2005年12月20日

ハーレクイン・スティープウッド・スキャンダル  侯爵夫人の艶聞/ポーラ・マーシャル

オンライン書店ビーケーワン:侯爵夫人の艶聞 アンメリング子爵マーカスは周囲の期待をよそに全く結婚に興味が持てなかった。ある日妹ソフィアのウエディングドレスを任された仕立て屋マダム・フェリスに惹かれ猛アタックを開始するが、彼女には秘密があった…。

 スティープウッド・スキャンダル16話「侯爵夫人の艶聞」を読みました。同じポーラ・マーシャルの「諍いの終止符」が好みだったのと、最終話ってことで期待度はアップ。

 以下少しネタバレ。

 他の話を読んだ方にはお馴染みのヒーロー&ヒロインです。(マーカスの妹ソフィアの話は「華麗なる企て」)
 上で猛アタック(死語)とか書いてますが、あくまでも紳士的です。押しの強いヒーローが好みなので私的にはぬるめと感じました。ヒロインの身辺を探るあたりまではハラハラしましたが、基本は二人の間も案外穏やかですしね。マイルドで優しいメロメロヒーローが好きな方はいいかもしれません…。
 シリーズの他の本を読んでいなくてもあまり問題はありませんが、読んでいないと多少点数は辛めになるのではないかなと思います。この作品の重要部分はシリーズの謎が判明することなので。その点で最終話としてのまとまりはばっちりです。

 このスティープウッド・スキャンダル・シリーズ、好きな作品苦手な作品ありましたけど、やっぱりとても面白かったです。毎月楽しみにしていたので来月からはちょっと寂しいですね。まだ読んでいない作品がありますが(近いうちに読みます)またこんな企画ものがあればいいなぁとホントに思います。リージェンシー好きな方もそうでない方もぜひ読んでみてください。

 ところで、前の作品でマダム・フェリスが誰かの支援があったというセリフorモノローグを読んだ気がしたんですが、その辺には触れていなかったのであれは気のせいだったかしら?

2005年08月18日

ハーレクイン・スティープウッド・スキャンダル  レディに御用心/アン・アシュリー

レディに御用心 ロンドンの社交シーズンも終わり、ロビーナは親しくなったレディ・エクスマスからブライトン行きを誘われ承諾する。ところがレディ・エクスマスが自分の息子エクスマウス卿の妻にとロビーナを考えていると知り、ブライトンへ行くことを躊躇い始める。エクスマウス卿は一年半前に妻を亡くし、もし彼と結婚したら自分が二番手の女性となるとわかっていたからだった……

 アン・アシュリーの「レディに御用心」を読み終えました。スティープウッド・スキャンダルの12作目ですが、特に他の作品を読んでいなくても充分楽しめます。しいて言えば同じ作者の「華麗なる企て」を読んでいると良いかもしれません。

 「華麗なる企て」のヒロイン・ソフィアは伯爵令嬢でまさにお嬢様だったわけですが、今作のヒロイン・ロビーナは母親はレディでも四人姉妹の長女で牧師の娘。未婚の妹たちが控えているため社交シーズン中に結婚決める、でなければ自ら身を立てるすべを見つけなければならない女性です。
 避暑地ブライトンへ誘われたロビーナは二つ返事で承諾しますがレディ・エクスマウス(とロビーナの母親)の思惑を知り、事情はあるものの結婚は愛情によって結ばれたいと願う彼女はすっかり憂鬱に。そんなロビーナにエクスマウス卿は、今まで通り自然にふるまい、もし結婚するならまわりに流されず自分たちの意志で決めよう、と彼女の気持ちを楽にする提案をするのです。

 ロビーナを結婚への義務感から解放したエクスマウス卿ですが、実は…というわけで悶々とするヒーローはいいわぁ。ちょっとしたやきもちシーンににまにま。派手な求愛がないリージェンシーゆえか、逆に秘めたる想いの激しさを些細な行動から想像するのがいいんですよ~。
 ヒロインもか弱いタイプとは違い、行動力もユーモアもある賢い女性で好感。劇的な展開があるわけではありませんが、小さなエピソードを少しずつ丁寧に積み重ねて想いが募っていくのはよいものです。
 消化しきれてない登場人物もいるのですが、個人的にはHSの「帰ってきた侯爵夫人」より気に入りました。

メモ お気に入り度:★★★★★ ホット度:★☆☆☆☆

 最後に、脇に(名前だけ)登場した人物をチェックするなら「社交界の評判」「尽きせぬ想い」をどうぞ。

2005年02月25日

ハーレクイン・スティープウッド・スキャンダル  華麗なる企て/アン・アシュリー

華麗なる企て 伯爵令嬢のソフィアは既に4件の求婚を断って両親を悩ませていた。ソフィアの願いは善良で立派な男性と彼女の父親の財産目当てでなしに結婚すること。そんなソフィアに一目惚れしたジャマイカ帰りのシャーンブルック公爵は馬丁に扮して伯爵家にもぐりこみ、首尾良く彼女のそばに近づくが。。。

 スティープウッド・スキャンダルの6作目ですが、既刊は全く読んでいません。それゆえ怪しい事柄や固有名詞はちんぷんかんぷん。というわけで「スティープウッド・スキャンダル」の本筋には全然ついていけなかったのですが、多少消化不良は残るものの本作のストーリーに大きな影響はありませんでした。
 進歩的な知恵を付けたじゃじゃ馬ヒロインVS苦労人のヒーロー。アン・アシュリーとしては短いので、まわりの描写(そこが面白いんですけどね)にページを取られて二人のロマンスがややあっさり決着したとも思えますが、こんなものでしょうか。来月に期待です。