に/シャーリー・ロジャーズ <富豪一族:知られざる相続人3>

最後の夜に―富豪一族 知られざる相続人〈3〉 妻ヘザーの流産がきっかけとなって夫ジャスティンは家を出て行った。別居して一年後、ジャスティンはもう一度やり直したい、一緒にテキサスの生みの母の元へ行って欲しいと言ってヘザーの元を訪ねる。だがヘザーはふたりが別れる直前に妊娠し、ひそかに出産していた…

 富豪一族:知られざる相続人3作目。前作ヒロインの双子の弟がヒーローとなります。

 シークレットベビーものを読むときは大抵ヒロインサイドから読むことになりますが、今回は珍しくヒーロー視点。普段なら「そこで言っちゃダメ~」「なんで怒るのよ>ヒーロー」と思いながら読むところを、「何故早く言わないのっ」「そりゃ怒って当然」と逆の感想を持つのが新鮮でしたね。だから前半はヒロインひどい!怒 とずーっと思ってました。フォーチュン家の相続人だとわかったとはいえジャスティンのこれまでの境遇、今の孤独さはホントに気の毒で読むのがつらかった。だからこそヒロインの仕打ちは余計残酷に感じたんです。前作でエマ(ジャスティンの姉/ヒロイン)はミランダ(ふたりの母親)に怒っていたけどさぁ、情状酌量の余地は…どうなんでしょう?不満といえば、互いにシンパシーを感じている双子のエマとジャスティンなんだけど、肝心のふたりの会話場面が前作でもこの本でも殆どないのが残念でしたね。で、ラストでは主人公ふたりの心情が事細かに書かれていたので結構納得すっきりしました。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年08月06日

ハーレクイン・イマージュ  砂漠の楽園/マリオン・レノックス

砂漠の楽園 (ハーレクイン・イマージュ) ジェナと幼い妹のカーリーはパースまでの旅の途中、カーリーの父親の仕打ちから逃れるため衝動的に砂漠の中の無人駅で列車から降りた。しかし次の列車が来るのは4日後。困り果てたふたりが灼熱の中、停車場から見える古びた建物へ歩いていくと、埃だらけの家にひとりのカウボーイがいた…

 砂漠ってアフリカかなアメリカかなとか暢気に思っていたらアウトバック(オーストラリア)でした。表紙写真は豪邸ですけど主な舞台となるのは砂漠の中にぽつんと立つ小屋。とはいえ部屋数多し。

 ヒロインのジェナとヒーローのライリーは共に肉親・家族の愛情に恵まれぬ環境にいました。そんな過去を背負ったふたりの話ではありますが、ムードメーカーとなるジェナの異父妹カーリー(特にけなげでかわいい)、どんな状況であっても前向きであるジェナが、結構明るくほのぼのした物語の雰囲気を作っています。缶詰料理を工夫したり、小屋を掃除したりもあたたかさをアップ。…ですが、もう恥ずかしいくらいめちゃくちゃ泣いてしまいました。中盤の誕生日のシーンあたりでじわっと来て、後半クライマックスでは涙が止まらなくなってしまったです 涙。どのへんがツボにはまったのか説明不能ですけれど、殆ど期待していなかったから不意打ちを食らったせいかなぁ。今のところ今月では一番良かったです。

 メモ お気に入り度:★★★★★ ホット度:★☆☆☆☆

シルエット・ディザイア  素顔の億万長者/リンダ・コンラッド

素顔の億万長者 (シルエット・ディザイア) モデルの世界を捨てたメリは、地味な変装をし、つてを通じて慈善財団のアシスタントとしての仕事を得た。億万長者でボスのタイソンを洗練された人間にして欲しいという命も受けている。タイソンは徐々に地味なメリの素顔を知っていくが…

 縁結びの天使もとい謎のジプシー老婆パッショナータ・シャガリが登場する2作目です。1作目のヒーローの従兄弟が今回の主役ですが、内容上は関連は薄いのでこの本から読んでも問題はありません。来月も関連作が出るようです…2冊だけだと思っていたのに!

 スキャンダルの種を抱えたまま変装し素性を隠して秘書をするメリ。問題はいつそれが炸裂するかで、大体パターン通りだったかと。ドラマチックな展開はなく普通の恋物語なのですが、前作よりヒーローが明るめだったので好感を持ちました。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年08月05日

ハーレクイン・イマージュ  愛なき求婚/ジェニー・アダムズ

愛なき求婚 フィービーは親友に頼まれベビーシッターを務めるため彼女の兄マックスの家へやってきた。しかし急に双子の父親になったマックスはフィービーの手助けに感謝するどころか、彼女を辞めさせようとしたり、ふたりは諍いを繰り返す…

 ヒーローはいわゆるシングル・ファーザー。前半はヒーローに全く魅力を感じませんで もやもや (傲慢で情が薄くてetc.)、読むのがしんどかったです。後半はそれぞれの心情がわかるようになって、やや良くなったかな。

 メモ お気に入り度:★★☆☆☆ ホット度:★★☆☆☆

ハーレクイン・イマージュ  過去からのラブレター/レベッカ・ウインターズ

過去からのラブレター (ハーレクイン・イマージュ) 兄夫婦亡きあと甥のアランとスイスに暮らすトリスは古い荷物の中から自分に宛てた手紙を発見する。それはレイチェルという女性からで、トリスは彼女と結婚の約束をしたらしい。しかし彼は当時の記憶を事故で失っていた。アランはトリスの部下の力を借りてレイチェルを捜すと…

 記憶喪失&シークレットベビーもの、物語の半分はスイスが舞台です。結構ほのぼのストーリーでした。子供たちの出番が多く(ふたりとも良い子なので救われますが)、レイチェル×トリスよりもふたりにアランとナタリー(レイチェルの娘)を加えた4人でストーリーが進行、まず子供たちを尊重…てな展開になりますので、行動に出る出ないに関わりなくもーっとヒーローが情熱的だとツボだったんだけどなぁと惜しい気持ちになりました。結構淡々としているように見えまして、ハイ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★☆☆☆☆

2006年08月04日

ハーレクイン・ヒストリカル  貴婦人の素顔/ポーラ・マーシャル <リージェンシー・ブライド2>

貴婦人の素顔―リージェンシー・ブライド〈2〉 アッシュ家の末娘メグは幼なじみのサイモンからプロポーズされるが、実際的な申し込みだったためそれを断ってしまう。8年後、サイモンは独身のまま放蕩者となり、パリへ渡ったメグは裕福な未亡人となった。ふたりはロンドンで再会し…

 「リージェンシー・ブライド」2作目。前作と関連性はありません。

 何というか、評価に困りました。ストーリーはこの先どうなる?と気になるのですが、ヒロインに感情移入できない、ヒロインがよくわからないんですよね。結構ガンコヒロインかな?別れていた間に何があったのかが最後まで明かされないし、それがわかってもちょっと中途半端な感じ。端で見ていると主人公ふたりは何を揉めているんだとか思ってしまうし…う~ん。

 メモ お気に入り度:★★☆☆☆(2.5) ホット度:★★☆☆☆

 一番好きなシーンは最初の再会シーン(のヒーローの反応)。やっぱりヒロインがアレかなあ。

2006年08月03日

ハーレクイン・イマージュ  情熱のヴェネチア/キャサリン・ジョージ

情熱のヴェネチア 休暇でヴェネチアを訪れたローラは親友が頼んでホテルなどを手配してくれたドメニコと出会う。彼は自ら進んでディナーや観光につきあってくれ、ローラはヴェネチアの休日を満喫する。そして同時に二人は惹かれあい恋に落ちていくが…

 ダイサート家もののスピンオフ、「見知らぬヒーロー」ヒロインのフェン・ダイサートの親友ローラが主人公です。ドメニコはフェンの義兄(姉の夫)ロレンツォのホテルの関係者。物語中にはフェンの結婚式もあります。

 序盤はずっとベネチア観光でロマンティックな雰囲気が盛り上がり~ので、中盤からは様々な障害・危機がふたりに訪れます。そこから面白くなるんですけどね!作中でヒロインの母親も言っていますが、ふたりともプライドが高く血の気の多い似たもの同士。いろーんなことでぶつかり合ってはもにょもにょ、また喧嘩してはもごもご、と、お互いにきりきり舞いしたりさせたり。そんなヒロインがやっぱり好きです。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

 もしかしてこの作品のスピンも書かれるつもりなのかな~と思いました。下地はバッチリだし。7/5分はまだ残ってはいるけれど、一旦これで終わりとします。この本は一番最初に買ったのに、結局読むのが最後になってしまいました。

2006年08月02日

ハーレクイン・ロマンス  裏切りのスペイン/ジュリア・ジェイムズ

裏切りのスペイン ロザリンドは恩ある友人セーブルの頼みで濃い化粧と派手なドレスをまとい、カジノでセーブルの恋人とその仲間のコンパニオンを務めることになる。だがみだらな誘いをかけられロザリンドが頑として拒むと彼らは彼女を路上に置き去りにして行ってしまう。そこへカジノでロザリンドが見とれていたスペイン人が車で通りかかり、彼女を送ってくれることに…

 先日読んだ本がよかったので、ジュリア・ジェイムズの未読のものを探してきました。

  ネタバレ
 純粋である意味世間知らずなヒロインと互いに一目で惹かれ合ったスペイン人・セサル。情熱的な恋に落ちたふたりはかなりホットで甘甘でラブラブなんですが、ヒロインの持つ秘密がやばいなやばいな…と思っていると、やっぱり、ねえ。ヒロインはもっとしたたかでも良いように思ったんですが、そうなると話が成立しないか汗アセ ラストの説明でヒロインの○○はどうなったのかちょっと気になりました。□□したんでしょうけれど書いてなかったので。そもそもヒロインの○○○という設定が必要だったのかは疑問です。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

ハーレクイン・ヒストリカル  いたずらな運命/ニコラ・コーニック <リージェンシー・ブライド1>

いたずらな運命―リージェンシー・ブライド〈1〉 (ハーレクイン・ヒストリカル・ロマンス) 雨が降り出した田舎道で起きた二台の馬車の事故でアリシアはジェームズと再会した。ふたりは昔婚約していたが、アリシアは彼を捨て年寄りの金持ちと結婚したのだった。足止めを食ったふたりは宿屋で一夜を明かすことになり、ジェームズはアリシアの名誉のため結婚を申し込むが…

 恋人と別れさせられ結婚を強いられたヒロイン…というと「初恋のラビリンス」(キャンディス・キャンプ)のトラウマが。あれがつらくてねぇ…。今回はズルして読み進む前に彼女の結婚生活の真実を先にチェックし、これなら読んでも大丈夫かなと思いまして。さて事情があって別れ別れとなったふたりですが、怒りはあれど未だに想いを残したまま。けれどもなかなか素直にストレートには行かないわけで、中盤の駆け引きは結構面白かったです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★☆☆☆☆

2006年07月31日

ハーレクイン・イマージュ  シークの罠/サラ・モーガン

シークの罠 (ハーレクイン・イマージュ) 兄ピーターの借金の返済期限を延ばして貰うため砂漠の国カズバーンへやってきたエミリー。しかしエミリーと会ったプリンス・ザックは期限は延ばせない、ピーターは犯罪者だと告げ、彼女を宮殿に軟禁する。エミリーはこっそり宮殿を抜け出すが…

 ただの借金だと思っているエミリーと国民に対し詐欺を働いたと思っているザックの見解はズレていますが、とにかく兄はひどいなー。で、本題は純真無垢うぶなヒロインvs傲慢且つ疑い深いヒーロー。「愛」という言葉こそなかなか出てきませんけど、終始ラブラブといっていいのではないでしょうか。これでイマージュ?と思うほどホットでしたしね…

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

シルエット・ディザイア  カリブの一夜/リンダ・コンラッド

カリブの一夜 アニーはカリブ海の島にある海洋ほ乳類研究所を運営するニックの膝のリハビリトレーナーとして働いていた。二年前に妻を亡くしてから心を閉ざしているニックに惹かれるアニー。島にハリケーンが近づきアニーはニックと共に島に残るが…

 心を閉ざし、亡き妻への複雑な思いからヒロインと距離を置こうとするヒーロー。とはいえ実際のところ彼女から目が離せず悶々と…(笑)。ただ具体的にどんな事故があったのかよくわからなかったです(読み飛ばしてしまった?)。ファンタジックな要素もほんの少しだけありますが、そこはもっと押してもよかったんじゃないかなぁと思いました。来月の関連作もそのつながりから来ているのだし…

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年07月30日

ハーレクイン・イマージュ  真夏のマーメイド/サラ・モーガン

真夏のマーメイド (ハーレクイン・イマージュ) アンナは診療所に勤める医師。パートナーのデイビッドが療養する夏の間、彼の息子サムが診療所の代診医となるが、アンナとサムは昔から犬猿の仲。テレビ出演もする有名ドクターのサムは撮影隊を引き連れ、新しい番組の撮影を診療所ですると言い出しアンナは反発する。更にふたりはある事情から同居することに…

 いやもう面白かった!父親同士が同じ診療所の医師という幼なじみだけど全くそりが合わない二人は相手にイライラしっぱなし。ずっと言い合いをしてああいえばこう言う状態なのですが、決して深刻なものではなく、むしろテンポよく楽しく感じました。肝心なところでは息もピッタリですしネ。前半のふたりの反発が大きいので、互いに惹かれていることを意識しだす後半の困惑、もどかしさがたまりませんわ~ ハート×2。田舎町(コーンウォール)の夏の風景っていうのもいい感じ。

 メモ お気に入り度:★★★★★ ホット度:★★★☆☆

 幼なじみものが好きなので★はちょっと甘めになってるかもしれませんけど、幼なじみっぽい描写(過去の因縁とか)は殆どないです。でも何とはなしに実は互いのことがわかっているんじゃないかな~という空気はありますかねえ。

2006年07月29日

文庫その他のロマンス  一夜の代償/ヘザー・マカリスター

一夜の代償 (ハーレクイン文庫) ディー・アンは目覚めると、一糸まとわぬ姿でベッドにいた。前日は前の婚約者の結婚式で彼女は酔っぱらってしまったらしい。隣には同じく何も身につけずに眠る知人ジュリアン、ベッドは洋上の船の上、そして枕元にはふたりの結婚証明書が…

 ストーリー上、端折られている部分が気になるし(何があったのかもっと詳しくっ、というかそもそもそこが大事だろうに!怒 )、書かれているべきことが書かれていない何だか前後編の後編だけ読んでいるようなヘンな感覚もあるなぁ…と思ったら同じ著者の「奪われた花婿」の続編だったのね、チクショー!両方読ませろ~っ。ストーリーはサクサク読めましたが、やっぱりねえ… それからホット度が足りなかったです、もうちょっと期待していたので、そこはダメ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★☆☆☆(2.5)

ハーレクイン・ロマンス  禁じられた喜び/マギー・コックス

禁じられた喜び 働いていた書店が倒産し、地元を離れたくなかったリアダンは大きな屋敷で家政婦として働くことになる。雇い主のエイドリアンは著名な作家で過去の事件から隠遁生活を送り、リアダンにも高圧的な態度を取るのだが…

 ヒーローが画家や作家だとどーしても芸術家気質、平たく言うとわがままな面がクローズアップされがちでちょっぴり苦手です。このお話もヒロインよりヒーローの傲慢さと苦悩のほうが目立ちましたが、そんなに嫌な感じは受けませんでした。ヒロインを拒絶すると同時に求めるあたりは結構好きです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

 でもあまり真夏に読む本じゃなかったなぁ(苦笑)、雪の季節のお話なんて。汗アセ

2006年07月28日

ハーレクイン・イマージュ  禁じられた口づけ/キャロル・モーティマー

 前の職場で上司のセクハラに悩まされたキットは地味で控えめな秘書を演じてきたが、一目会ったときから上司のマーカスに惹かれてきた。ある日マーカスは週末の出張に同行するようキットに命じる。しかも彼の恋人らしく振る舞えというが…

 ん~~~これはちょっと…だったかも 汗アセ。とにかく色んな要素を詰め込みすぎ。そのどれもがモーティマーの以前の作品で読んだことあるようなエピソードだったと思いますし、ごちゃっとしていてわかりづらく、もやもや 肝心のメインのふたりの話がぼやけて見えました。

 メモ お気に入り度:★☆☆☆☆ ホット度:★☆☆☆☆

2006年07月27日

ハーレクイン・イマージュ  公爵のプロポーズ/ルーシー・ゴードン

公爵のプロポーズ 考古学者のジョアンナは昔の婚約者グスターヴォの家、モンテジャーノ公爵家敷地内の発掘に携わることになった。かつて結婚式直前にグスターヴォは他の女性に恋をし、それを知ったジョアンナは身を引いて、彼はその女性と結婚したのだ。現在、ふたりは離婚を経験しそれぞれ子供がいたが…

 こーんなひどいヒーローは初めて!いわゆる鬼○系といわれるひどいヒーローはたくさん見てきましたが、それとは全く別の、鈍さ自覚のなさ優柔不断さはひどすぎる、許し難い。怒 あまりにあまりなヒーローなので涙が出ましたよ、もぉ。彼に比べるとヒロインの前夫やヒーローの前妻でさえ彼らなりの筋が通ってると思いました。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★☆☆☆

 あ、ストーリー自体はとても面白かったです。ヒロインの性格もさっぱりして気持ちがいいですし。

ハーレクイン・イマージュ  花嫁のあやまち/ジェシカ・スティール

花嫁のあやまち 父親が再婚した後は家事をして支えていたコリー。だが父親が亡くなって遺産が全て若い継母に残されることになり、コリーは職と住まいを探さねばならなくなる。まず秘書の面接を受けるが実務経験のない彼女に見込みがあるはずはなかった。しかしコリーから事情を聞いた社長のサイラスは便宜結婚を持ちかけてきて…

 ほのぼのまったりちょっとクスッと笑えるユーモアもあるジェシカ・ワールド、ストーリーもいつものパターン通りでした。便宜結婚で完全に別居しているのにヒーローを気遣い徐々に恋に落ちていくきまじめで優しいヒロインがかわいいです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★☆☆☆☆

2006年07月25日

ハーレクイン・ロマンス  失われた都/ケイ・ソープ

 考古学作図家のドナはインカの発掘隊に参加するためペルーのリマへやってきた。ところがそこで発掘隊のリーダーの代役となったブレークと再会する。ふたりは三年前に結婚したが、結婚生活はわずか半年で破綻していた。再会直後からふたりの間には険悪な空気が…

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年07月24日

シルエット・サーティシックスアワーズ  花嫁は逃亡中/スーザン・マレリー

花嫁は逃亡中 結婚式当日に式場から逃げ出したランディは逃亡生活の末テキサス州の牧場にたどりつき、牧場主ブレイディは彼女を厩務員として雇い入れる。ブレイディはランディ以外にも社会のはぐれ者たちを雇っていて、ランディも次第に牧場の生活になじんでゆくが…

 サーティシックスアワーズ7作目は1話のヒーロー・ノアの妹で1話で結婚式から逃亡したランディがヒロインです。何故彼女は逃げ出したのか、ようやく語られます。ただし、事件のほうはそんなに進展はなく、ほのぼの牧場生活がメインです。偽名を使い事情を隠して働き始めたランディと、惹かれ合うブレイディの皮肉な過去には胸が苦しくなるようなたまらな~い気持ちに。ヒロインはホントに大人になったのか?と気になりますが、動物たちもかわいいし気になる脇役はいるし(もしかしてスピンあるんじゃないかなぁと思わせます。36hoursとは関係ないお話でしょうけど。)、楽しくも鋭く、かつじわっとくるお話でした。
 3話「運命の金曜日」のふたりが顔を見せていたのはちょっと嬉しかったです。もう出ることはないんだろうな~と思っていましたので。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★☆☆☆

 RとHTと再版ものが残っていますが新刊はこれで終わりです。イチオシは「罪深き娘」でしょうか。

2006年07月23日

ハーレクイン・シリーズ  人魚の恋/アン・ライサー

 母親の事故をきっかけに父親との関係を断絶し家を出たアンドレア。あるパーティで父親と再会し同時に父親が副社長を務める会社の新オーナー、ブレックと知り合う。彼は強引にアンドレアをデートに誘い出し、アンドレアの心の苦悩に触れていく…

 入院中の母親と、縁を切った父親の存在がヒロインのアンドレアに暗い暗い影を落とし、(食べるためにコマーシャル・アーチストとしての仕事をしているものの)才能ある芸術家として(油彩を描き続けています)の側面が、別の複雑な彩りを添えています。非常にかたくななヒロイン、この作品流に言うなら隠れてはするりとかわす人魚のようなアンドレアを、ブレックは強い力でとらえ、支えます。ヒロインは色々とつらい思いをして苦しみの中にいるのですが、そんな彼女に一途な想いを捧げ続けるのがいいです!ま、優しいと言うより強引ヒーローならではの無理強いもかなりしているんですけどね、そこはそれ、ロマンスだから~♪

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★☆☆☆

2006年07月22日

ハーレクイン・ロマンス  プロポーズを待つ夜/サンドラ・マートン <オコンネル家の人々>

プロポーズを待つ夜―オコンネル家の人々 知人のパーティで知り合い互いに強烈な魅力と反発を感じたブリアナとジャンニ。ある日ジャンニがブリアナのアパートを訪ね、共通の友人夫妻が亡くなったことを告げる。悲しみの中、衝動的に関係を持ってしまったふたりだが、更にジャンニは夫妻の遺児の後見人に彼とブリアナが指名されたことを告げ…

 「オコンネル家の人々」6作目。6人兄妹ですのでこれで一応ラストです。ストーリーはこの後ふたりでシチリアへと向かうことになります。気の強いヒロインは好きですが、ここまで反発ばかりだとちょっといやかな~ もやもや と思いました。喋る前に考えろ、と。中盤はそのへんがひどいのであまり楽しめませんでした。最後もちょっと身勝手じゃなかろうかと…うん…。

 お気に入り度:★★☆☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年07月17日

シルエット・ラブストリーム  シークの口づけ/デイナ・マートン

シークの口づけ (シルエット・ラブストリーム) 特命防衛部隊SDDUの一員であるダナ。武器密輸組織を食い止めるためベハーレーンでの任務中に飛行機が撃墜され彼女ひとりがパラシュートで砂漠に着地した。幾日も砂漠をさまよった末ベハーレーン国王の従兄シーク・サイードに助けられるが彼もまた命を狙われていた。作戦を知られたくないダナは記憶喪失を装い、サイードは彼女をキャンプに連れて行く…

 非常にテンポがよく展開が早いお話でした。どちらかというとこの手の特殊部隊ものストーリーは不得手なのですけど(もっと違うシークものを想像してましたし)、勢いに飲まれてあっという間に読んでしまいました。次々と現れる刺客、ベハーレーンの国内情勢、そして…。ヒロインがめちゃくちゃタフでアクションシーンもてんこ盛りです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年07月16日

ハーレクイン・ロマンス  ボスにだまされて/キャスリン・ロス

ボスにだまされて (ハーレクイン・ロマンス) 一年前に同僚と離婚し、職場の人間とは二度とつきあわないと決めたルーシー。友人に誘われ出会いパーティに出席することになるが、そこで勤め先を買収した会社から視察のために派遣され、昼間彼女にデートを申し込んだリックと出会う。一時は会場のホテルで別れたもののリックはルーシーの後を追ってきて…

 夫の裏切りに深く傷つけられ、別れた後も同じ職場で働き私生活を晒しているような環境にあるヒロインにとって、また同僚と恋に落ちるわけには…と抗います。が、ヒーローは甘く優しく、そして強引でねばり強く彼女をかき口説きます。ヒロインを気遣う一方で押しが強く、時には前夫に対する嫉妬心を見せるところもたまりません、いいねーいいねー。この作家さんのこういうところが好きだったんだよ~と思い出しました ハート×2

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★☆☆☆(2.5)

 そういえばラブシーンが盛り上がりこれから…と思ったらいきなり翌朝に場面転換している箇所があり「ちょっとぉっっ!」とツッコミを(笑)。

シルエット・ディザイア  さまよえるシンデレラ/アイリーン・ウィルクス <富豪一族:知られざる相続人2>

さまよえるシンデレラ―富豪一族 知られざる相続人〈2〉 暴力をふるう賞金稼ぎの元婚約者から逃げウエイトレスをしている妊娠中のエマ。ある日探偵のフリンが現れ彼女がフォーチュン家の人間であることを伝える。生まれてくる子供のためにフォーチュン家で暮らすことにしたエマだが彼女の写真がタブロイド紙に掲載され、フリンと共に身を隠すことに…

 ヒロインが妊娠中であることを除けば普通の“身を隠す(逃避行)もの”かな。ほぼ二人っきりで釣り小屋に身を潜め、互いのことを知り惹かれ合っていく…と。ヒロインは双子の弟ともに生後すぐ捨てられたわけで、その辺の複雑さは興味深く、来月は弟ジャスティンの話なので気になります。
 すいません、あまり入り込めなかったです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

 未だに読み終えることが出来ない「遅すぎた求婚」のことなどを考えると、この作家さんは私の苦手な部類なんでしょうか…(好きな人にはホントすみません)

2006年07月15日

ハーレクイン・ロマンス  罪深き娘/ジュリア・ジェイムズ

罪深き娘 レイチェルの母アーリーンはヴィートの父親エンリコ・ファルネステの愛人だった。エンリコの死のどさくさに紛れファルネステ家のエメラルドを持ち出したアーリーンはレイチェルにそれを託す。レイチェルは子供の頃から蔑まれてきたと同時に初めての恋人であるヴィートに会いに行き、結婚を条件にエメラルドの返還を申し出る。彼女にはどうしてもヴィートと結婚したいある理由があったのだが…

 傲慢尊大ヒーローひどいよなぁと思うのだけれど、読み進めていくうちに登場人物のそれぞれにその行動を取らせた理由がちゃんとあることが明らかにされていき、どれも納得します。最後は一気に収束し、ラストは泣いてしまいました。あぁ~これはよかったっ!

 メモ お気に入り度:★★★★★ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  愛を裏切った罰/リー・ウィルキンソン

愛を裏切った罰 (ハーレクイン・ロマンス) かつてデボラは婚約者デイビッドの浮気現場を目撃し、結婚よりキャリアを選ぶと嘘をついて一方的に別れを告げた。3年後別の男性と婚約し結婚式が迫ったある日、デボラの元にデイビッドが現れる。デボラとの婚約解消後も家族ぐるみのつきあいを続けていたデイビッドはデボラの兄ポールの事故を知らせに来たのだが…

 ヒーローは彼女の家族には善人ぶりながらヒロインには復讐を…ってほどではなく、傲慢ヒーローぽいけれどあくまでも基本は甘くマイルドなんです。ただちょーっとヒロインが子供っぽいかなぁ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  一夜の波紋/ヘレン・ビアンチン

一夜の波紋 (ハーレクイン・ロマンス) ティナは同居していたバシリと一夜の関係を持ち妊娠した。だが直後にバシリが事故死し、バシリの異母兄ニコスから数百万ドルでお腹の子の養子縁組か彼との結婚を提案される。脅しとも言えるニコスのプロポーズにティナは同意し…

 大好きだった「ある出会い」のスピンオフ。ポール(この作品の中ではパウロ)の息子ニコスがヒーローになっています。「ある出会い」ではニコスは15歳だったので現実も同じくらい時間が流れているのよねえと感慨深く、同時に主人公のステイシーにはかわいそうな展開でしたね。

 中盤までずっとまったり展開で特に何もないんですよね~。ヒロインもいつも通りのヒロインで、あえて言えばあまり妊娠中って感じは受けなかったかも。ヒーローは強引ではあるけど思いやりと節度を持ってヒロインに接しているし、まぁそこが若干物足りなくて。スピンで★1つおまけ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

 「ある出会い」についてはこちらで簡単に触れています。後日もっとちゃんとした記事を書く予定です。

2006年07月12日

シルエット・ディザイア  消えた花嫁/ペギー・モアランド <富豪一族の花婿5>

消えた花嫁―富豪一族の花婿〈5〉 (シルエット・ディザイア) 結婚式当日、教会から逃げ出した花嫁のイザベル。それを偶然見かけた捜査官のリンクは跡をつけ、イザベルの車が事故を起こすところを目撃する。リンクが車からイザベルを救出すると彼女は助けを請い、彼はひそかに友人のキャビンへ連れて行き彼女をかくまう…

 「富豪一族の花婿」5作目。3、4作目のヒーローたちの妹イザベルが主人公、事件も大団円へと向かいます。

 珍しく一気読みでした。視線を交わす前から互いに惹かれていたふたりですが、身分違いという以上の深~い溝があり、一時は感情に抗おうとしつつもすべてを乗り越えていく様子は感動的。とにかく全身全霊をかけてヒロインを愛し守るヒーローがいいんですよ!

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

 「富豪一族の花婿」もこれで終わり。シリーズを通しての事件は収束に向かう4話5話で大きく扱われ、時間軸の混乱やかみ合わないエピソードも(たぶん)なかったはず。アリゾナのフォーチュン一族ってことで登場人物も整理されていたので、かなり読みやすく自然な感じで良かったです。お気に入りはこの最終話。

2006年07月11日

シルエット・ディザイア  花嫁になる理由/キャロライン・クロス <富豪一族の花婿4>

花嫁になる理由―富豪一族の花婿〈4〉 (シルエット・ディザイア) アンジェリカは、自分が親代わりとなっていた弟が亡くなったときに彼女を慰め支えてくれたライリーとベッドを共にした。だがライリーからはそれっきり連絡が来ず、彼には単なる一夜の情事だったのだとアンジェリカは傷つく。しかしそれから3ヶ月後、風の噂で彼女が妊娠したことを知ったライリーは結婚を申し出て…

 「富豪一族の花婿」4作目。この作品ではシリーズを通しての事件が大きく動きます。

 3作目の主人公シェーンの双子の弟ライリーがヒーローで、双子でありながら容貌や性格の異なるふたり。出来のいいまじめな兄と気ままなプレイボーイの弟という構図は最近も別の本で読みました。この作品でも鍵となるのはそのあたりで…こういうヒーローはどうも憎めないのね~。ヒロインを気遣い(お預けをされてるからでもあるけど)悶々と過ごしているさまにもニヤリ。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

シルエット・ディザイア  一途な花嫁/ショーナ・デラコート <富豪一族の花婿3>

一途な花嫁―富豪一族の花婿〈3〉 父親が亡くなり葬儀と遺産整理のため息子ボビーとともにアリゾナへ帰ってきたシンシア。ケイト・フォーチュンのすすめでとある留守宅を借りるがそこはかつての恋人ショーンの家、しかも留守とはケイトの嘘だった。雑事が済むまでショーンの家に居候することになったシンシアだが…

 「富豪一族の花婿」3作目。1、2作目のヒーローの従兄弟シェーンがヒーロー。アリゾナのフォーチュン一族は建築会社に関わっていますが、彼だけはドクターとなり、また祖母のネイティブアメリカンの血を強く引く人物として描かれています。

 昔恋人同士だったふたりですが、シェーンがシンシアを捨てたためシンシアはアリゾナを離れて彼の子供ボビーを生みます。ボビーはショーンよりもシンシア似、ネイティブアメリカンぽいところがないので(表紙右下参照)ショーンは我が子とは気づきません。シンシアはそれを告げるべきか悩み、ショーンは一度は捨てた彼女を取り戻したいと思い…で、中盤は話が殆ど動かずずーっと悩んでいるのでちょっとだれてしまいました。ショーンがどうやってどんな言葉で彼女を捨てたのかわかればよかったんですけど。

 メモ お気に入り度:★★☆☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年07月06日

シルエット・ディザイア  花嫁の誤算/キャスリン・ジェンセン <富豪一族の花婿2>

花嫁の誤算―富豪一族の花婿〈2〉 (シルエット・ディザイア) 子供が欲しいジュリーと両親から結婚するよう命ぜられたタイラー。全く住む世界が違うふたりは結婚仲介サービスを通して知り合い、一度会って結婚することを決めた。感情を挟まない取引の筈だったが…

 「富豪一族の花婿」2冊目。前作のヒーロー・ジェイソンの弟タイラーが主人公です。金持ちで気軽な関係のみを楽しむプレイボーイで次男らしい気ままな暮らしをしてきたタイラーと、地味で内気な司書のジュリー。タイラーには軽い印象を持っていましたが、うぶなヒロインが徐々にきれいになっていく手助けをし、すごくジェントルに振る舞います。甘いですねぇ。プレイボーイっぽい甘さでなくむしろ真摯な印象。ヒロインも一途にひたむきな愛を注ぐのがよし。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年07月04日

シルエット・ディザイア  悲しき花嫁/リアン・バンクス <富豪一族の花婿1>

悲しき花嫁―富豪一族の花婿〈1〉 アデルはフォーチュン建設が携わるアリゾナの病院の倫理コンサルタントとなった。だがパーティが行われるカントリークラブで倫理コンサルタントの仕事を馬鹿にする声を聞きつける。それはフォーチュン建設のマーケティング副部長ジェイソンで、最初は反発したもののたちまち二人は惹かれあい…

 「富豪一族の花婿」1冊目。シリーズを代表する縁結び役ケイトとは血の繋がらない孫たち(ケイトの夫とネイティブアメリカンの女性との間に生まれた双子、デヴリンとハンターの子供たち)のシリーズになります。アリゾナ州プエブロの病院建設にまつわる事件も起きるようです。

 この作品自体はシリーズ上の話は少し動いているんですが、ロマンスとしての話は地味な印象、可もなく不可もなく。ジェイソンの娘リサとか「アクセサリーにまつわる物語」とか割とよかったですが。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年07月02日

文庫その他のロマンス  恋はストンと落ちるもの/ドナ・コーフマン

恋はストンと落ちるもの 人気ウェブコラムニストのタンジィは結婚や真剣な関係よりオオカミ男との短い情事を楽しむ29歳。悩みといえば友人が全員結婚してしまったことと、異常なファンSoulM8の存在。ある日大伯母のミリセントから屋敷の留守番を頼まれたタンジィはそこで屋敷のスタッフであるライリーと出会う。どう見てもヒツジ男のライリーに、何故かタンジィはひっかかりを感じて…

 シングルトン恋愛小説にミステリー・ロマンスの要素もプラスした作品、かな。女友達やミリセントとの軽快なやりとり、謎めいたライリーとのムズムズする駆け引き、それらをストーカーSoulM8事件の緊張感で包んでいます。ぱっと見地味系だけど実は…というヒーローは他の作品でもいますねえ。ライリーの正体は読者には早めに明かされますけど、タンジィがそれを知るまでのふたりの間っていうのが結構好きだなぁ。この焦らされ感がいいのよ ハート×2

 ところでタンジィは大体こんなふうに男性をオオカミ男とヒツジ男に分類しています。

  • 群れのリーダーとなり堅実で頼れるヒツジ男

  • 決して飼い慣らされたりしない獲物を狙ってうろつくオオカミ男
  •  メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

     表紙には仰天したしページ毎のウサちゃんスリッパはよくわからないのだけれども、本の全体的なつくりは結構好きです。とても読みやすく、長編が苦にならないのです。

    ハーレクイン・イマージュ  キスは森のなかで/サンドラ・フィールド

    キスは森のなかで 母親が亡くなって自分が養女だったことと双子の妹フィオーナがいることを知ったカリンは、妹に会うためカナダからイギリスへやってきた。妹が住む大邸宅を外からうかがっているとひとりの男性がカリンをフィオーナと間違えて抱きしめ、情熱的なキスを…

     カリンにキスした男性レイフはフィオーナの幼なじみで彼女を結婚相手として相応しいと考えてはいるものの、友人以上の関係はありません。この後ストーリーはカリンとフィオーナの関係、カリンのつらい過去などをからめてカリンとレイフの関係が進んでいきます。愛情に対して臆病になるカリンにレイフがとっても優しく辛抱強く、それに最初の森の中のキスシーンがよかったわぁ…。

     メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆