2007年03月19日

シルエット・サーティシックスアワーズ  禁じられた絆/ドリーン・ロバーツ

禁じられた絆 デンバーで働いていた建築家のアン・パーカーは婚約者との破局をきっかけに故郷のグランド・スプリングスに戻った。新年を家族とスキーロッジで過ごす予定だったがナイトスキーの最中に雪崩に巻き込まれる。雪に埋もれた彼女を救い出したのはパーカー家と長年反目し続けるアービング家のブラッドだった。吹雪の中、二人きりで山小屋で過ごすことになり…

 サーティシックスアワーズ15作目(13,14は未読)です。子供の頃会ったときも家同士の因縁があってけんか腰、また故郷を離れていたヒロインはヒーローのプレイボーイっぷりを聞かされていたため山小屋に閉じこめられ最初から角突き合わせる二人なのですが、実は…というわけですよ。昔は反発、でもその心の裏は…という話には弱いのよねえ。多少ヒロインがかたくなでガンコの片鱗も見えますが、ヒーローの受け止め方や彼女の家族のガンコっぷりのほうに目がいきがちだったため、あまり気になりませんでした。うん、ヒーローの優しさや温かさ、求愛の仕方も好き。読んでいてとても楽しかったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年12月19日

シルエット・サーティシックスアワーズ  過去なき恋人/マリリン・パパーノ

過去なき恋人 コンピュータープログラマーとして図書館と警察署に勤めるジュリエットは10か月前の嵐の日に記憶を失ってグランドスプリングスに現れたマーティンに、自分の身元を調べるための手伝いをして欲しいと頼まれる。ジュリエットは孤独なマーティンに惹かれていき、マーティンもまた…

 今までの感じでは穏やかで人畜無害ぽい印象を持っていた謎のマーティンですが、冒頭から意外な過去を匂わせています。彼の正体は今までにもヒントがありましたね。記憶を失くし自分が何者かわからないヒーローの苛立ち、苦しみがとても丁寧に描かれています。そして彼によって自分の殻を破る(と言うと大げさですが)ヒロインもなかなか良かったです。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 このサーティシックスアワーズ12作目ではシリーズの謎が解決、シリーズとしては完結です。ただし一応来月もまだスピンが続きます。つか12作で終わりだと思っていたんですが。そういえばスポットライトでも関連作出ましたしね。

2006年12月02日

シルエット・サーティシックスアワーズ  名だけの永遠/ポーラ・デトマー・リグズ

名だけの永遠 グランド・スプリングスを嵐が襲った夜、カレンとキャシディ夫婦の愛娘ビッキーが洞窟に閉じこめられる事故が起きた。救出作業の末ビッキーは無事助け出されたが、カレンと彼女に仕事を辞めて欲しいキャシディとの間に亀裂が走り、以来九ヶ月二人の関係は悪化していった…

 サーティシックスアワーズ11話目は、1話でもその事故が語られた研修医カレンと牧場主キャシディ夫婦の物語です。

 他の話にも時々顔を見せていた様子からは、もうこの二人はだめなんじゃないかな~と思っていたので主役の話があってちょっと驚き。二人の意見の相違は事故の時に表面に出てきたけれどそれ以前にもずーっと積もっていったもの。傷つけあい一度は別れへと向かってしまったふたりが、互いへの愛を頼りに関係修復していく過程をじっくり描いています。読んだ人によって違うと思いますが、私は今回はちょっとヒーローに肩入れしちゃったかなぁ。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年09月22日

シルエット・サーティシックスアワーズ  甘すぎた罠/アリシア・スコット

甘すぎた罠 市の収入役ジョージーは寝食を忘れてグランド・スプリングスの復旧にあたってきた。そんな彼女を刑事のジャックは市長殺害の容疑者としてマークし、執拗につきまとい質問を始める。心の底ではその存在を意識しながらも今まで互いを避けてきたふたりだったが…

 サーティシックスアワーズ9話目。事件が大きく動きますので続けて読んでいる方はお見逃しなく。最終話じゃないのでまだ先がありますけどね。

 友人でもあった市長を失ったこと、過去のつらい記憶などを心の中に抑えて、懸命に仕事をするヒロインですが、災害に見舞われた町の復興は難しく…読んでいてもつらいわ。そして追い打ちをかけるようなヒーローの疑惑の目が憎い~。前半は主人公ふたりともいろいろとあってどんよりムードなのですが、後半は一転怒濤のロマンティック・サスペンスになってびっくりしました。ヒーロー父の言葉が何とも味わい深かったです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年08月21日

シルエット・サーティシックスアワーズ  愛されぬ花嫁/サンドラ・ステファン

愛されぬ花嫁 (シルエット・36アワーズ) 嵐の夜に生まれ、実の母親アニーが行方不明のクリストファーを養子にしたいと願う看護師のベサニーだったが、ソーシャルワーカーからは両親揃っていないと無理と言われる。何とかしたいと思うベサニーは偶然、医師のトニーが昇進するには結婚していないと不利だという話を耳にし、即座に彼にプロポーズしてしまう。そして話し合った末ふたりは結婚することに…

 1話で生まれた赤ちゃんのクリストファーをめぐる物語です。主人公ふたりは1話の主人公たちの同僚になり、彼らも顔を見せています。

 今回は最後まで話がどう決着するのかわからず、ハラハラしました。前半から中盤にかけてはベサニーとトニーの関係が三歩進んで二歩下がる状態で、じれったい。ヒーローはかなりメロメロ系入っていますかねえ。そして終盤は泣いてしまいましたよ~(最近涙腺ゆるいなぁ)。ベサニーの気持ちもトニーの気持ちもアニーの気持ちも苦しい。これはつらいー。このラストはこれで本当にいいのかな?と少し思いますけど、たぶんどんなラストでもそう思ってしまうでしょうね。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年07月24日

シルエット・サーティシックスアワーズ  花嫁は逃亡中/スーザン・マレリー

花嫁は逃亡中 結婚式当日に式場から逃げ出したランディは逃亡生活の末テキサス州の牧場にたどりつき、牧場主ブレイディは彼女を厩務員として雇い入れる。ブレイディはランディ以外にも社会のはぐれ者たちを雇っていて、ランディも次第に牧場の生活になじんでゆくが…

 サーティシックスアワーズ7作目は1話のヒーロー・ノアの妹で1話で結婚式から逃亡したランディがヒロインです。何故彼女は逃げ出したのか、ようやく語られます。ただし、事件のほうはそんなに進展はなく、ほのぼの牧場生活がメインです。偽名を使い事情を隠して働き始めたランディと、惹かれ合うブレイディの皮肉な過去には胸が苦しくなるようなたまらな~い気持ちに。ヒロインはホントに大人になったのか?と気になりますが、動物たちもかわいいし気になる脇役はいるし(もしかしてスピンあるんじゃないかなぁと思わせます。36hoursとは関係ないお話でしょうけど。)、楽しくも鋭く、かつじわっとくるお話でした。
 3話「運命の金曜日」のふたりが顔を見せていたのはちょっと嬉しかったです。もう出ることはないんだろうな~と思っていましたので。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★☆☆☆

 RとHTと再版ものが残っていますが新刊はこれで終わりです。イチオシは「罪深き娘」でしょうか。

2006年06月23日

シルエット・サーティシックスアワーズ  悲しい真実/クリスティーン・フリン

悲しい真実 市長だった母が亡くなり遺品や遺産の整理のため娘モリーを連れてグランド・スプリングスに一時帰郷したイブ。ある日昔の恋人で新聞記者のリオが市長殺害事件の調査のためにイブの元を訪ねる。リオはモリーの父親だが、イブはそれを彼には秘密にしていた…

 サーティシックスアワーズ6話目は4話のつづきと考えると良いように思います。市長殺害事件の謎にも進展が。ロマンスのほうはシークレットベビーもの。リオはネイティブアメリカンなのでその辺のことも絡めた家族愛の面が強いものであるかなぁ。互いにこの人しかいないというヒーロー&ヒロインなのに、色んなコトが絡まってうまくいかないのですね。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★☆☆☆

2006年06月09日

シルエット・サーティシックスアワーズ  シンデレラの苦悩/エリザベス・オーガスト

シンデレラの苦悩 夫を亡くし三人の子供をひとりで育てるニーナは、嵐の夜、披露宴のウエイトレスをする予定だった。しかし披露宴は中止となり、ニーナが客の間に紛れ込んで食事を取っているとひとりの男性が声をかけてくる。その男性アレックスと夢のようなダンスをしたニーナだったが…。三週間後。嵐の被害で働いていたダイナーが閉店し失業中、その上息子トミーの病気がわかりショックを受けるニーナの前にアレックスが現れ…

メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆ 

2006年04月20日

シルエット・サーティシックスアワーズ  秘密の夢/シャロン・サラ

秘密の夢 嵐の夜。ひとりで仕事していたジェシカは停電でうろたえ頭をファイルキャビネットにぶつけてしまう。だがその時市長が殺されるビジョンが彼女の頭に浮かぶ。病院に担ぎ込まれたジェシカに別れた恋人で刑事のストーンが会いに来る…

 今までのあらすじが知りたい方は1作目「嘘と情熱のあいだ」をご覧下さい。2、3作目はお好みで…。

 頭部打撲以来透視が出来るようになってしまったジェシカとかつての恋人ストーンの物語。ん~別れた理由とよりを戻す理由が弱いような、こんなもんかしら?まぁそっちよりジェシカの能力や殺人事件がらみのエピソードに興味津々。でもまだ4話だからねえ…

メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年03月22日

シルエット・サーティシックスアワーズ  運命の金曜日/ダイアナ・ホイットニー

オンライン書店ビーケーワン:運命の金曜日 嵐の夜、タクシードライバーとして働くトラビスは大忙し。救急車の代わりに倒木によって玄関がふさがれた家に駆けつけ、家の中で横たわっている女性を助け出す。女性は苦しそうにあえいでいたが…

 あらすじではそこが伏せられているのですけどサーティシックスアワーズの前作ないし前々作を読まれた方ならこのエピソードがどういうものかは検討ついているはず。女性(ヒロイン)は妊娠中(そして出産)です。冒頭ですぐわかることなので、この設定を好まない方もいるのだろうと察せられます。そういえば裏表紙に「絆など信じないプレイボーイ」って書いてありましたが、プレイボーイ…?カウボーイでなく?(ヒーローはロデオカウボーイが本職。休養中に姉夫婦のタクシー会社を手伝っています。)

 で感想ですが、思いの外良かった!正直なところ読む前は「あのエピソードかぁ~」と期待薄だったんです。でも面倒見が良くかいがいしく世話を焼いてくれ意識しないままヒロインにぞっこんなヒーローが最高。器用じゃないけど一生懸命、後ろ向きな場面もありますが、ほんの少し。ラストは不覚にもちょっとほろりとさせられました。トラビスの姉夫婦や猫のエピソードも良いわぁ。おすすめ。

 お気に入り度:★★★★☆(4.5) ホット度:★★☆☆☆

2006年02月20日

シルエット・サーティシックスアワーズ  宿敵に抱かれて/ケイシー・マイケルズ

宿敵に抱かれて 高校にカウンセラーとして勤務するカッサンドラは理事会からの帰宅途中、生徒の父親であり常に反目し合うショーンが雨中車を捨てて徒歩で帰宅するところを目撃する。ざまあみろと内心思いながらも常に品行方正であることをしつけられた彼女はショーンを車に乗せるが、結局二人はすぐ言い合いをはじめる。ところが突然土砂崩れがおき彼らは車中に閉じこめられ、更に土砂が崩れ車は大きな岩に衝突し…

 ざまあみろというのは私の意訳。家族愛度が高めです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆