2007年04月06日

シルエット・スペシャル・エディション  再会はベッドで(色あせぬ想い)/アネット・ブロードリック

色あせぬ想い キャラウェイ・エンタープライズの施設で爆発が起こる事件が相次ぎ、陸軍に所属するクレイは海外勤務から呼び戻される。結婚前夜に婚約者のパメラにふられてから何年も帰郷を避けてきたクレイだったが、CIAや陸軍も関わる事件調査チームに参加することになる。そしてFBI捜査官となったパメラとペアを組むことに…

 「キャラウェイ・ダンディーズ」シリーズの関連作で、シリーズ3作目「旅立ちは風のように」の主人公たちの息子クレイがヒーローです。今回は一族がどっさり出てきまして、クレイとパメラ以外のもうひと組のロマンスも進行します。
 登場人物が多いので、従兄弟?兄弟?誰の子供だっけ?と時々混乱しましたが、本筋は若さゆえに結ばれなかった二人の元さやもの、事件はゆるめです。それでも主人公二人が真剣で想いが深いゆえにすれ違ってしまったり、もうひとりのヒーローが初々しかったり、結構楽しかったです。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年04月05日

シルエット・スペシャル・エディション  荒野のプレイボーイ(情熱のゆくえ)/アネット・ブロードリック

情熱のゆくえ キャラウェイ家の三人の独身男性、クリント、ケイド、マシューの守護天使たちは彼らが愛を受け入れるよう天界から干渉すべきだと考えていた。潜入捜査官のクリントはマジシャンのマネーロンダリングを調査するため同僚のガブリエルとラスベガスに向かう。彼の役割は歌手に扮したガブリエルの愛人役で…

 「キャラウェイ・ダンディーズ」シリーズの関連作、3部構成です。クリントとケイドはシリーズ1作目「追憶は波のように」の主人公たちの双子の息子で、マシューは2作目「出会いは嵐のように」の主人公たちの養子です。それぞれ愛を受け入れることができなかったり、真剣な関係を避けてきた主人公たちが天使の介入によって愛する女性と結ばれていきます。
 でもその介入がやりすぎと思える話もあって、ちょっとねえ。ほどよい加減のものもありますが。ヒーロー別の3部作になっているためひとりひとりが短いのも物足りず、あっという間に決着という気がして残念でした。「キャラウェイ・ダンディーズ」シリーズが好きな方なら読んでもいいかな、という程度でしょうか。3作目以外は一応関連してはいるものの普通の作品です。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

 ところで3作目のマシューの話は「追憶は波のように」に深く関連してくる話だったので、たまらなくなってすぐにこちらを読み直してしまいました。キャラウェイ・ダンディーズのなかでは一番のお気に入り、やはり今読んでも面白かったです。

2006年10月09日

シルエット・スペシャル・エディション  スキャンダルの香り/リア・ヴェール <孤独な紳士たち4>

スキャンダルの香り 芸能リポーターのマデリンはマッコイ家に非嫡出子3人の他に4つ目のスキャンダルがあるとにらんでいた。ジョセフ・マッコイの誕生日パーティの取材中、かつてデートしていたアレックスと再会する。パーティから抜け出し厩舎で苦しみの中にいる彼を見たマデリンは…

 「孤独な紳士たち」最終話。マッコイ家の非嫡出子たちをヒーローにしてきたシリーズの終わりはただひとりマッコイ家の中で育てられたアレックスが主人公。マーカスの死によって父母が祖父母、死んだ兄が実父、メイド頭が実母であると初めて知らされたアレックスの苦悩を描きます。(この設定は1話目前半で明らかになっています)

 この話を読みたくて毎月読み続けてきたのでその期待度と比べるとちょっと物足りない感じ、前半は少々退屈してしまって。ヒーローに惹かれる一方で、今は芸能ニュースを扱っているけれど将来は60ミニッツのような報道に携わりたいという野心を持つヒロインは、今回のニュースを手みやげにしてステップアップしたいという下心もあってヒーローにつきまといます。それは今までの作品と似たタイプのヒロインなのですが、実はあまり好みではないというか同調できないというか、これは人それぞれかなあ。アレックスの出生の秘密を公にしたいヒロインと守りたいヒーローが出した結論は…と、シリーズのまとめっぽく、ラストは結構面白かったです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年09月11日

シルエット・スペシャル・エディション  琥珀色の涙/リア・ヴェール <孤独な紳士たち3>

琥珀色の涙 弁護士リンの仕事は“失われた富豪たち”の一人リックをマッコイ家へ連れて行くこと。だが彼は飲酒運転のあげくに事故を起こし保釈中の身。リックの態度と事故に疑問を抱いたリンは周辺の調査を始めるが、リックは非協力的なだけでなく彼女の邪魔ばかりをして…

 「孤独な紳士たち」3作目。今回は海兵隊所属の次男(ということになるらしい)リックがヒーロー。ヒーロー4人とも母親との関わり方、実の父のことを知っているか否かという組み合わせが違うのが面白いですね。実はわたしは軍人ヒーローにはそれほどそそられないのですけど、軍の仲間同士の絆とか、今回は結構カッコ良かったかも(軍人としての見せ場はありませんので期待なさらぬよう。)。ヒロインは今までと似たよーなタイプかな。キャリア重視、プライベートは寂しく、ひとりで生きている。ストーリーは八方ふさがりに見えたものの…最後が思ったより良かったです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年08月28日

シルエット・スペシャル・エディション  嵐のなかで/リア・ヴェール <孤独な紳士たち2>

嵐のなかで―孤独な紳士たち〈2〉 探偵のアリソンは富豪ジョセフ・マッコイから彼の息子の隠し子ミッチを連れてくるよう依頼される。ミッチの牧場でそのことを伝えるが、実の父親のことを知らされていなかったミッチは怒り、アリソンを牧場から追い出す。どうしてもマッコイからの報酬を必要としていたアリソンはミッチにつきまとい…

 実の父親に関することを知っていた前作のヒーローとは対照的に、数年前まで養父を実父と思い、出生に関することを何も知らされていなかった今回のヒーロー。ゆえに抵抗が大きくてとりつく島もない感じです、あくまでも最初はね。ヒロインもヒロインでプライドが高いというか、(ガンコヒロインとは違う)ガンコさを持っていて。ふたりが折り合いをつける地点なんてあるのかな?と心配になりましたが…。ああ、でも牧場ものはやっぱりいいですね、何ともすがすがしいわ~。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年08月24日

シルエット・スペシャル・エディション  復讐は甘美に/リア・ヴェール <孤独な紳士たち1>

復讐は甘美に―孤独な紳士たち〈1〉 (シルエット・スペシャル・エディション) マッコイ・エンタープライズの御曹子マーカスが亡くなり、彼の隠し子クーパーをマッコイ家に迎え入れる使者となったサラ。以前から父親マーカスのことを知り彼に憎しみを抱くクーパーは復讐のため会社を潰すと言う。慌てるサラだがクーパーは祖父のジョセフをあっという間に手なずけ…

 マーカスの隠し子でマッコイ家の後継者となった4人が主役のシリーズです。この作品ではヒーローのクーパーともう一人、次作のヒーロー・アレックスが登場しています。

 前半はちょっとノリが悪くて読みづらかったのですが、それ以降は楽しく読みました。ヒーローは復讐のために混乱を起こそうとするのだけれど…わりと分かり易いヒーローと言えるかもしれません。逆に兄のアレックスはかなり複雑そうで(4話目のヒーローのようです)それはそれで楽しみ。序章としてはまーまーかな。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年06月25日

シルエット・スペシャル・エディション  さよならは告げずに/サンドラ・マートン <アラビアン・ロマンス:バハニア王国編>

さよならは告げずに 家族で戦闘機の訓練を生業としているビリー。バハニア王国での仕事に就いた彼女は第四王子で自ら飛行機を操縦するプリンス・ジェフリと出会い、宮殿に招待される。二人はたちまち親しくなるが…

 優れたパイロットであるビリーはその能力ゆえにまわりの男性から無視され、恋愛経験が乏しいヒロイン(他にも原因はあるのですけどね)。彼女に撃ち落とされたことをものともせず積極的にアプローチしてくるジェフリは、四男らしいお気楽さとプリンスらしいプライドと強引さを持ったヒーローです。ここに絡んでくるのがバハニア王国編でキューピッド役を務めている国王なんですよね。くぅ~っ、やっぱりこのたぬきおやじ国王だったか~、と。猫だらけの宮殿で犬を飼うヒロインなど全体的に楽しいムードの一冊でした。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

 ビリーには三人の兄がいてこの本にはひとりだけ登場しています。スピンないかな~って期待しちゃいますね。

2006年06月11日

シルエット・スペシャル・エディション  孤独なプレイボーイ/クリスティーン・フリン <愛を知った日3>

孤独なプレイボーイ トラックで工事現場をまわってマフィンやサンドイッチなど軽食のケータリングをしているマディソン。ある日コード・ケンドリックに強引な注文を頼まれ彼に指示された工事現場内にトラックをとめてマフィンを配達したが、トラックに鋼材が落下して商売の危機に…

 常にパパラッチのターゲットとなってきたケンドリック家の中でも最もスキャンダルまみれとなっている次男コードの話です。トラック破壊で訴訟沙汰(→コードがパパラッチの餌食に)にならないようマディソンに仕事を与えたり様子をうかがったりしているうちに、明るく懸命に働くマディソンの心の影の部分を知っていきます。同時にただの放蕩者ではない自分の居場所を求め続けてきたコードの姿が浮き彫りとなっていきます。苦悩する二人と愛、ん~何とも良かったですハート

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

 マディソンが作る数々の料理も美味しそうでポイント高し。

2006年06月10日

シルエット・スペシャル・エディション  楽園の恋をもう一度/スーザン・マレリー <アラビアン・ロマンス:バハニア王国編>

楽園の恋をもう一度 十八歳の姪ブリタニーがバハニアの皇太子ムラトと婚約すると知ったダフネは懸命に姪を説得し、考え直させる。かつてブリタニーはムラトと婚約していたが、王妃としてやっていく自信をなくしバハニアを去っていた。ムラトの元へブリタニーの心変わりを説明しに行ったダフネはムラトにそのまま宮殿内のハーレムに閉じこめられてしまう…

 とにかく面白かったです。ダフネをおびき寄せるためにムラトが婚約を仕組んだ…って展開でも良かった気がしますが。年月を経て大人の女性になったヒロインとプライド高きクールな皇太子との駆け引き、シリーズの他のヒロインたちも登場してにぎやかです。

メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年05月11日

シルエット・スペシャル・エディション  落札された令嬢/クリスティーン・フリン <愛を知った日2>

落札された令嬢 兄の家でかつて憧れていた兄の友人マットと再会したアシュリー。ケンドリック家の令嬢として常に生活態度に気を遣っていた彼女にとって、マットは魅力と同時に緊張を感じる存在だった。二人は一夜をともに過ごすが…。翌週アシュリーが携わるチャリティオークションでマットが彼女を競り落とす。アシュリーの役目はフロリダで住宅建設を手伝うこと…

 実は素顔は臆病なのに、名家の令嬢として常に記者につきまとわれつつもいらだちを表したりはせず、抑えた態度でいるアシュリー。時には頑固とさえ見えます。それゆえかかつて奔放な青春時代を過ごしたマット(でも今は成功した建築業者)に憧れを持ったんですね。ストーリーは地味というか淡々とした展開ですが、二人の間はなかなかストレートには進まず、なんともじれったい、もどかしい(でもそこがいい!♪)。

メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年03月31日

シルエット・スペシャル・エディション  口づけの代償/クリスティーン・フリン <愛を知った日1>

口づけの代償 バージニア州の名家ケンドリック家で庭師として働くアディはケンドリック家長男で議員のゲイブに憧れを抱いていたが、初めから身分違いと諦め他の男性と婚約する。妹の結婚式のために帰宅したゲイブは良い相談相手だった彼女の婚約を知り狼狽える。ふたりの関係に変化が訪れようとしていた…

 地味~で控えめなヒロインと名家の御曹子というそんじょそこらのロイヤルロマンスよりはっきりした身分違いものです。静かに燃える情熱って感じでしょうか、う~んなかなか良かったです。障害があると燃えるのね(読者も)。不満と言えば…ヒーローちょっと気づくの遅すぎ!何彼女を宙ぶらりんにしてんの!ってこと。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年03月07日

シルエット・スペシャル・エディション  砂塵のかなたに/スーザン・マレリー <アラビアン・ロマンス:バハニア王国編>

オンライン書店ビーケーワン:砂塵のかなたに ダラスで看護師として働くエマ。ある日自宅の前に国務省の人間が現れ、彼女をバハニア王国へ連れて行く。国王からの招待に不審を抱くエマだったが待ち受けていたのはレイハン、彼女の夫だった…

 アラビアン・ロマンス:バハニア王国編3部作の続編3部作の1作目(通算4作目)になります。前作のラストで結婚していることが明らかになった第3王子レイハンとエマの話です。別れ別れとなった事情はあれど、レイハンは今も彼女にべた惚れのようです(笑)。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年01月03日

シルエット・スペシャル・エディション  愛に目覚めるとき/ジュディ・デュワーティ <ある運命の物語1>

 大型連作シリーズ「ある運命の物語」1作目です。
愛に目覚めるとき 赤ん坊の頃に養女となり、ぶどう園を手伝っている内気な性格のリサ。経営コンサルタントとしてぶどう園のコテージに滞在することになったサリバンに惹かれるが、思いがけない出来事が彼女を待っていた。。。

 養父母を愛し彼らの愛情を信じつつも引け目を感じ、今まで経験した恋愛に最も近いものは恋愛小説という地味で超内気なヒロイン。ヒーローを見てスコットランドの領主を想像してしまいます。かわいい。ヒーローは離婚経験があり女性とのつきあいと言えば後腐れのないものだけというドライなタイプ。まぁ実はその内側に傷つきやすい面を隠しているのですが…。二人がすぐに惹かれ合い、ゆっくりゆっくり心を通わせていく課程はとてもいいです。後半はじわっとこみあげるものがありました。

 この作品はリサとサリバンのロマンスが中心で、シリーズのほうは養子に出された子供…が中心になります。この物語の中でも少し事情が明かされます。Tの「幸運のアパートメント」シリーズのように、大きな一つテーマのシリーズ中に2部作3部作が入っている感じだと思います。(この先のシリーズを楽しみたいのでこれ以上余計な情報は求めないことにしました)

メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2004年02月24日

シルエット・スペシャル・エディション  砂漠のシンデレラ/スーザン・マレリー <アラビアン・ロマンス:バハニア王国編>

砂漠のシンデレラ

 「砂漠のシンデレラ」を読了。このシリーズの中では一番好みにあっていたかもと思います。1作目はヒーローの両親の話に気を取られ、2作目は主人公2人ともアメリカ人だし(笑)。全体としてはびっくりするような作品はなかったけれど、普通に面白かったな~と。
 つか、あの終わり方は何なんだーっ!!続きが気になるじゃないのっ!