2007年08月20日

ハーレクイン・ロマンス  情事への招待/スーザン・ネーピア


 長い年月を捧げてきた恋人を自分より若い女性に寝取られたノーラ。彼から平凡だと言われたノーラはその夜新しいドレスと靴を買い、パーティで一番危険な男の気を引いてみようと決意した。そして完璧な男性ブレイクに話しかけようとしたとき…

 超久しぶりに登場のスーザン・ネーピア。昨年のウエディング・ストーリーにも収録されていますが、それを除くと2002年8月の「熱い取り引き」以来、なんと5年ぶりです。ですので期待半分、心配半分で読み始めましたが杞憂に、とても楽しく読めました。傷心から一時の情事を求める女性が主人公となると一夜の情事とかそのへんのうわーっとホットな展開?と思いきや、そそっかしいヒロインのトラブル・コメディなんでしょうか。もちろんセクシーな展開やヒロインのトラウマといった複雑な問題も絡めていますが、ちょいちょいヒロインをからかうヒーローとそれに反応するヒロインが楽しかったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年08月19日

ハーレクイン・ロマンス  プリンスの裏切り/ルーシー・モンロー <三つのティアラ2>


 友人の紹介でシチリアの海運会社の仕事に就いたダネッタは支社長でプリンスでもあるマルチェッロと恋におちる。周囲にもマスコミにも秘密の関係を続けてきたが、妻を亡くした後は女性と短い関係しか持たなかったマルチェッロと半年以上関係を続けていることや、彼が避妊を怠りがちなことから、二人の将来に希望を持ち始める。しかし…

 「三つのティアラ」2作目は三男マルチェッロがヒーロー、他の二人の兄弟とは母親が違います。ヒロインは「復讐のウエディングベル」にヒロインの友人として出ていたダネッタ。そちらの主人公たちは名前だけの登場です。
 最初は秘密の関係に甘んじていたヒロインがそれ以上を求め始め、愛の言葉以外はすべてを差し出すヒーローとの間に軋轢が生じます。二人とも辛い経験をしてきて、結果的に思いが行き違ってしまっても真剣な思いはとても伝わってきます。で、それほど悪くはなかったのですが、足かけ3日もかけて読んでいたため後半はよくわからなくなってしまいました。すみません…

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2007年08月18日

ハーレクイン・ロマンス  【過去分】プリンスの甘い罠/ルーシー・モンロー <三つのティアラ1>

 7/14読了分です。

 ナニーのマギーは保育所を開くという夢をかなえるため、イゾレ・デイ・レのプリンスの子供たちの世話をする仕事に就いた。彼女は学生だった6年前に雇い主のトムに恋をしたが、実らぬままトムは他の人と結婚した。まだ会っていないプリンスの子供たちを見ているとトムのことをよく考えてしまい…。プリンス・トマソはある目的を持ってマギーをナニーとして雇った。出張から予定より早く帰宅した夜、自分のベッドでマギーが寝ているのを発見したトマソは…

 大西洋にある(らしい)島国イゾレ・デ・レのプリンスたちをヒーローにしたシリーズです。今回は次男のトマソがヒーロー。
 過去に拒絶しておいてよくもまあいけしゃあしゃあとそんなことできるなぁ、このタイプのヒーローにはホント腹が立つ~!と思いながらも読まずにはいられないんですよね。結局好きなんでしょうか(笑)。身勝手だし傲慢だしあの段階で他の人と結婚するなんて…!と怒っていても、実は最後までストーリーをかなり楽しんでしまうと。ヒーローとの対比かヒロインがけなげでかわいらしいのも○。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年08月16日

ハーレクイン・ロマンス  復讐の扉が開くとき/ジャクリーン・バード


 シチリアのホテルで出会って恋におちたマックスとソフィ。しかし結婚を約束したのち、ソフィはある理由からマックスに別れを告げる。7年後、ふたりはベネチアで再会し、マックスは彼を捨てたソフィへの憎しみから復讐を思い立つ…

 憎しみは愛情の裏返し~じゃないけど、ヒロインにぞっこんといってよい好みのタイプのヒーローです。けれどもストーリーにしてもキャラにしても作品全体ではかなり不満が。たとえばヒロインがいくら若かったとはいえあれは軽率じゃなかろうかと。二人の間も愛情は(心に秘めたままとはいえ)あるのに、かたくなで欲望のみのような乾いた印象を受けます。ラストも盛り上がりそうで盛り上がらなかったなあ…と。でもあまり期待をせずにさらっと読むならこれもいいのかもしれません。(正直言って期待は高かった)

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年07月15日

ハーレクイン・ロマンス  月への階段を上って/トリッシュ・モーリ

R 月への階段を上って :Amazon
 社長のロレンスが亡くなり、真珠会社のデザイナーとしてロレンスの右腕として働いてきたルビーは深い悲しみを味わう。しかし彼と仲違いをしてオーストラリアを離れていた息子ゼインが帰国し、ルビーを父親の愛人と思いこみ敵意を向けてくる。会社を離れることを決意したルビーだったが…

 姉のオパールサファイアの話につづき、クレメンジャー三姉妹最後のひとりルビーが主人公の物語です。
 愛人誤解ものとでも言うのでしょうか、よくある話なのでジャンルのひとつと言ってもいいかも。亡き父の愛人と思いつつもたちまちヒロインに惹かれるヒーローと、その誤解を利用してヒーローに惹かれる気持ちを抑え込もうとするヒロイン。時に仕事上で呼吸を合わせ、時に辛辣なやり取りを交わし、時に欲望に駆られ熱いキス…と、触れてはいけない相手への思いは募っていきます。その辺の揺れる感情描写が丁寧で、でもテンポよくて面白かったです。愛に満ちたエンディングも良かったのではないでしょうか。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年06月19日

ハーレクイン・ロマンス  誘惑される理由/キム・ローレンス

誘惑される理由 サマンサは想いを寄せていた幼なじみのジョニーの結婚披露宴で花嫁の兄アレッサンドロと出会う。以来2年間彼に反感を感じずにはいられないサマンサだったが、ある日アレッサンドロが彼女とジョニーの仲に疑いを抱いていることを知る…

 ヒーローがかわいかったなあ。かわいいという単語は適切ではないかもしれないのですけど、ヒロインは純真というかちょっとぼけヒロインというか、そんな彼女に振り回されてしまうヒーローが何だかすてきだなあと感じまして。基本的にはラテン系傲慢ヒーロー(傲慢度は低め)なんでしょうけどね。展開が切り替わるのが早くて(カットがあった?)あれっ?と読み直すことも多かったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年06月17日

ハーレクイン・ロマンス  終わりにできない関係/ケイト・ウォーカー

終わりにできない関係 アリスは二ヶ月前、半年間暮らした恋人ドメニコと別れイギリスに戻った。二人の間がぎくしゃくし出したときに他の女性の存在を知ったためだった。しかし妊娠がわかり彼に手紙を書いた直後ドメニコが訪ねてきてアリスに熱いキスし、ふたりは…

 ケイト・ウォーカーは最近はラテン系ヒーロー専門なんでしょうか、それにつれて作風もかなりホットに、今回も非常に情熱的なヒーローです。いわゆる恋人同士の揉め事もので微妙な感情の行き違いから別れた二人がヒロインの妊娠をきっかけに二人の関係を建て直していく…かな?同じ作者の元さやものは他にも読んでいるので最後は何となく決着するのかな~と思っていたら、ラストはかなり良かったです!じわっときました。ヒーローの心がすてき。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年06月15日

ハーレクイン・ロマンス  真夏の千一夜/ペニー・ジョーダン <砂漠の恋人>

真夏の千一夜 疎遠だった父親が若い恋人と子供を残して亡くなり、グウィニスは二人のために父が生前手に入れたコンドミニアムを売却するためズーランを訪れた。豪華なコンドミニアムに驚くが…。一方王族のタリクはある不正取引を暴くためギャング団に近づき賄賂としてコンドミニアムを受け取る。そこにはグウィニスが…

 2200号記念号の「砂漠の恋人」関連作、作者からのメッセージ付きです。このシリーズはヒーローがズーランのシーク(王族)という以外は関連性が薄く、独立した話が多いと思います。これを書いている3日くらい前に読んだので直後の興奮とは違ってあれこれおかしいところもあると思いますが見逃してください。

 二人の出会いとその衝撃がかなり大きく、なのにその後はなかなか進展しない悶々状態が続きます。肉体的に惹かれ合う描写がかなり多めなのは良いとしても、言葉を交わして心が通じ合うというより互いへの思いはそれぞれの心の中で勝手に煮詰まっていく感じなのは、これでいいのかな~?とも。ま、読み終わるとそんなこともいろいろと考えてしまいますが、読んでいるときはストーリーに引きつけられ面白かったです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年05月18日

ハーレクイン・ロマンス  こぼれ落ちた月日/エリザベス・パワー

こぼれ落ちた月日 陪審員として宣誓をする直前、被告側の弁護士から退廷させられたサンチア。その彼女を弁護士のアレックスが待っていた。怒りもあらわに話しかけてくるアレックスだったがサンチアは2年前事故に遭い、その直前1年間の記憶を失っていた。アレックスはサンチアとパーティで出会ったと言うが…

 久しぶりの記憶喪失もの。ヒーローとヒロインの出会いは冒頭で描かれているのだけど、それから二人が裁判所で再会するまでには多くの出来事があり、ヒロインの記憶同様伏せられています。ヒーローサイドの心情も出てくるのでちらっとかいま見えますけど。小さなすれ違いが大きくなっていくこと、ヒロインを思いやり守ろうとするも傷つけてしまうヒーローの心など丁寧で、なかなかよかったんじゃないかなーと(すいません、後半眠気とともに読んだので記憶と感想がぼんやりしています)。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年05月17日

ハーレクイン・ロマンス  無垢なプリンセス/フィオナ・フッド・スチュアート

無垢なプリンセス ブラジルの農園主の娘ガブリエラは父親ゴンザロからマルドラビアの大公リカルドとの結婚を勧められる。結婚を望まないガブリエラはリカルドに反発するが、彼もまたその気はなかった。しかしゴンザロが急に倒れ、いまわの際に二人は結婚を約束させられる…

 19歳と若いお嬢様ヒロインと彼女と結婚することになったプリンスのストーリーです。お騒がせカップルの結婚顛末記というか、結婚せざるを得なくなった二人は周囲の人間に大いに助けられて結ばれていきます。ヒロインも幼くわがままなところもありますが、それよりもヒーローは十分大人でしかも一国を統べる大公でその脇の甘さは許されるのか?と思いまして。ただ、この作者さんの描くヒーローは皆そんな感じで時には呆れさせられるようなヒーローもおり、ある意味とても人間くさいヒーローばかりと言えるのかもしれませんね。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年04月18日

ハーレクイン・ロマンス  愛したのはシーク/ジェイン・ポーター

愛したのはシーク 子供の写真集を出版するため各地を旅しているカメラマンのタリス。バラカの小さな町の市を取材していたとき突如銃声が鳴り響き彼女は馬に乗った男たちの一団にさらわれてしまう。タリスをさらった男はここはバラカではなくワーハだと言い、彼女にスパイの容疑をかける…

 砂漠の国バラカが舞台だった「スルタンの花嫁」「砂と太陽の国で」の関連作です。今回はバラカの隣国ワーハが舞台です。「砂と太陽の国で」はこんな理由から未読です。
 最初のほうはいかにもアメリカ人ぽいヒロインでうんざりさせられました。が、後半のふたりは恋に落ちたというのとはまた別の印象ですけど、強く結ばれていく感じがなかなか良かったんじゃないかなあと思います。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年04月17日

ハーレクイン・ロマンス  憎しみは愛の横顔/ルーシー・モンロー

憎しみは愛の横顔 小さな宝石店で働くエリーザを恋人だったサルバトーレが訪ねてくる。大きな取り引きを控えた宝石店の防犯面が心配というエリーザの父親の要請からだった。一年前サルバトーレの子を妊娠したエリーザは彼にそれを告げたが彼は自分の子だとは信じず、彼女は流産し…

 普段はそんなに好きでもないルーシー・モンローですけど、今回は好みかも。面白かったです。ヒーローがヒロインをめちゃくちゃ酷い目にあわせまして、そうなった理由が少しずつ明かされていきます。で、それがまたヒロインに更なる苦痛をあたえることになり、ホントにひどいヒーローだよう、最後のほうは泣きそうでした。最初からヒーローにズタズタに傷つけられるヒロインの苦しみがとても伝わってきて、でも彼がそうしてしまった理由を理解も出来るし、ヒロインがヒーローを受け入れる理由もわかるのよね。はぁ~ドラマにどっぷり浸った感じです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

ハーレクイン・ロマンス  恋が仕掛けた罠/リー・ウィルキンソン

恋が仕掛けた罠  理学療法士のマデリンは爆発事故で夫を亡くし入院中の母の面倒を見ながら診療所で働いている。ある日患者として訪れたレイフにその日のうちに食事に誘われる。そのまま一夜を過ごし彼とつきあい始めるが…

 前半は甘い誘惑がつづき悪く言えば単調でこんなものかな?と思っていたら後半はいつものリー・ウィルキンソンぽい展開に。これを待っていたのよ。ヒーローは甘いタイプなのでそれほど劇的にはならないし予想がつく範囲なので、まあまあってところでしょうか、それも嫌いじゃないんですよね。ある意味安心して読めました。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年04月15日

ハーレクイン・ロマンス  曇りなきエメラルド/ペニー・ジョーダン

曇りなきエメラルド 結婚直前に婚約者を友人に奪われたジョディはハネムーンで訪れるはずのイタリアをレンタカーでひとり旅していた。道に迷いタイヤがパンクして立ち往生していたところへひとりの男性が通りかかる。助けを求めたジョディに彼は妻になってくれれば助けると言う…

 ヒーローは遺産相続の条件を満たすために早急に妻が必要で、会ったその場でヒロインに結婚を提案します。無茶と言えば無茶なんですが、読んでいて何故か傲慢ヒーローって久しぶりじゃない?と言う気がしました。そして何故だかわからないけどこの作品好きだわ~。それぞれ理由があっての便宜結婚を決め、(特にヒーローの場合)心にバリヤーを張り巡らせているのに互いに魅せられてしまう…。ヒロインのガードは弱すぎるかしら。でもどうなるどうなる?とワクワクしながら読めました。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年04月14日

ハーレクイン・ロマンス  傷心のプリンス/キャロル・モーティマー <華麗なる兄弟たち3>

傷心のプリンス サフィーは思いがけずパリでリック・プリンスと再会した。妹ディーの結婚式で彼女に恋していたリックと同じく失恋したばかりのサフィーは出会い、一夜をともにした。その時からサフィーはリックを愛し続けてきたが…

 「華麗なる兄弟たち」の3作目、三男で脚本家リックがヒーローです。今回はショウビズにはあまり絡んでこず、前二作で謎めいてクールに思えた三男の意外な姿が。

 3作のなかでは一番好きです。一夜の恋ものやシークレットベビーものが結構好きというのが大きいと思いますが。それでも五年前に会ってはいるけど二人とも精神的にぐらぐらしていたわけだから、再会して改めて相手への愛を確認していくというのは流れが良かったんじゃないかなーと思います。もちろん序盤はヒーローがいつまで未練持ってんのもうといらつきましたけど、その後のアプローチは熱心だったので許します(笑)。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★☆☆☆☆

2007年03月23日

ハーレクイン・ロマンス  恋は雨音とともに/マギー・コックス

恋は雨音とともに 友人の結婚式に出るため登記所に向かっていたソフィーは車が故障し雨の中を歩き始める。そこへ通りかかったロールスロイスがはね上げた泥水でコートと靴は台無しに。車の持ち主ドミニクと言い合いになるが、彼が友人の上司で同じ結婚式に出席することがわかる。ドミニクの尊大な態度に腹を立てるソフィーだったが彼はソフィーをベッドに誘い…

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 ヒロインは平凡な教師だけど愛情の大切さを知っている女性。一方お金持ちで傲慢で、けれど愛に飢えた少年期を過ごしとても孤独な魂を持ったヒーローは、ヒロインに対しても強引に事を進めようとし、愛情の示し方を知りません。最初は何だかなあと思っていたヒーローが後半進むにつれいとおしくて。好きです。

2007年03月22日

ハーレクイン・ロマンス  花のウエディング/キャサリン・ジョージ

花のウエディング 姉夫婦の死後、姪を引き取って13年ぶりに故郷に戻ったケイトはすぐに昔の婚約者ジャックと再会する。二人が別れたあと彼はすぐに別の女性と結婚し、今は離婚して一人だった。よりを戻そうとするジャックだったが…

 ヒーローの結婚は二人が別れたあと傷心から慰めを求め(よくあること)相手が妊娠して結婚(よくあること)したもののすぐに破綻(よくあること)というわけです(子供は流産)。でもさらりと語られたそれが…後々効いてきました。ドラマチックだねえ。13年ぶりの再会ではありますが過去の傷は双方にとって非常に深く、想いを残しながらもなかなか進みません。最初はヒーローの押しが目立つのですが、後半は最初はドライに見えたヒロインの心の痛みが印象に残りました。一番最後のヒロインの告白にはちょっと涙涙が。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月21日

ハーレクイン・ロマンス  嘘と秘密とスキャンダル/キャロル・モーティマー <華麗なる兄弟たち2>

嘘と秘密とスキャンダル 俳優ザック・プリンスの密着独占インタビューをするチャンスを与えられた新聞記者のタイラーだが、彼は非協力的で普段マスコミに見せている人当たりの良さは皆無だった。彼と言い争っているとき空腹のあまり気分が悪くなったタイラーは彼の部屋で介抱され…

 「華麗なる兄弟たち」2作目、俳優で次男のザックが主人公。前作からの事情で1週間の密着インタビューを引き受けた彼と、秘密ありげな新聞記者のストーリーです。最初から惹かれ合ってはいるものの互いに明かせない秘密を持ち、言い争ってばかりの二人。視点がちょくちょく変わるせいか、登場人物が多すぎるのか、それとも秘密のせいなのか読んでいて混乱することも多かったです。ホント悩み多き二人なのよね。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★☆☆☆

2007年03月18日

ハーレクイン・ロマンス  王家の花嫁/ロビン・ドナルド <地中海の宝石>

王家の花嫁 亡き親友ジェンマの遺志を継いで密かに彼女の子供マイケルを育てるアビー。だがジェンマの兄でダキア公国のプリンス・カイランがアビーの前に現れる。自分の子としてマイケル育てているアビーを訴えると脅し…

 「地中海の宝石」関連作、通算で行くと4作目になるでしょうか(前の話の内容は忘れていますが…)。親友のプリンセスに子供を託されたヒロインと彼女を追ってきたプリンスの話。まあ普通に考えればヒロインの行動はちょっと…という気もしますが、メインはそこではなく以前から惹かれ合っていた二人が再会して一緒に子供を育てるために…、というところ。緊張感はまあまあ良いなと思うもののあっさり目かなあ。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月16日

ハーレクイン・ロマンス  過去はささやく/アン・メイザー

過去はささやく 教師をしながら北部で祖母と暮らすイヴ。ある日売れない女優業をしている母キャシーが男性を伴ってやってくる。キャシーはイヴが娘であることを伏せ、年齢を偽っていた。母の恋人だと思いながらも彼、ジェイクを一目見たとたんイヴは胸の高鳴りを覚え…

 アン・メイザーお得意の(?)母と娘バトルもの。今月MIRAから「ラブ・コンチェルト」が出ましたが、あれほどのエグさはないでしょう。母親の身勝手さ、ヒーローが最初からヒロインしか目に入らないところなどはいつもの通り、ヒロインに夢中になる様(多少やつれたり)が結構好きだったりします。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年03月02日

ハーレクイン・ロマンス  永遠のジンクス/キャロル・モーティマー <華麗なる兄弟たち1>

永遠のジンクス 元俳優にして映画制作を手がけるニックは謎の作家J.I.ワトソンのベストセラー映画化権を買い取ろうと出版社にアプローチしてきたが、未だ作者本人にすら会うことが出来なかった。しかしワトソンと何らかの関係があるらしい赤毛の美女ジンクスの存在を突き止めた彼は彼女に接近する。しかし彼女はけんもほろろで…

 映画監督、俳優、脚本家とショウビズ界で活躍するプリンス三兄弟のシリーズ「華麗なる兄弟たち」1作目です。今回は長兄ニックがヒーロー。謎の作家J.I.ワトソンの存在をめぐって対立しつつも惹かれ合う主人公二人のお話です。次作にも繋がる登場人物がいるのでそのへんはチェック。

 お気に入り度:★★☆☆☆(2.5) ホット度:★☆☆☆☆

2007年03月01日

ハーレクイン・ロマンス  残酷な片思い/アマンダ・ブラウニング

残酷な片思い メディア界の大物である父に脅迫状が届き、そこには娘のシェルビーに対する脅しもあったため、彼はグレイにボディガードを依頼する。シェルビーはグレイに長い間想いを寄せていたが、二人の間が近づいたと思ったときに彼を憎む出来事があり、以来、愛は変わらなかったが顔を合わせれば口げんかが絶えない。グレイは護衛のためシェルビーのアパートメントに同居することに…

 この作家さんの本を読むのは本当に本当に久しぶり。(日記を検索してみたら2002年に読み終えずじまいだった本から全く手を付けていないらしい。)というのも、割とイケる作品もあるかわりに何でこんなものを読ませるんだーというタイプの作品もあるからなんですよね。で、今回はかなり好み ハート で思いきって読んで良かったな~と嬉しくなりました。過去にアプローチを拒絶されていても想いは変わらぬヒロインと、彼女を挑発したり誘惑するようなそぶりを見せはするもののあくまでもボディガードとして振る舞うヒーロー。そんなふたりがセクシーな火花を散らしていまして、本心を隠したままの焦れったさ加減がなかなかいいんです。ただ後半のあの展開はいくらHQでもちょっと唐突ご都合主義的じゃないかなあと思うんですが。まあラストの告白シーンも良かったのでいっか。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年02月28日

ハーレクイン・ロマンス  ギリシアから来た略奪者/ジャクリーン・バード

ギリシアから来た略奪者 義姉ジャンの誕生パーティで、ジェマはギリシアの叔母の別荘を訪れたときにたった一度情事を持ったルークを義姉の恋人として紹介される。亡くなった夫を裏切った罪悪感からジェマは既婚者を装い、彼とは気まずい別れ方をしたのだが…。一方、かつて祖父が暮らしていたギリシアの島の別荘を手に入れるため、相続した女性を口説き落とすよう祖父に頼まれたルークはそれがジャンだと思い彼女をデートに誘い、誕生日パーティによばれる。そこで彼はこの一年忘れられなかった女性と再会し…

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

 そんなに強烈に「何か」があるわけではないのだけれど、終始安心して楽しく読めました。ヒーローがヒロインにすごーくメロメロ、ぞっこんなんだもの。なのに虚勢はったりしちゃって。

2007年02月27日

ハーレクイン・ロマンス  復讐のウエディング/ルーシー・モンロー

復讐のウエディングベル 二年前恋人に裏切られタブロイド紙の餌食となった元モデルのタラは現在は身体の線を隠す服装をし口紅さえつけない地味な会社員として暮らしている。ある日経営者のアンジェロにディナーに誘われ、ビジネス・ディナーだと思ったタラは承諾する。そして翌日も彼はディナーに誘い…

 ある思惑(冒頭で明らかに)からヒロインに近づいたヒーローと、過去の傷を抱えるヒロイン。前にも書きましたがヒロインが前の彼氏のことを引きずっている、しかもその男がろくでもない奴、という話が苦手なんです。同時期に読んだ「ギリシアから来た略奪者」(ヒロインが幸せな結婚をしていた未亡人)などは全然オッケーなんですけどねえ。こればっかりは、ホントすみません。

 お気に入り度:★★☆☆☆ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  その一言が聞きたくて/サラ・モーガン

その一言が聞きたくて 自動車事故の現場に遭遇した看護師のルーシー。狼狽えながらも救助をする彼女を通りかかったハンサムな男性が手伝ってくれた。自信たっぷりの態度で出会ったばかりのルーシーに惹かれているのを隠そうともしない彼は、ルーシーが勤める診療所に勤めることになっていて…

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

 Iなのにホットと評判のサラ・モーガンでしたが今回はそこはおさえめ。傷ついたヒロインのためにぐっと我慢のヒーローです。

2007年02月21日

ハーレクイン・ロマンス  燃えさかる運命/キム・ローレンス

燃えさかる運命 妹を弄んだ男に復讐するため大聖堂で行われる彼の結婚式に忍び込んだベッカ。タイミングを計りいざ声を上げようとしたとき、ベッカの肩に手が置かれる。そこにはこれまで見た中で最もハンサムな男性がいて、大聖堂から連れ出されたベッカは彼に妹の件を打ち明けてしまう…

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 ヒロインに一目惚れしてしまったメロメロヒーローがヒロインに振り回されてしまう話…かしら。ヒーローの本心が分かっているのである意味安心して読め(ある意味ハラハラ感に乏しく)、むしろヒーローと一緒になってヒロイン大いに気を揉まされた感じもありました。昔のモーティマーの過保護ヒーローに通ずるものがあるというか。楽しく気軽に読める1冊でした。

2007年02月16日

ハーレクイン・ロマンス  罪な伯爵/サラ・クレイヴン

罪な伯爵 広告代理店に勤めるローラは知人のパオロに頼まれ彼の恋人としてイタリアにある彼の母親ルクレツィアの別荘に滞在することになった。一方息子を許嫁と結婚させたいルクレツィアは甥のアレッシモに、ローラとパオロをアレッシモの家に泊め、ローラを誘惑してパオロに見せつけるよう脅し…

 毎回言っているような気がしますが、昔ながらのパターンとテイストに最近ものっぽいヒーローの心情部分もありの作品です。誘惑を仕掛ける側とそれに抗わなければならない側、前半は惹かれ合う二人のキリキリとした緊張感があり、後半はうぶだけど一生懸命なヒロインとそれに真剣に向き合うヒーローが甘くてかなりいい感じ。この辺は読み返して余韻にどっぷり浸りました、うひひ ハート×2

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

 悪役の要素とかよくあるのですが、逆に変な読者への裏切りもなく安心して読める1冊です。最近のRはホットすぎてちょっと…という方にもおすすめ。

2007年01月30日

ハーレクイン・ロマンス  復讐という名の愛/メラニー・ミルバーン

 かつて清掃係の息子だったケインが十年ぶりにマーサー家に現れる。彼はマーサー家の娘ブライオニーにマーサー家の財産全てを自分が所有していると告げ、彼との結婚に同意しなければ彼女の両親が刑務所行きになると脅した…

 設定からして良くあるパターン、すごくベタなんですけど、ああもうこういうのが読みたかったんですよ!ときに冷たく復讐心を燃やしつつも熱く甘いヒーロー。ときに高慢な態度を見せるお嬢様ヒロインも、実は初々しかったり、友人に「彼が留守で寂しいでしょう」と指摘されてからそれが本当だと気づくあたりとか、うぶでかわいい面もあったりして。ヒーローの傷をめぐるエピソードもめちゃめちゃツボ。ヒロインとの小さな想い出を大切にして生きていくヒーローってたまらないわ。後半は割とホットになりますがそれもまたよし。久々にすごく嬉しくなり余韻に浸っています。

 お気に入り度:★★★★☆(4.5) ホット度:★★★★☆

2007年01月28日

ハーレクイン・ロマンス  シークの囚われ人/エマ・ダーシー

 姉に会いに行くため乗組員としてヨットに乗ったエミリーは所有者が麻薬密売人であると知り、港に停泊している間に逃げ出した。しかしそこは私有地でエミリーはシークに囚われてしまう…

 主な舞台はアフリカ東海岸タンザニア沖のザンジバル島。紅海のリゾートで働いていたヒロインがジンバブエ在住の姉と落ち合うためザンジバルのストーン・タウンに向かいトラブルに見舞われます。ヒーローのシークは尊大で誇り高く傲慢だけどヒロインの苛立ちや焦りに行動で応えなかなか魅力的でよかったです。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2007年01月27日

ハーレクイン・ロマンス  過ちの代償/キャロル・モーティマー

 双子の妹ローラと探偵小説を執筆しているレオニーはローラの恋人ハルの父親でホテルチェーンを経営するホークの訪問を受ける。ホークはローラが財産目当てで年下のハルを誘惑したと非難し結婚するには早すぎると告げたが、レオニーに魅せられその夜再び彼女の家を訪れると…

 1987年の作品、長編でN程度のページ数があります。裏表紙には「愛を信じない人に~」とあるのですが、それはヒロイン、ヒーローのどちらでしょう?ヒロインはつらい過去も含め幾重にも秘密のベールに覆われていて、謎めいて感じます。それに比べるとヒーローは結構分かりやすいんですよ。だからヒーローに自分を預けることが出来ないヒロインのほうを指しているのかなと思いましたが…。ただ、今回は脇の登場人物が多くて(本筋に絡む人も絡まない人もいて)、誰がどんな問題を抱えてるんだっけ?と、ストーリーがごちゃっとした印象を受けました。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2007年01月25日

ハーレクイン・ロマンス  終わらない誘惑/マーガレット・メイヨー

 カースティとルーチョは恋人同士だったが彼は仕事で成功することのみを求め、二人は別れた。別れた後に妊娠に気づいたカースティは彼に何も告げずに16年が過ぎたが、娘ベッキーの願いでカースティはルーチョに連絡を取る。ルーチョは娘と良く知り合うためにスペインで過ごすことを提案し…

 将来に対する意見の食い違いから別れ、妊娠を告げたとしても彼は歓迎しない、あるいは責任を取ると言い出したとしても彼女を責めるだろうという予想から、ヒロインは16年の長い期間事実を隠しています。これは難しいねー。結婚なんて眼中になかったヒーローだからたとえ知らせたとしてもヒロインの予想が当たっただろう感じもするし、かといって父娘を引き離してしまったのはあれだし。そんな主人公二人のぶつかり合いを経て互いへの思いを強く+再確認していくストーリーでした。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年01月22日

ハーレクイン・ロマンス  カンヌで恋して/キャスリン・ロス

 死んだと聞かされていた父親をTVで見たリビー。彼がアメリカの俳優であると知り二重の驚きとなったリビーが連絡を取ろうとカンヌへ行く手配をすると、父のエージェントのマークからメールで食事に誘われる。そしてリビーを空港でマークが待ち受けていて…

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 いわゆる誤解ものの部類に入りますでしょうか。有名俳優となった父親に近づきお金を要求する娘と思っているヒーローと思われているヒロイン。ただしヒーローも激しく責めたりすることはなく、あくまでもマイルドなヒーローです。

2007年01月21日

ハーレクイン・ロマンス  妻を買った億万長者/シャロン・ケンドリック

妻を買った億万長者 別居中の夫アレクシスに離婚を求める電話をかけたビクトリア。結婚生活にけりを付けるためばかりでなく慰謝料も必要としていたからだった。ビクトリアが不実を働いたと思っているアレクシスは彼女にアテネに来るよう言い渡す…

 冒頭はヒーローが愛人といちゃつくシーンから始まり、うーん…これにはかなり引きました。7年間別居していたとはいえそれをどう受け入れていくかってことが問題。私はこのインパクトから逃れるのはちょっと難しくて。ただヒーローにとって意味のある女性(いわゆる大切な女性)じゃなくあくまでも愛人であるというのは、作者が彼女に名前すら付けていないことで示しているのだと思います。
 ストーリー自体は緊張あるセクシーな雰囲気で、傲慢且つ尊大なギリシャ系ヒーローもかなり必死になります(でも前述のあれからするとこれじゃまだなまぬるいー)。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2007年01月18日

ハーレクイン・ロマンス  罪深い喜び/ペニー・ジョーダン <華麗なる日々3>

罪深い喜び ルーシーは長い間管財人のマーカスに想いを寄せていたが、気持ちをぶつけることが出来ずに他の男と結婚し、その結婚も破綻した。別れた夫のせいで倒産寸前となったプレタ・パーティを建て直すため、ルーシーは今、共同経営者となりうる投資家を探している。大伯母のパーティに出席したルーシーは帰り道マーカスにキスされ…

 イベント企画会社プレタ・パーティを中心とした3部作の最終話。前2作のヒロインたちが結婚によってプレタ・パーティを去り、社長のルーシーは経営難に陥った会社を救おうとします。

 ヒロインの相手がマーカスと分かり、ヒーローはヒロインを(ヒロインの結婚期間中)どう思っていたのか?好きだったの?何とも思っていなかったの?が一番興味のあるところでした。まぁヒーローがこんな感じではヒロインが間違った方向へ突き進んでしまったのも無理ないかも。行き過ぎではあるけど。ヒーローはクールというか冷たいんですよね、最初は。ヒロインのほうは最初からヒーローに首ったけな分、前夫との間の傷が浅く深刻なムードにはならなかったのは読んでいて楽でした(これは好みによりますね。傷ついた心を修復するロマンスが好きな方もいらっしゃるでしょう)。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★★☆

2006年12月18日

ハーレクイン・ロマンス  砂漠に落ちた涙/ルーシー・モンロー

 司書のキャサリンは思春期のコンプレックスが尾を引き引っ込み思案で男性とつきあったこともない。ある日ジャワールの王子ハキムが図書館を訪れて彼女に声をかけ、夜には趣味の集会にも現れる。二人はデートを重ね、ハキムはキャサリンにプロポーズする…

 ある理由からヒロインに近づいたヒーロー(理由は冒頭でわかります。復讐ではありません)ではありますが、たちまちメロメロヒーローに変貌。多少傲慢なところもあれど、とにかく甘い甘い、ヒロインにも優しく接します。真相を知ったヒロインの怒りもごもっとも、でもキレて酷い言葉を発したりせず思いやりあるヒロインでした。こういう甘甘なストーリーも好き。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年12月15日

ハーレクイン・ロマンス  伯爵夫人の条件/ペニー・ジョーダン <華麗なる日々2>

伯爵夫人の条件 親友の夫で昔の恋人ニックに言い寄られて困っていたジュリアに遠縁のサイラスは他に恋人がいることを見せつければいいと言い、その役目に自ら立候補する。サイラスには彼なりの思惑があったのだが…

 それがヒーローが昔からヒロインに想いを寄せていたため…というものが私のツボなのですが、今回はちょっと違いました。けれども明るく行動的なヒロインといいクールなヒーローといい、私的ツボは外しているものの、大人同士が恋に落ちていく課程がとても面白かったです。
 次回「華麗なる日々」3作目のヒロインにも少し進展があり…でもやっぱり引きずるんだろうなぁと色々今から楽しみです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  蝶になるとき/ダイアナ・ハミルトン

蝶になるとき 牧師の娘マーシーは広告代理店を経営するアンドレアの家政婦になる。地味な服を着、彼に朝食を勧め、彼と徐々に親しくなるマーシー。ある日アンドレアからCMモデルになって欲しいと頼まれ有頂天になったが、彼女にふられたのはあか抜けない醜い女性の役割で…

 純朴で明るく少々おせっかいなヒロインと魅力的だけど超がつくほど身勝手な(特に前半)ヒーローの話です。後半になるとしょうもないけど憎めないってかんじにはなりますが、ここまで踏みつけにされたらキレませんか。そうしないところが彼女の良さなのかな、優しく包容力のあるヒロインです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年11月19日

ハーレクイン・ロマンス  麗しきレッスン/サンドラ・マートン <ラミレス家の花嫁3>

麗しきレッスン NYに暮らすジェイクの元へ実父の弁護士からの手紙が来る。そこには遺産受け取りと異母兄弟に会うための条件が書かれていて…。リオデジャネイロの学校に8年間閉じこめられていたカタリーナは学校を出て両親の遺産を継ぐ21歳の誕生日を心待ちにしていた。しかし後見人の大叔父が亡くなり、遺産を受け取るには新しい後見人の選んだブラジル人と2か月以内に結婚しなければならないとわかり…

 「ラミレス家の花嫁」最終話です。いよいよ三兄弟に出会いの日が…?

 長い間学校に縛られ今また無茶な遺言に縛られるヒロインは自由を欲してヒーローに対しても反抗します。でも気概があり一方でうぶでもあり(8年も学校の外に出られなかったわけですから)、ヒーローじゃなくても魅力を感じますって。自由に暮らしてきたヒーローが翻弄される様は楽しい♪面白かったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年11月18日

ハーレクイン・ロマンス  二百年の恋/フィオナ・フッド・スチュアート

二百年の恋 音信不通だった祖母を二十年ぶりに訪ねたナターシャ。和解をした夜祖母は亡くなりナターシャには地所が残される。隣人の男爵ラウルと出会い親しくなっていくが、ある日男爵家の歴史が書かれた本に二百年前に生存したナターシャと全く同じ名の祖先を見つけて…

 前2作ではティーンエイジャーヒロインでしたが今回は仕事も持つ大人のヒロインです。でもやっぱりヒーローが気になりますね、色んな意味で。やきもち焼きだし、彼女に夢中なのに絶対に認めようとしないし、ヒロインに怒ってばかりなのに会いに行かずにはいられなかったり、おバカというかここまで来ると笑ってしまう…。でもかわいいと言いますか嫌いじゃないですね。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年11月17日

ハーレクイン・ロマンス  情熱を捧げた夜/ケイト・ウォーカー

情熱を捧げた夜 父親の金銭トラブルからギリシャの億万長者と結婚し跡継ぎをもうけることを決意したスカイは、その返事をする前夜、最後の自由を味わおうと出かけたバーで酔っぱらいに絡まれたところを救ってくれたアントンと出会う。たちまち惹かれ合った二人は一夜を過ごすが、彼が結婚相手の息子だとはスカイはまだ知らず…

 すごいどろどろもの期待半分でしたが(アン・メイザーだったらなったような)、どちらかと言えばどうしようもなく惹かれ合う主人公二人の苦悩と迷いの綱引きという感じでした。ただ二人以外の登場人物に割かれたページが少ないためラストはちょっと都合よすぎに見えましたね。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★★☆

2006年11月16日

ハーレクイン・ロマンス  愛されぬ妻/トリッシュ・モーリ <復讐の波紋2>

愛されぬ妻 夜中に突然訪ねてきたパオロにエレーヌは別れを予感した。二人は十二年前エレーヌの政略結婚を阻むために便宜結婚し、婚約者だったハリドが結婚したら結婚を解消する約束をしていた。ずっとパオロに想いを寄せてきたエレーヌは涙を堪えて離婚の書類にサインをするが、ハリドが結婚したのがパオロの恋人だったと知り…

 「復讐の波紋」2作目です。上↑のあらすじの時点で微妙に1作目のネタバレ感があるでしょうか。

 前作と考え合わせるとヒーローの行動(女性関係)にも何かこうスッキリしない感じがするんですが(具体的に書くのは控えます)。その点ではヒロインもあれかなぁ。ヒーローに想いを寄せてはいても…仕方ないでしょうか。そこを除けば長い間便宜結婚を続けてきたふたりが何かのきっかけでもにょもにょ…というお話で面白かったです。過去はともあれ二人とも互いに夢中でホットでした。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

2006年11月13日

ハーレクイン・ロマンス  宮殿に囚われて/トリッシュ・モーリ <復讐の波紋1>

宮殿に囚われて ミラノのサロンに勤めるデザイナーのサファイアはジェバイのシーク・ハリドから花嫁のためにウエディングドレスをオーダーされ、四週間後の結婚式に間に合わせるためジェバイ行きを強要される。恋人のパオロはハリドの名前を聞きジェバイ行きを反対するが、サファイアはハリドと共にジェバイへ発つ…

 「復讐の波紋」1作目です。

 シリーズ名にもなっているとおり復讐を心に秘めたヒーローなのですが、作品自体は復讐ものではないでしょうね。ヒーローは傲慢尊大なシークではありますけれど、冷たくはないし思いやりもあって、何よりヒロインにメロメロ、二人の間のセクシーな緊張感が作品全体に行き渡っています。焦れる、っていいねえ。それだけで読んでてドキドキしてしまうわん。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

2006年11月12日

ハーレクイン・ロマンス  五つ星のプレイボーイ/トリッシュ・モーリ

五つ星のプレイボーイ 名門ホテル・チェーンを経営するオパールは亡き父が起こしたトラブルから資金援助を必要としていた。国際ホテル・チェーンを経営するドメニコに会いに行き取り引きを持ちかけるが、不利な条件に彼は難色を示す。しかしドメニコは彼女との結婚を条件に加えてきて…

 10月11月に発売のシリーズ「復讐の波紋」の関連作です。10月刊のヒロイン・サファイアはオパールの妹にあたり11月刊のヒーローも登場します。もうひとりの妹ルビーの話もあるんでしょうか。

 便宜結婚もので面白かったです。ヒーローの傲慢度は(傲慢ヒーローとしては)高くないけれど、珍しくプレイボーイ度は高め。ヒロインはヒーローと対等に渡り合う、強い、しっかり者でいて実はうぶ、となかなかよろし。素直になれないところもかわいいなー。そしてホットで甘くて気に入りましたわ。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

2006年10月17日

ハーレクイン・ロマンス  結婚という名のビジネス/ミランダ・リー <求む、妻3>

結婚という名のビジネス 結婚紹介会社<求む、妻>を経営するナタリーは両親の借金に頭を悩ませていた。そんなとき新規客としてマイクが現れる。外見は兵士タイプでコンピュータの転載だとうそぶく彼は高額報酬と引き替えに便宜結婚をしてくれる相手を求めていた。会員を紹介できないと告げたナタリーだったが次の瞬間にはこう言っていた。「わたしではどう?」

 「求む、妻」最終話。主人公二人とも前作に顔を出しています。

 女性とは感情抜きのつきあいしかしないヒーローと、過去に恋人に裏切られたことから(結婚紹介サービスをしているにも関わらず)男性不信のヒロイン。性的にはバチバチ惹かれ合っている二人なのだけれど心の問題は根深くて。でもヒロインが徐々に変わっていくところは良いな~。ヒーローの殻はヒロインよりも固いのですけど、それがふっと壊れたところが見えるシーンにはほろっとしました。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年10月15日

ハーレクイン・ロマンス  プレイボーイの罪/キャサリン・スペンサー

プレイボーイの罪 アメリカで暮らすキャロラインに義兄の弟パオロが姉夫婦の訃報を知らせてきた。九年前キャロラインは姉の結婚式の夜パオロに純潔を捧げ、そのあと彼が彼女の気持ちを傷つけたことは忘れられなかった。すぐにイタリアへ飛んだ彼女をパオロが迎え、二人は反発しながらも今もまだ強く惹かれ合い…

 亡くなった姉夫婦には八歳になる(と思われる)双子の姉弟がいて、その後見をめぐる問題がストーリーを動かしています。
 ヒロインは秘密を抱えているのでいつそれが爆発するんだろうとドキドキしながら読みましたら想像していた以上の破壊力で驚き。でも爆発が大きい分スッキリしたと思います。子供たちは重要なキーになっているのでもっと出番が多くても良かったかな。さて九年前はどーしよーもない軽薄プレイボーイだったヒーローですが年月を経て改心したらしく、思いやり深く押しが強くて情熱的でとなかなか魅力的。良かったです。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年10月14日

ハーレクイン・ロマンス  裏切られた情熱/アン・メイザー

裏切られた情熱 母を捨てて再婚した父と十数年ぶりに会うため娘を連れてサントロス島へやってきたヘレンは港へ迎えに来たミロスと再会する。17歳だったヘレンは父親の使者であるミロスとロンドンで会って結ばれ、彼に妻がいることを知って逃げ出した。二人の間にはまだ熱い思いが…

 反抗期の娘、冷たい継母、それなりに年齢を重ねていても美しいヒロイン、そんなヒロインから目が(手も)離せないヒーロー、じっとりとした主人公たちの関係、いつものアン・メイザーです。残念なのは最後がバタバタっとしてしまったところ、アレは一体何?そんな説明で終わりにしてしまうのかーい。ヒロインにヒーローの結婚(再会時には離婚済み)を知らせた一件についても、なんか納得いかないなぁ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年10月13日

ハーレクイン・ロマンス  マドリードの公爵/フィオナ・フッド・スチュアート

マドリードの公爵 スペイン語を学習するためマドリードの大学に通うことになったジョージアナは名付け親の息子フアンの家で彼の伯母と共に暮らすことになる。名家の令嬢との婚約が決まったばかりのフアンは過保護なまでにジョージアナに干渉してくるが、ある夜二人は熱いキスを…

 ティーンエイジャーの娘に手を出すなんて現実では引いてしまうけれどロマンス小説では許せるのよね、と思っていたけれど、このヒーローにはちょっといい年して何やってるの!とツッコミたい。金も地位もあり若さゆえの傲慢さを持ったヒーローの身勝手さには開いた口がふさがらないよ。こういうときヒロインがヒーローをどーんと凹ませるくらい勝ち気だと晴れ晴れするのだけど(あるいはラストでどん底に突き落としてくれるとか)、若さゆえか流されやすく、そこにつけ込むヒーローに呆れてしまいましたわ。ヒロインにぞっこんなのがわかっているから嫌いにはなれないんだけどね。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★★☆

2006年10月12日

ハーレクイン・ロマンス  二つの顔を持つ恋人/ミシェル・リード <ラミレス家の花嫁2>

二つの顔を持つ恋人 実父からの遺言によって自らの出生を初めて知った銀行家のアントン・ルイス・スコット・リー。そこには異母兄弟と会うための条件が書かれていて…。クリスティーナが受け継いだ牧場サンタローザは買収の危機に直面していた。支援者を探すためにパーティに出席したクリスティーナはそこで昔の恋人ルイスに再会する。六年前残酷な言葉を投げつけて彼と別れた後クリスティーナは親子ほど歳の離れた富豪と結婚せざるをえなかった…

 「ラミレス家の花嫁」2作目はミシェル・リードが担当。ブラジル人の母から生まれたイギリス育ちのヒーローとブラジル人のヒロインという珍しい組み合わせです。

 エンリケの遺言に条件が付けられているという点は前作と変わりはありませんが、故人も含めた登場人物それぞれが複雑に絡み合っていて、後半まで全貌が明かされません。人物名はかなり混乱しましたよ。ストーリーはいつものセクシーさ、緊張感もありつつ、それぞれの思惑からぐるぐる。最後はヒーローにぐっと来ましたわ~。傲慢ヒーローでありつつも一途、養父との関係は具体的なエピソードはなかったけれどオープニング部分が効いて、良い終わりかたでした。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

2006年09月25日

ハーレクイン・ロマンス  シークに罰せられて/シャロン・ケンドリック

シークに罰せられて イベントプランナーをしているシエナはホテルに呼び出され、そこでかつての恋人ハシムに再会する。五年前ホテルに勤める19歳だったシエナはハシムと出会い魔法のような恋に落ちたが、シエナのある過去からハシムは彼女を罵り、捨てた。ハシムは彼女に仕事を依頼すると言うが…

 傲慢セクシーでとにかくヒロインを疑う、ある意味どうしようもないヒーローなのだけど、後半は潔さを見せてくれてスッキリ終わっています。前半はもうお約束な典型的疑い深いヒーローですからねえ。緊張感ある前半も後半の切ない部分もちょっと好きです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年09月17日

ハーレクイン・ロマンス  彼が結婚する理由/エマ・ダーシー <ラミレス家の花嫁1>

彼が結婚する理由 広告代理店を経営するニックに亡くなった実父エンリケから小包が送られてくる。そこにはニックに異母弟がふたりいること、ある条件を満たせば彼らの情報を教えると書かれ…。二ヶ月前に息子ザックを出産したテスに半年ぶりにニックから電話がかかってくる。ザックは一夜の関係から生まれたニックの息子だったがテスはそれを彼に知らせてはいなかった…

 「ラミレス家の花嫁」1作目。プレイボーイのポロプレイヤー・エンリケがもうけた庶子三人がヒーローとなるシリーズです。それぞれ担当作家が違い、今作はエマ・ダーシーがオーストラリアのヒーローを、次作以降はミシェル・リード、サンドラ・マートンが欧州、アメリカのヒーローを描くのだと思われます(エンリケはブラジル人ですが海外遠征をして世界各地で子供を…というわけです)。「ラミレス家」というより「ラミレス」で良かったのではないかと思ったかな。

 説明するのが難しいのですが、ニックとテスは義理の兄妹…になるのかなぁ?(ニック母とテス父が結婚していた。一緒に暮らしたことはない。)とにかく複雑な関係を持った主人公たちの感情説明にページが大きく割かれています。ヒーローがヒロインの女の部分を否定した(そしてそのあとに取った行動)、というくだりは結構微妙でした。ヒロインはしっかり者でそれを理解するんですけど、ちゃんと説明もされているけど、ううむ、どうだろ~。ふたりが情熱に負けたいきさつも読んでみたかったですかね。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  屈辱のプロポーズ/マギー・コックス

屈辱のプロポーズ 販売員のブリスは赤ちゃんを連れ店頭で失神したイタリア女性に病院まで付き添う。翌日彼女の兄ダンテから数日間赤ちゃんの世話を頼まれ、豪華なアパートメントでダンテたちと暮らすこととなる。魅力的なダンテに心惹かれるブリスだったが…

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

 複雑な家庭に育ったヒーローと家族を持たないヒロイン。ヒロインの境遇は特に過酷です。たちまち惹かれあい、ある意味似ているのだけど、それ故に相手の心が信じられず揺らぎます。

2006年09月16日

ハーレクイン・ロマンス  新妻の嘆き/フィオナ・フッド・スチュアート

新妻の嘆き 大学に行かず体調の思わしくない祖父の世話をしているネーナは、ある日屋敷を訪れた祖父の友人夫妻とその息子ラモンと会う。翌日祖父の余命が短いことを知らされ、ネーナの行く末を案じる祖父からラモンと結婚するよう頼まれる。慌ただしく結婚式が行われるが、ネーナは結婚を強いられたことやラモンの愛人の存在から彼に反抗心を抱き…

 今作が日本デビューの作家さん、10月11月にも刊行が予定されています。この作品を読んで楽しみになりました。
 年の差もので、ヒロインが若い!19歳なんて!ティーンエイジャーのヒロインはヒストリカルを除くと久しぶりではないでしょうか。初々しくて若さいっぱいで、もちろんまだまだ子供と思える場面もありましたけれど度を超すことがなくOK。そんなヒロインにコロッとまいってしまうヒーロー(32歳)もまだ若いな~、隙がありすぎ(笑)。作中で傲慢だと言われてるんですが、まだまだソフトなレベルですよ。むしろ思いやりがあり若妻にメロメロでほほえましい。甘いシーンも多くて、あぁ、とても楽しかったです。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年09月15日

ハーレクイン・ロマンス  シチリアで散る愛/ジェイン・ポーター

シチリアで散る愛 カサンドラは六ヶ月前愛人だったマクシモスに捨てられ、いまだにその傷が尾を引いていた。立ち直ろうとする彼女はマクシモスの妹の結婚式に彼の仇敵エミリオの恋人として出席を決め彼の実家へついて行く。激怒するマクシモスと再会したカサンドラは…

 全体的に緊張感がありセクシーな雰囲気の作品でした。しかしこれはど~なんでしょうね?私は告白の最後の最後ではヒーローを許せたけれど、それまでは(彼が何をしたか予想がついていたけど)許せないと思いました。彼が明かさなかったことがね。酷いよ。身勝手だよ。まあ、ヒロインの苦しみ・心の傷がメインの作品だからそう思うのかなぁ。あとヒーローの仇敵が嫌な奴で気分悪かったです。たぶんもう読み返すことはないかもしれません。(でもこういう本こそ印象に残って後から読みたくなったりもするんだよね)

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年09月14日

ハーレクイン・ロマンス  情熱だけの関係/ミランダ・リー <求む、妻2>

情熱だけの関係 不幸な結婚生活を送ったアラナと婚約者に捨てられた過去を持つリースは結婚紹介所を通じて愛情抜きの結婚をした。元婚約者に対する復讐心から美しい妻を見せびらかす態度をとり続けていたリースだったが、親友の結婚式でアラナとダンスをする友人への嫉妬を覚え…

 「求む、妻」2作目。前作の主人公たちの結婚式が物語の始まりとなり、理性で決めた結婚に感情が絡み出します。この作品のキーワードは「嫉妬」ですね。公式などでも書いてあるので書き加えると、このあとヒロインは事故に遭い一部の記憶を失います。ヒロインは前作で見せたクールな表情とはまた別を持っていたことがわかって、これがかなり別人。その過去~現在の変化の課程はもうちょっと詳しく知りたかったかも。中盤はちょっとだらけてしまったんですけど、ほかはまあまあかなぁ、悪くはないけれど。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年09月02日

ハーレクイン・ロマンス  花嫁と呼ばれる日/エマ・ダーシー

花嫁と呼ばれる日 マッサージ師として息子と共に暮らすスカイの前に突然6年前に別れた恋人ルチアーノが現れる。スカイが弟とベッドにいる写真を見せられ彼女を捨てたルチアーノだったが、弟の嘘と子供が出来ていたことを知ったルチアーノは彼女に会いに来たのだ。スカイと関わりたいと願うルチアーノだったが、彼女から弟の嘘の裏には自分の父が存在したことを知り…

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

 お話としてはそれなりに楽しく読みましたが、ロマンスとしては微妙~。ページの殆どが親子の確執にさかれたファミリーもの、ですねこれは。ヒーローのほうはがっちりと(ヒロインへの)愛情ありきで、ロマンス的な「揺れ」みたいなものはないので。

2006年08月31日

ハーレクイン・ロマンス  十二カ月の恋人/ケイト・ウォーカー

十二カ月の恋人 カサンドラとホアキンが恋人同士になって一年。ホアキンは今まで恋人と一年以上続いたことはなく、出会ってから一年経つと別れを告げていた。カサンドラは一年目のその日を迎えることを怖れ、数週間前から落ち着かなくなっていた。そしてホアキンはカサンドラの変化を感じ取り、ふたりの間はぎくしゃくしていく…

 アルコラール家ものの2作目に当たる、長男ホアキンの物語です。「冷たい瞳の誘惑者」を読んだので、アルコラール家おさらいのつもりで再読。
 元々ラブラブカップルだったのに些細なことがどんどん歯車を狂わせていき、取り返しのつかないところまで…というわけで。いやもうどうしてそんな回り道をするんだってくらい、うねうねと迷路を彷徨うわけです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

ハーレクイン・ロマンス  氷の令嬢/ジュリア・ジェイムズ

氷の令嬢 (ハーレクイン・ロマンス) 銀行家の妹で美術史研究家として摂政時代の画家の調査をしているポーシャは、ある晩餐会で値踏みするような視線を送ってきた男性ディエゴにランチに誘われる。彼女が断ると彼は彼女が行く先々で姿を見せるようになる。やり手実業家で華やかな女性たちと数々の浮き名を流してきた彼を避け続けるポーシャだったが…

 お嬢様ヒロインvs成り上がり実業家のストーリーはヒーローの予想通りの要求があって…なのだけど、その後はちょっと意外な展開に。周囲から冷たい女性、不感症と思われているヒロインですけど、ヒーローも負けず劣らず冷たいですよねえ。ふたりは燃えあがっているのだけれど、冷え冷えとしたラブシーンが続きました。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年08月30日

ハーレクイン・ロマンス  冷たい瞳の誘惑者/ケイト・ウォーカー <アルコラール家に愛を>

冷たい瞳の誘惑者―アルコラール家に愛を スペイン名家の娘メルセデスはロンドンのパーティで彼女に視線を向ける男性ジェイクに引きつけられる。ジェイクはパーティでメルセデスとダンスをし、翌日は彼女が宿泊するアパートメントまでやってきてディナーに誘った。彼がメルセデスの異母兄の従兄で、彼の母がメルセデスの父親に恨みを抱くことは告げぬままに…

 「アルコラール家に愛を」2作目、アルコラール家ものでは実質4作目(冊数では3冊目)になります。前作があまり好みでなかったためほったらかしていたのですが、もっと早く読めば良かったなぁ。面白かったです。互いにラブラブなのに遠回りしてしまう、夢中なのに素直にストレートに恋人同士にはなれない、そんなホットなストーリーでした。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

 「アルコラール家に愛を」はスペイン娘がヒロインという珍しいシリーズでしたね。

2006年08月29日

ハーレクイン・ロマンス  復讐とは気づかずに/ジャクリーン・バード

復讐とは気づかずに (ハーレクイン・ロマンス) 父親が生前描き遺した絵の展覧会を催したシャーリーは、父の最後の一枚である裸婦像を買ったジェイクと知り合う。ふたりはすぐに惹かれあいジェイクは巧みにシャーリーをデートに誘ったが、裸婦像のモデルがジェイクの妹でシャーリーの父親の愛人だったことを彼女は知らず…

 話自体は好きな展開だしこういうタイプのヒーローはオッケーなはずだけど…だけど、全然物足りない!復讐したいの?しないの?どっちなの。読後感がもやもやして「面白かった~っ!」と本を置けない感じ。本来もっと面白いはず!と思ってしまうせいか、別の日に読んだらまた違った感想を持ったんでしょうか。また読み直してみようかな。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年08月19日

ハーレクイン・ロマンス  惑いの結婚指輪/キム・ローレンス

惑いの結婚指輪 (ハーレクイン・ロマンス) スペイン旅行に夫が来られなくなり、ホテルにひとりで宿泊していたリリー。その時出会ったサンチャゴと恋に落ちたが、彼はリリーが未亡人だと思いこんでいた…。一年後、離婚と死産を立て続けに経験し塞ぎ込んでいたリリーは友人レイチェルの強いすすめでダブルデートに出かけることにするが…

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

 上に書いたように“過去の”と但し書き付きの不倫ものです。そう言う意味ではどろどろしていると言えましょうか。でもヒーローが気に入ってしまったので…ハート 一応復讐を胸にヒロインに近づいた(らしい)サンチャゴですが、とても情熱的でヒロインにメロメロなんだもん。

ハーレクイン・ロマンス  夫に片思い/ミランダ・リー <求む、妻1>

夫に片思い―求む、妻〈1〉 (ハーレクイン・ロマンス) 妻の死後に彼女の裏切りを知ったリチャードは友人のリースが利用した結婚紹介サービスを通じて妻を探そうとする。一方、父親が遺した花屋が継母のものになり仕事と住まいを探しているホリーは、彼の母親の家に花を届けようとしてリチャードと出会う。互いに惹かれあい、その場でリチャードはホリーを食事に誘う…

 「求む、妻」の1作目。ふたりが出会うまで30ページかかったので↑のあらすじの時点では話があまり進展していません。この後関係を深めていくふたり。しかしヒーローが申し込んだ結婚紹介所の話と亡き妻の話がヒロインを揺さぶります。テンポも良く、ラブシーンもセクシー、相変わらずすらすらと読めます。これと言って悪くはないけれど、ただヒーローはちょっとお金持ち過ぎて鈍感というような感じもありましたねー。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

 次話では今回でも印象に残るエピソードが出てきたリースの話なので、かなり興味津々。リチャードに結婚紹介サービスのことを教え、自らもそれを利用して妻を見つけた彼って…。

2006年08月18日

ハーレクイン・ロマンス  ギリシア式に愛して/キャシー・ウィリアムズ

ギリシア式に愛して (ハーレクイン・ロマンス) 女手ひとつで五歳の息子を育てているアビーは雇い主ミハエルの婚約者としてサントリーニ島へやってきた。やっと恋人を見つけたと彼の家族・親族が歓迎する中、ミハエルの兄テオはアビーに疑いの目を向けていた。だがテオがアビーに島を案内することになり…

 互いに惹かれあい、知り合い、探り合う前半は面白かったです。婚約の事情がなかなかヒーローには知らされませんので大いに気をもんで傲慢ヒーローぶりを発揮しています。後半はちょっと…もうひとつだったかなぁ。ヒーローが傲慢を通り越して身勝手に見えてしまったので。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  引き裂かれた一夜/サラ・クレイヴン

引き裂かれた一夜 (ハーレクイン・ロマンス) ガナーズ・テラス改修のアシスタントとして働いていたキャリーだが、オーナーの死に伴いテラスは売却され職を失う。買収した会社とテラスが取り壊される前に直接話し合うため住民らとパーティに出ると、そこには別居中の夫ニコラスがいた。一年前、結婚式の当日にニコラスと他の女性との密会現場を目撃し、キャリーは逃げ出したのだった。ニコラスは戻ってきて子供を生めば、テラスの再開発計画を見直すと言うが…

 サラ・クレイヴンのときはもう何度も言いましてしつこいでしょうが、今回も本当にオーソドックスな昔ながらの定番パターンの作品です。もちろんそれで良いのです。今回は元さや。ヒーローの心の動き(アップダウン)はほぼ前作と一緒。ヒロインが出奔の理由といいちょっと子供っぽく感じられ、結構ヒーローに冷たくするので、こんなに見え見えなのにもっと優しく出来ないものかなぁ?とは思いました。それでもかなりヒーローが一生懸命で、全部は言えませんが(お約束の告白まで待ってください)、とにかくよかったのよ、くひひ ハート×2

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年08月17日

ハーレクイン・ロマンス  砂塵に舞う花嫁/ペニー・ジョーダン <砂漠の恋人>

砂塵に舞う花嫁―砂漠の恋人 (ハーレクイン・ロマンス) 自然科学研究の調査隊に参加しズーランに来たカトリーナはスーク(屋外市場)で買いものをしていてあるトゥアレグ族の男性に目を奪われる。その男は追われている様子で、カトリーナに近づくと恋人同士の振りをしキスをするとそのまま去っていった。翌日カトリーナは調査隊と砂漠へ向かう筈が性的関係を迫る上司の卑劣な罠で別のオアシスへ連れ去られる。そこへ盗賊団とともに昨日の男性が現れ…

 「砂漠の恋人」2部作の続編です。でも前のシリーズのことはすっかり忘れてしまって、因果関係がよくわかりません。事前に読んでおくべきだったかなぁ。ですが前作の関係者が続々登場と言うことはないです。主人公ふたりとも互いに夢中(と言っていいかと思います、たぶん。)なのだけど、ふたりともに色んな誤解をしているので易々とは結ばれません。ひたすら悶々としています。これはもどかしくて切なくなるというより、早く何とかしちゃえよ!と思うかな。ラストは結構好き、ぬるめの展開も好みですが、ロマンティック・サスペンス好きのかたには物足りないかも。全体的には可もなく不可もなく。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年08月02日

ハーレクイン・ロマンス  裏切りのスペイン/ジュリア・ジェイムズ

裏切りのスペイン ロザリンドは恩ある友人セーブルの頼みで濃い化粧と派手なドレスをまとい、カジノでセーブルの恋人とその仲間のコンパニオンを務めることになる。だがみだらな誘いをかけられロザリンドが頑として拒むと彼らは彼女を路上に置き去りにして行ってしまう。そこへカジノでロザリンドが見とれていたスペイン人が車で通りかかり、彼女を送ってくれることに…

 先日読んだ本がよかったので、ジュリア・ジェイムズの未読のものを探してきました。

  ネタバレ
 純粋である意味世間知らずなヒロインと互いに一目で惹かれ合ったスペイン人・セサル。情熱的な恋に落ちたふたりはかなりホットで甘甘でラブラブなんですが、ヒロインの持つ秘密がやばいなやばいな…と思っていると、やっぱり、ねえ。ヒロインはもっとしたたかでも良いように思ったんですが、そうなると話が成立しないか汗アセ ラストの説明でヒロインの○○はどうなったのかちょっと気になりました。□□したんでしょうけれど書いてなかったので。そもそもヒロインの○○○という設定が必要だったのかは疑問です。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

2006年07月29日

ハーレクイン・ロマンス  禁じられた喜び/マギー・コックス

禁じられた喜び 働いていた書店が倒産し、地元を離れたくなかったリアダンは大きな屋敷で家政婦として働くことになる。雇い主のエイドリアンは著名な作家で過去の事件から隠遁生活を送り、リアダンにも高圧的な態度を取るのだが…

 ヒーローが画家や作家だとどーしても芸術家気質、平たく言うとわがままな面がクローズアップされがちでちょっぴり苦手です。このお話もヒロインよりヒーローの傲慢さと苦悩のほうが目立ちましたが、そんなに嫌な感じは受けませんでした。ヒロインを拒絶すると同時に求めるあたりは結構好きです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

 でもあまり真夏に読む本じゃなかったなぁ(苦笑)、雪の季節のお話なんて。汗アセ

2006年07月25日

ハーレクイン・ロマンス  失われた都/ケイ・ソープ

 考古学作図家のドナはインカの発掘隊に参加するためペルーのリマへやってきた。ところがそこで発掘隊のリーダーの代役となったブレークと再会する。ふたりは三年前に結婚したが、結婚生活はわずか半年で破綻していた。再会直後からふたりの間には険悪な空気が…

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年07月22日

ハーレクイン・ロマンス  プロポーズを待つ夜/サンドラ・マートン <オコンネル家の人々>

プロポーズを待つ夜―オコンネル家の人々 知人のパーティで知り合い互いに強烈な魅力と反発を感じたブリアナとジャンニ。ある日ジャンニがブリアナのアパートを訪ね、共通の友人夫妻が亡くなったことを告げる。悲しみの中、衝動的に関係を持ってしまったふたりだが、更にジャンニは夫妻の遺児の後見人に彼とブリアナが指名されたことを告げ…

 「オコンネル家の人々」6作目。6人兄妹ですのでこれで一応ラストです。ストーリーはこの後ふたりでシチリアへと向かうことになります。気の強いヒロインは好きですが、ここまで反発ばかりだとちょっといやかな~ もやもや と思いました。喋る前に考えろ、と。中盤はそのへんがひどいのであまり楽しめませんでした。最後もちょっと身勝手じゃなかろうかと…うん…。

 お気に入り度:★★☆☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年07月16日

ハーレクイン・ロマンス  ボスにだまされて/キャスリン・ロス

ボスにだまされて (ハーレクイン・ロマンス) 一年前に同僚と離婚し、職場の人間とは二度とつきあわないと決めたルーシー。友人に誘われ出会いパーティに出席することになるが、そこで勤め先を買収した会社から視察のために派遣され、昼間彼女にデートを申し込んだリックと出会う。一時は会場のホテルで別れたもののリックはルーシーの後を追ってきて…

 夫の裏切りに深く傷つけられ、別れた後も同じ職場で働き私生活を晒しているような環境にあるヒロインにとって、また同僚と恋に落ちるわけには…と抗います。が、ヒーローは甘く優しく、そして強引でねばり強く彼女をかき口説きます。ヒロインを気遣う一方で押しが強く、時には前夫に対する嫉妬心を見せるところもたまりません、いいねーいいねー。この作家さんのこういうところが好きだったんだよ~と思い出しました ハート×2

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★☆☆☆(2.5)

 そういえばラブシーンが盛り上がりこれから…と思ったらいきなり翌朝に場面転換している箇所があり「ちょっとぉっっ!」とツッコミを(笑)。

2006年07月15日

ハーレクイン・ロマンス  罪深き娘/ジュリア・ジェイムズ

罪深き娘 レイチェルの母アーリーンはヴィートの父親エンリコ・ファルネステの愛人だった。エンリコの死のどさくさに紛れファルネステ家のエメラルドを持ち出したアーリーンはレイチェルにそれを託す。レイチェルは子供の頃から蔑まれてきたと同時に初めての恋人であるヴィートに会いに行き、結婚を条件にエメラルドの返還を申し出る。彼女にはどうしてもヴィートと結婚したいある理由があったのだが…

 傲慢尊大ヒーローひどいよなぁと思うのだけれど、読み進めていくうちに登場人物のそれぞれにその行動を取らせた理由がちゃんとあることが明らかにされていき、どれも納得します。最後は一気に収束し、ラストは泣いてしまいました。あぁ~これはよかったっ!

 メモ お気に入り度:★★★★★ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  愛を裏切った罰/リー・ウィルキンソン

愛を裏切った罰 (ハーレクイン・ロマンス) かつてデボラは婚約者デイビッドの浮気現場を目撃し、結婚よりキャリアを選ぶと嘘をついて一方的に別れを告げた。3年後別の男性と婚約し結婚式が迫ったある日、デボラの元にデイビッドが現れる。デボラとの婚約解消後も家族ぐるみのつきあいを続けていたデイビッドはデボラの兄ポールの事故を知らせに来たのだが…

 ヒーローは彼女の家族には善人ぶりながらヒロインには復讐を…ってほどではなく、傲慢ヒーローぽいけれどあくまでも基本は甘くマイルドなんです。ただちょーっとヒロインが子供っぽいかなぁ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  一夜の波紋/ヘレン・ビアンチン

一夜の波紋 (ハーレクイン・ロマンス) ティナは同居していたバシリと一夜の関係を持ち妊娠した。だが直後にバシリが事故死し、バシリの異母兄ニコスから数百万ドルでお腹の子の養子縁組か彼との結婚を提案される。脅しとも言えるニコスのプロポーズにティナは同意し…

 大好きだった「ある出会い」のスピンオフ。ポール(この作品の中ではパウロ)の息子ニコスがヒーローになっています。「ある出会い」ではニコスは15歳だったので現実も同じくらい時間が流れているのよねえと感慨深く、同時に主人公のステイシーにはかわいそうな展開でしたね。

 中盤までずっとまったり展開で特に何もないんですよね~。ヒロインもいつも通りのヒロインで、あえて言えばあまり妊娠中って感じは受けなかったかも。ヒーローは強引ではあるけど思いやりと節度を持ってヒロインに接しているし、まぁそこが若干物足りなくて。スピンで★1つおまけ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

 「ある出会い」についてはこちらで簡単に触れています。後日もっとちゃんとした記事を書く予定です。

2006年07月05日

ハーレクイン・ロマンス  愛しすぎた結末/ジャクリーン・バード

愛しすぎた結末 (ハーレクイン・ロマンス (R1665))
 実業家のラウルと暮らすペニーは彼の出張について行きドバイで誕生日を迎えた。婚約指輪を期待していたがラウルがくれたのはダイヤモンドのブレスレット。失望を隠して微笑むペニーだったが、このときからふたりの間に徐々にすれ違いが生まれ、ついに喧嘩別れを…

ネタバレ

 読み返して「ヒーロー最高っっ!ハート×2」と思いました(笑)。ヒロインは純粋天然系、うぶで疑うことを知らないタイプで、悪く言えばちょっとおバカ。ヒーローに無条件に愛情を注ぐので弱み見せ過ぎじゃない?と思っていると、ヒーローはそこにつけ込んでついつい彼女を(ハーレクインふうに言えばドアマットの如く)踏みつけにしてしまうのですが、ヒーローだってヒロインに夢中なんです。ふたりが暮らしていた頃を振り返り

「ざっくばらんに打ち明けると、きみが一緒に暮らすようになって、ぼくは有頂天でクローバー畑の雄牛みたいに幸せをむさぼった」

愛しすぎた結末 (エメラルドコミックス ハーレクインシリーズ)
 と、告白しています。べた惚れゆえに傲慢に振るまい、そして後悔するヒーローがほほえましくかわいい。ラストではヒーローの行動がヒロインへの愛情に裏打ちされていることがしっかりわかるので、あれもこれも許せます。にまにまと幸せに読み終えられました。

 メモ お気に入り度:★★★★☆(4.5) ホット度:★★★★☆

 こちらはコミック版。雑誌収録されたものを読み返してみると、ほぼ原作通りの展開です。ただしラストが多少ゆるめに変更されているかなぁ。この作品のキモってラストのヒーローの告白であると思うので、そこがぬるいとちょっと残念かなぁ。

2006年07月01日

ハーレクイン・ロマンス  情熱の夜の行方/サンドラ・マートン <オコンネル家の人々>

情熱の夜の行方―オコンネル家の人々  独身生活を謳歌していたカリンは5月にバークレーで出会って愛を交わした学生マリッサのことが忘れられずにいた。その晩彼女はひっそり立ち去り、以来電話にも出ず連絡もよこさない。9月カリンがバークレーへ行きマリッサを探すと、彼女は大学院を辞めハンバーガーショップで働いているという。そしてマリッサは妊娠していた…

 「オコンネル家の人々」3作目、弁護士の次男カリンが主人公です。

 この作品でちょっとなぁ~と思うのはカリンが妊娠中のヒロインにDNA鑑定までさせること。いくら彼が弁護士とはいえ、いくら一夜の恋だったからとはいえ、このがっくり感が私の場合は尾を引きました。実際はヒーローはヒロインに夢中で、ほどよいメロメロ感なんですけどね。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年06月30日

ハーレクイン・ロマンス  シチリアの恋人/サンドラ・マートン <オコンネル家の人々>

シチリアの恋人 かつて祖父が暮らしていたシチリアの土地を取り戻しカステッロ・ルチェッシを建て直したステファノ。そこへかつての愛人カルラが現れカステッロを雑誌の特集として撮影させるよう彼を脅す。スーパーモデルのファロンは仕事でシチリア島に到着し、空港で偶然ステファノに出会い互いに惹かれ合う。だがファロンの職業が明らかになったとたんステファノは態度を変え、二人はそのまま別れた。数日後撮影が終わった雨の夜、ファロンの車はステファノの乗ったオートバイをよけようとして木に激突。ファロンは顔に怪我を…

 「オコンネル家の人々」2作目、前作の主人公キールの妹で長女ファロンのお話です。

 どー見てもラテン系傲慢ヒーローっぽいのに、ヒロインにメロメロで常に優しく接し、かいがいしく世話を焼くステファノが素敵。なんて甘いヒーローなのっ。それゆえに二人の間に相手への想いゆえのちょっとしたすれ違いが生じる後半はちょっと泣きそうに。ああん、よかったわ~。

 お気に入り度:★★★★☆(4.5) ホット度:★★★☆☆

2006年06月29日

ハーレクイン・ロマンス  奇跡の再会/サンドラ・マートン <オコンネル家の人々>

奇跡の再会 ラスベガスのカジノホテル<デザート・ソング>のウエイトレス・キャシーと支配人のキール、ひと月前友人の結婚式で二人は忘れられないキスをした。その後キールは支配人の仕事を降り、コネチカットのレストラン付きぶどう園を買って仕事を始める。キャシーはウエイトレスとして働きながらレストラン経営の資格を取得し、職業紹介所を通じて偶然キールのレストランに雇われることになるが…

 「オコンネル家の人々」1作目、6人兄弟の長兄キールの話です。この作品は「バロン家の恋物語」シリーズの「虚飾の街のナイト」(S-474)の関連作で、前作の主人公たちの結婚式が物語の起点になっています。(でもまだスーパーロマンスの整理が終わっていないので、細かい部分の確認は取っていないです。「虚飾の街のナイト」はラスベガスが舞台で、暴力亭主から逃げたヒロインの話という点までは覚えているのだけど。)

 物語のスタート時点でヒロインはウエイトレスをしていますが、元ダンサー(ショーガール)で元ストリッパーで離婚経験あり。でもぜ~んぜんうぶな感じでかわいらしいんです。ヒーローはちょっと尊大なところもありますが、ヒロインに夢中なのにそしらぬ顔をしたり、かたやヒロインもキスして欲しくて焦れているのに平静を装ったりと、おかしくて(笑)。そして恋人同士となってからのヒーローのラブラブぶりには思わずニヤニヤ。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年06月26日

ハーレクイン・ロマンス  シークを愛した罪/サンドラ・マートン <オコンネル家の人々>

シークを愛した罪 公認会計士の資格を持つ財務アナリストのミーガンは男性優位主義の小国スリヤムの為に企画書を作成したが、ボスから仕事をおろされる。理由がスリヤムのシーク・カシムにあると知ったミーガンは告訴をちらつかせるが、カシムはミーガンを肩に担ぎ上げ…

 かなーり進歩的なバハニア王国事情を読んだ後だと、スリヤムの旧いしきたり、男女間の差別が更に強く感じます。ただそこへ土足で踏み込むような態度のヒロインはいかがなものかとも思いました。さて、ヒロインは微妙、ストーリーはよくあるパターンなのですが、ヒーローの情熱的な言動がかなりツボ!!それだけで★1個上乗せですハート×2

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年06月19日

ハーレクイン・ロマンス  純潔の値段/サンドラ・マートン <オコンネル家の人々>

純潔の値段 バハマ諸島エメローデ島のカジノでギャンブラー・ショーン・オコンネルを罠に陥れるためにサヴァナは彼に近づく。彼女のスポンサー・アランがショーンに大金を巻き上げられたことへの復讐を命じたからだったが、ショーンはサヴァナがアランの愛人と思いこみ…

 オコンネル家シリーズの第2弾通算5冊目、先月分をまだ読んでないことに気づいたけど、まいっか。すぐに惹かれ合う二人だけど愛情未満というか、どのへんまで本気なのかがよくわかりませんでした。ストーリーは展開が早くてなかなか面白かったです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年06月18日

ハーレクイン・ロマンス  疑われた妻/キム・ローレンス

疑われた妻 4年前の夏、ジョージーはイギリスの海辺の街でアンゴロスと出会いたちまち恋に落ちて結婚した。だがギリシア人の義母と義妹と一緒の生活はつらく、更に妊娠したときには自分の子供ではないとアンゲロスに否定され、以来別居状態が続いていた。ところが突然アンゲロスが訪ねてきて…

 おっとりしてうぶなところを残すヒロインが妙に懐かしくて心地よく、いい感じ。ヒーローも過去にヒロインと子供を拒否したのはイカンけどそれなりの理由(つーか思いこみだけど)があったということで許せるレベル。そしてラストでやーっと理解し合うシーンにちょっと感動しました。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年05月27日

ハーレクイン・ロマンス  愛を買った億万長者/サラ・クレイヴン

愛を買った億万長者 先祖代々の屋敷モンティーグルを維持するため、ヘレンは歴史的建造物の保存助成の委員会に助成金の交付を求めた。数日後、委員会に出席していたマルクがモンティーグルを訪ねてくる。ヘレンに屋敷内を案内させた彼は彼女にキスを…

 ストーリーはオーソドックスな、昔ながらのパターンです。頑固ヒロインが嫌いな方にはちょっと微妙かもしれませんが、ラストが良いのででいいんじゃないかな~。

メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年05月26日

ハーレクイン・ロマンス  欺かれた夜/ダイアナ・ハミルトン

欺かれた夜 シングルマザーのソフィーは頼っていたナニーが亡くなり友人の兄の家に居候するため七ヶ月の息子と乳母車で向かう途中、いちばん会いたくない男性エットーレと再会する。ソフィーは彼の姉のところでナニーをしているときエットーレと愛し合い、彼の婚約者に盗みの罪を着せられたのだ…

 傲慢ヒーローのわかりやすさが良かったー。ヒロインを誤解している間は結構ひどいことを言ったりやったりしますが、誤解が解けると甘くやさしくそしてちょっとおろおろ(笑)。お約束の悪女も出てきて(もうちょっと懲らしめてくれると爽快だったかも)、とにかく気楽に楽しく読めました。

メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年05月25日

ハーレクイン・ロマンス  苦い別離/エリザベス・パワー

苦い別離 メイクアップ・アーチストとして働くテレーザの前に別居中の夫ジェレドが現れる。ジェレドの愛人、テレーザの流産などで夫婦の関係はくずれ、テレーザは1年半前に家を出ていたのだ。ジェレドはやり直したいと言うが…

 愛人の話は「人妻と関係したが彼女は夫の元へ戻った」とヒーローは冒頭で説明しています(詳しいことは最後のほうに出てきます)。さて、愛人との問題を中途半端にしているヒーローの話かと思っていたら、なかなか信頼関係が築けないヒロインの話…だったかな?この後物語は雪山山荘ものになります。

メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年05月17日

ハーレクイン・ロマンス  報復はギリシア流に/メラニー・ミルバーン

報復はギリシア流に マディソンは弟カイルから富豪のディミトリアスのヨットを沈めたと聞かされる。会計士だった父親が富豪のディミトリアスに横領の疑いをかけられたまま亡くなり、それを恨んでのことだった。取り敢えず弟を逃がしたマディソンだがディミトリアスが家まで訪れ、カイルの仕業という証拠を見せられる。カイルの居所を言わないマディソンにディミトリアスはある提案を…

 あらすじがヘンですみません。要は弟を犯罪者にする代わりに言うことを聞け~というよくあるものです。今回の条件は結婚。手を出さないと約束しながらもヒーローはがんがん責めてきます。ホットです。でも、出てくる悪役の顛末をもっとはっきり書いてスカッとさせて欲しかったんだけど。ラストももっともっと甘くてもよかったのに。希望多すぎ?

メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年05月08日

ハーレクイン・ロマンス  熱砂を駆ける恋/スーザン・スティーヴンス

熱砂を駆ける恋 ルーシーは生まれ育ったウエストバリー・ホールの修復計画を立てたが頓挫し、融資者への面会でカールという男性と出会い一夜をともにする。2年後。デザインコンクールで優勝したルーシーはゴールデン・パレスの改装を勝ち取り砂漠の国アバダンを訪れる。そこにはかつてカールと名乗ったシーク・カリル、彼女の息子の父親がいた…

 実はこの作家さんちょっと苦手ぽく、途中で投げちゃってばかりだったのですよね(ひとこと読書日記参照)。でも今回はうんざりすることも退屈することもなく読み終わりました。やだもう何でそんなコトするのという傲慢+クールなヒーローはなかなか良いですが、ラストまで行っても愛情があまり伝わってこないのがねえ。さっきまで結婚NGとか言ってなかった?とか、ちょい納得できず。

メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年05月03日

ハーレクイン・ロマンス  愛と憎しみのギリシア/ルーシー・モンロー

愛と憎しみのギリシア 母親と義父の葬儀に出席するためにギリシャを訪れたレイチェルは義父の姪息子にあたるセバスチャンと再会する。互いに惹かれ合う二人だが奔放だったレイチェルの母親の存在が影を落とし…

 基本的には(そうとは知らず)ラブラブの二人なんですが、ヒーローは少々石頭だしヒロインもそんなに容易く…とか思ってしまいました。あと、あーゆー過去は話の展開上に必要だったのかなぁ?とも思うわけで、そのへんの読後感が苦い。満足度はまぁまぁ。

メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年04月30日

ハーレクイン・ロマンス  魅惑の仮面舞踏会/トリッシュ・モーリ

魅惑の仮面舞踏会 フィリーは病気の母親と二人暮らし。母親に孫の顔を見せてあげたいと願っていたが、二ヶ月前婚約者に去られ、独身ということで体外受精の道もない。ある日会社のクリスマスパーティで仮面舞踏会が催されフィリーがクレオパトラの扮装で出席すると、普段の地味なスーツ姿のときは哀れむような視線を向けたボスのダミアーノが彼女に近づいてきて…

 オフィスラブ&一夜の恋ものです。ホットですねえ。実は家族の喪失という同じ体験をしてきた二人は燃えあがりやすいけれども愛には慎重で臆病という共通項がありますが、そのへんの掘り下げはぼちぼちってとこ。

メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年04月16日

ハーレクイン・ロマンス  愛と疑惑の協奏曲/ヘレン・ビアンチン

愛と疑惑の協奏曲 夫タイラーの友人メッテの存在に耐えられず、リアンはNYから生まれ故郷のメルボルンへ帰って法律事務所で働き始めた。だがそこへタイラーが依頼人として現れる。更に彼はリアンのアパートメントに同居し始め…

 読んでない方にはわけわからん説明で申し訳ないけどいつものビアンチン。上に書いたように元さやものでヒーローがじわじわ~っと剛柔取り混ぜたアプローチして何やらもにゃもにゃもにゃ~とやっているうちにヒロインがOKして終わりました。こんなもんだろうと思っていたので不満はあまりないです。でもちょっとエンディングは長すぎかな。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年04月15日

ハーレクイン・ロマンス  買われた純潔/ミシェル・リード

買われた純潔 父親の苦境を救うためにアレクサンドロスとの結婚に同意したネルだが、結婚の1週間前に彼が愛人と過ごしたことを知って初夜を拒む。それから半ば別居状態だった二人だが、一年後再びアレクサンドロスと一緒の愛人の写真が報道され、その日ネルは自動車事故を起こす。ボディガードからネルが男と会っていたという報告を受けたアレクサンドロスは…

 冒頭のあらすじに釣られて新刊の中から1番に手をつけました。HQじゃなきゃまるでW不倫のようにも読めますが、最後まで読んでいくと納得。惹かれ合っているのが丸わかりのふたりの大げんかの話で、細かいことは気にしないで楽しみました。面白かった!

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

ハーレクイン・ロマンス  プリンセスになる条件/シャロン・ケンドリック <地中海の王子たち3>

プリンセスになる条件 ジャンフェロは皇太子として結婚し跡継ぎをもうける必要があり、花嫁候補で伯爵令嬢のルルの家に滞在していた。だがそこでルルの妹ミリーの生き生きとした姿を見、欲望を感じ…
 前二作でクールっぷりを発揮していたヒーロー。だからこそそれが揺すぶられるような展開を期待していたんだけど…その点ではイマイチ。怒

メモ お気に入り度:★★☆☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年04月14日

ハーレクイン・ロマンス  罠に落ちた夜/メラニー・ミルバーン

罠に落ちた夜 息子に手術が必要だと知ったその日、アンナは元婚約者ルチオと再会する。4年前イタリアで出会った二人はあっという間に婚約したが、アンナはルチオの留守に彼の弟カルロとシャンパンを開け目覚めたときはカルロのベッドにいた。記憶がないアンナだったが証拠写真を突きつけられ、結局二人は別れたのだった。ルチオは自分とベッドをともにすることを条件に手術費の負担を申し出る…

 あらすじを書けばこのあとどうなるか、婚約破棄の真相は想像がつくんですが、それでも結末を先に読んでしまいたくなる誘惑を感じました。この手のものの王道的展開でおもしろかったなぁ。復讐を誓いつつもヒロインにべた惚れのヒーローがいいんですよ。傲慢系ではあるけど残酷なほど冷たいってことはないですし。ちょっとこの作家さんをマークしてみたくなりました。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年04月09日

ハーレクイン・ロマンス  プロヴァンスで恋を/キャスリン・ロス

プロヴァンスで恋を ケイトリンは遺産としてプロヴァンスのヴィラを貰い、そこで暮らそうとイギリスからやってくるが、ヴィラは想像していたものとは違って荒れた家だった。そこへ隣人のレイが来合わせ一夜の宿を申し出る。レイはケイトリンに自分に家を売るよう説得するが…

 先週読んだ遺産もの、あまり「プロヴァンス~」って感じはなかったですねえ。ちょっと大人の恋かなぁ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年04月05日

ハーレクイン・ロマンス  誘惑という名の復讐/リン・グレアム

誘惑という名の復讐 2年前とあるモデルが夫ルカとの情事を暴露し、ヴィヴィアンは身ごもったまま家を出、二人の間では離婚の話が進められていた。ところが情事は偽りだったとモデルが新聞紙上で告白し、ヴィヴィアンは居ても立ってもいられずルカに会いに行くも、夫の反応は冷ややかで…

 ヒーローは傲慢系、ヒロインは内気で世間知らずな研究者タイプ。妻への復讐に燃えるルカと半ばそれを甘んじて受け入れるヴィヴィアン…なのだけど、そのうちヒロインのほうもキレて、怒り→許す→怒り→許す(許すんじゃねーっ!)。ヒーローはヒーローで、彼女が悪い→いやぼくが悪かった(おろおろ)→彼女が(以下略)…とまぁそんな具合です。結論を言うと私はヒーローを(理解はするけど)許せなかったのでその分マイナス。でも面白かったなぁ~。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

2006年03月24日

ハーレクイン・ロマンス  緋色の花嫁/ケイト・ウォーカー <アルコラール家に愛を>

緋色の花嫁 エストレーリャの父親は既婚男性とのスキャンダルを起こした娘を早く結婚させようと次々に候補者を送り込み、彼女はそれをすべてはねつけていた。その日エストレーリャの前に現れたラモンも彼女の父親にTV局の買収を申し入れ、彼女との結婚を条件にされていた。二人は反発しあい、熱い口づけを交わし…

 話そのものはまーまーでしたが、ヒロインの昔の男の話が絡まってくる話はちょーっと苦手なので…。前に恋人がいるのは別にいいんですけど、その話が詳しかったりヒロインの心の傷(つまり相手がろくでもない男)となっていたりするのが苦手なんです。ケイト・ウォーカー好きなんだけど、その手の話が少なくないのがつらいところ。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

 お気に入り度はおまけ収録の「知らぬまに結婚」で+1。こちらはもうホントにベーシックな王道的な話です。

2006年03月21日

ハーレクイン・ロマンス  涙から生まれた恋/ミランダ・リー

オンライン書店ビーケーワン:涙から生まれた恋 結婚式を翌日に控えたシャーロットは婚約者のゲアリーを迎えに空港へ来ていた。昨年以来八ヶ月会っていないが、二人はメールで愛をはぐくみ、彼は今日ロサンゼルスから到着するはずだった。ところが彼は他の女性を妊娠させてシドニーには来ないことがわかる。空港でしゃくり上げているシャーロットに声をかけてきたのは、さっき彼女がゲアリーと間違えて声をかけた男性ダニエルだった。ダニエルはシャーロットを慰めながら事情を聞くと…

 ミランダ・リーはさくさくテンポよく読めるのは好きなんですが、いつも後半をイマイチに思ったりこれといって…と考えたりすっきりしないなと感じたり~の作家さんです。ですが、今回のようなエンディングはご都合主義と言われよーとも好き!!いいじゃないの。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

2006年03月19日

ハーレクイン・ロマンス  愛なきウエディング/シャロン・ケンドリック <地中海の王子たち2>

オンライン書店ビーケーワン:愛なきウエディング マルディビノ公国のプリンス・グイドとつきあって約1年、フライト・アテンダントのルーシーは初めて彼のアパートメントに招かれる。激しく愛を交わしたあと彼からマルディビノ公国行きを誘われ喜ぶルーシー。これまで彼との将来には期待しないよう自分を抑えていたのだが…

メモお気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★★☆

 前作はヒーローの告白や反省がぜーんぜん物足りなかったのですが(傲慢ヒーローが好きなのはラストの告白の熱さや反省の大きさやらしからぬ狼狽えっぷりあってこそ)、何故か新刊でこのシリーズを一番に読んでしまう私。今回はまぁいいかなー。ヒーローの身勝手度は変わらないけど。

2006年02月27日

ハーレクイン・ロマンス  悩めるシンデレラ/ケイ・ソープ

悩めるシンデレラ 死を間近にした祖父に会いにアメリカへやってきたジーナは祖父の義理の息子で養子であるロスに会い、互いに惹かれ合う。だが祖父が亡くなり遺産はジーナとロスに等分に残される―二人の結婚を条件として。

 設定からしてなんとも昔ながらの味わい。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年02月23日

ハーレクイン・ロマンス  暴君に恋をして/シャロン・ケンドリック <地中海の王子たち1>

暴君に恋をして マルディビノ公国の王子ニコは保護海域を漂う船のデッキで倒れている女性を発見し、ビーチハウスに運んで看護する。エラと名乗る女性はニコの素性を全く知らず、それを新鮮に思った彼は王子ということを隠したまま、エラを口説いていく…

メモお気に入り度:☆☆☆☆☆(0) ホット度:★★★☆☆(3.5)

 正直、こんな身勝手なヒーローはいらん。

2006年02月18日

ハーレクイン・ロマンス  愛の記念日/リン・グレアム

オンライン書店ビーケーワン:愛の記念日 ある雪の日に出会いたちまち関係を持ったホープとアンドレアス。それから2年、恋人関係を続けていたが、友人の言葉から二人の関係に疑問を抱くホープ。彼は家族や友人に紹介してくれず、厳密に一緒に暮らしているとも言えない。そして出会ってから2周年の記念日の話をアンドレアスに持ち出すと、彼に冷ややかに扱われ…

 いわゆるおばかヒーローものって言うんでしょうか。セクシーでお金持ちだけど、傲慢で身勝手でヒロインの悪い噂をすぐ信じ、ヒロインとの関係の真の形がわかっとらーん、と。かなりわからずやなので後半はちょっとイヤに…。なかばまではとても楽しく読みました。ホット度はリサ・クレイパスを読んだばかりのせいか、それほどとは感じませんでした。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

2006年01月19日

ハーレクイン・ロマンス  侯爵と見た夢/サラ・クレイヴン

侯爵と見た夢 オーソドックスな展開の作品です。
 ガイドとして働くポリーは伯爵夫人の付き添いとしてイタリアへ同行する。ところが到着したホテルで彼女を出迎えたのはかつてイタリアで恋に落ちたサンドロだった。伯爵夫人はサンドロの親戚でポリーを呼び寄せたのもサンドロの計画だとわかり、ひそかに彼の子供を育てていたポリーは…

 3年前にサンドロと別れさせられたヒロインですが、彼と再会してまたいわゆる互いに引き合う力に気づきます。ヒーローは最初から迫りまくる強引なラテン男なんですが、最初はとばしていたんだからあと一押しあっても…とじらされました(笑)。冒頭でちょっと嫉妬させたり、最後の手紙のシーンもグー。別れさせられたあたりの事情などは(お約束とも言える)悪役も登場して最後までもつれます。
 最近ふうの味付けはしてあるものの、安心して読める定番シークレットベビーものと言うところでしょうか。

メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2005年10月06日

ハーレクイン・ロマンス  シャンパンは恋の媚薬/リー・ウィルキンソン

 リー・ウィルキンソンは好きでよく読みます。あまり疲れないゆるさでほどほどに傲慢度もあるヒーローとうぶなヒロインの取り合わせ。もっと独占度が高くなるとパトリシア・ウィルソンに近くなるんじゃないかなぁと、ふと思ったりします。

シャンパンは恋の媚薬 義妹の結婚式で付添を務めたレベッカだが、義母の心ない一言に傷つき、古いあずまやに逃げ込む。新郎のジェイソンはかつてレベッカと婚約していたのだった。そのとき、ひとり涙に暮れる彼女を追って見知らぬ男性があずまやに…。

 ここまであらすじを書くと大体その後が想像できると思いますけど、やっぱり想像通りの展開です(笑)。で、そこが安心して読めるよいところなのです。ヒーローが甘口だけど心の内を見せないので、ホントにヒロインのことを?とか、もっとやきもち焼いてくれるといいな~とか思いました。

2005年02月25日

ハーレクイン・ロマンス  五億ドルの愛人/ミランダ・リー <恋はポーカーゲーム3>

五億ドルの愛人 スーパーモデルのシャーメインは自ら立ち上げた「癌を抱えた子供のための基金」に心血を注いできた。チャリティオークションを企画し自分とのデート「シャーメインの夕べ」も出品した。だがそれを五百万ドルで落札したのがプリンス・アリとは!一年前競馬場でアリに誘われたシャーメインは彼を手ひどくはねつけたのだ。しかしアリの申し出はそれだけではなかった。。。

(以下ネタバレあります)

 やっと出た「恋はポーカーゲーム」の3作目。既刊2冊を読むとアリのことがよく分かります…が、逆に読んでいるとアリの心理が「そうなの?」と納得できないような気分に。ああいう過去設定を作っているのに「一目惚れ」と言われて納得できますか!というわけでもっと恋わずらい描写が欲しかったなぁ(笑)。
 また、冒頭を読んだだけでシャーメインの抱えているものが想像でき、ほとんど当たっている上に苦手なものだったので、明らかにされてからはどよ~んとした気分。前半は徐々に高まりもうどうなる?どうなる?とコーフンして読みましたが、後半面白くなりそうと思ったらもう終わり?のあっさり加減。設定だけで「ひえ~」と思うような展開じゃないですか。だから余計に物足りなく感じました。

2004年08月21日

ハーレクイン・ロマンス  男と女のゲーム/ミランダ・リー <恋はポーカーゲーム2>

男と女のゲーム リコはテレビの料理番組のプロデューサー兼出演者。初めて会ったときからポーカー仲間で未亡人のルネに惹かれていたが、会えば喧嘩や憎まれ口ばかりで二人の仲は全く進展していなかった。ある夜、定例のポーカーで良い手に恵まれたリコはルネに金銭以外のものを賭けようともちかける… 

 「恋はポーカーゲーム」の二作目。前作で主人公たちの仲を裂き、今作への期待を煽ってくれたリコが主人公。物語は彼の目線で進行し、ヒロイン・ルネの心の内は彼女自身の口から以外は全く明かされません。ルネにぞっこん、だからこそ彼女を信じ切れず不安になるリコと、とらえ所のないルネのかけひきが続きます。
 次作はアリが主人公のようで来年2月発売です。

2004年08月19日

ハーレクイン・ロマンス  ナポリから来た恋人/リン・グレアム <異国の王子さま2>

ナポリから来た恋人 財務部長への昇進確実と思われたピッパだが、新社長の一言がきっかけとなり殆ど資格のない後輩に昇進をさらわれた。上司が漏らした「不細工なピッパ」という言葉に傷ついた彼女は、友人の力を借り美しく装って新社長歓迎パーティに出席する。そこでハンサムなアンドレオと出会い、彼に誘われるままピッパは…

 前作のヒロイン・タビーの幼なじみにして親友ピッパがヒロインです。まじめで仕事一筋、他の世界を殆ど知らない温室育ちのピッパは美人であるのに身なりに構うほうではないため、新社長から「だらしがない」と言われます。社長や上司を見返してやろうと美女に変身したピッパを見初めたのが傲慢系ヒーローのアンドレオ。うぶで天然なピッパをアンドレオが振り回しているのか振り回されているのか、楽しい恋のやりとりが続きます。

2004年07月22日

ハーレクイン・ロマンス  ひと夏のシンデレラ/リン・グレアム <異国の王子さま1>

4596119783 かつて知り合った老婦人から遺産としてフランスのコテージを譲り受けたタビー。息子ジェイクのためにフランスで暮らそうと決意したタビーの元へ、かつての恋人でジェイクの父親クリスチャンがコテージを買い戻したいと訪ねてくる。再び強く惹かれ合いながらもクリスチャンを拒絶したタビーはフランスへ旅立った。

 人間関係の補足をしておくと、タビーにコテージを譲ったのはクリスチャンの大伯母です。二人の仲はいろいろな事情で4年前に引き裂かれ、クリスチャンはジェイクの存在を知らない、つまりシークレット・ベビーものです。リン・グレアムらしいセクシーな傲慢系ヒーローが暴れまくり魅力全開の一本です。

2004年07月21日

ハーレクイン・ロマンス  疑われた愛情/ミランダ・リー <恋はポーカーゲーム1>

4596119805 ドミニクとチャールズは新婚一ヶ月、ハネムーンを終えたばかり。金曜の夜チャールズが定例のポーカーに出席すると、友人のリコから「ドミニクは君の財産目当てで結婚した。探偵が集めた証拠もある」と言われる。一方のドミニクは不安を感じていた。チャールズに狙いを定めたのはお金持ちの男性ゆえ。だが会った瞬間に彼のセクシーさに惹かれ、今では本当に彼を愛してしまっていたから…

 財産目当てにお金持ちの男性を物色する女といえば、一昔前はヒロインの姉や従姉や義母の役と決まっていたもんです。ついでにヒロインもそういう女性だとヒーローに誤解を受ける…と。ところが今回はヒロインが本当に財産目当ての女性で(様々な事情から)、なのにヒーローを愛してしまって結婚したことから起こる疑惑・復讐、そして愛情の物語です。次作以降の主人公たちの顔見せも兼ねているので、シリーズで読みたい方は逃さないように。

2004年07月20日

ハーレクイン・ロマンス  ダンスはあなただけに/キャロル・マリネッリ

4596119813 友人のエイデンに頼まれて彼の従妹の結婚式にパートナーとして参列したタビサはエイデンの兄ザヴィアに会い、彼の傲慢さに腹を立てると同時に激しく心惹かれる。その夜タビサはザヴィアの誘惑に応じ激しい愛を交わして。。。

 初邦訳の作家さん。HOTな作風です。ヒーローはバリバリの傲慢系でヒロインを振り回しております。

2004年07月19日

ハーレクイン・ロマンス  世紀のプレイボーイ/シャロン・ケンドリック

4596119791 友人のパーティで彼を見たとき、イヴは運命を感じる。彼ルカはイヴが10代の頃憧れていた男性だった。翌日再会したルカはすぐにイヴを誘惑してきて。。。

 「世紀のプレイボーイ」ってタイトルはかなり大げさだと思うんですが、ヒーローがプレイボーイ、自由気ままに遊んでいたのはホント。ヒロインにとってヒーローは「初恋の想い出」の男性。激しい魅力を感じながらも距離をおこうとするイヴと、離れていても誘惑してくるルカ。いや~焦らし焦らされってめっちゃ燃えますね(笑)。

2004年04月30日

ハーレクイン・ロマンス  無邪気なかけひき/ペニー・ジョーダン <砂漠の恋人>

無邪気なかけひき 久しぶりに読みたくてたまらなかったこの本をようやくゲット、読みました。(発売から半月も経って何言ってんだというツッコミはなしで)
 ヒロインの生い立ちやズーランとの絡め方等の舞台の作り方は良くできていると思います。でももーっとあの手この手でブレイズには誘惑してほしかったし、告白シーンは短くて「えっ、それだけっ?!」て感じでしたし…うーん、感想としてはあっさり風味だったかなと。シチュエーションから昔のペニーを期待していたのかもしれません。『脅迫』みたいな…。面白い内にはいると思いますし、作中のピアスのシーンなんか好きですよ。

2004年03月26日

ハーレクイン・ロマンス  愛は脅迫に似て/ヘレン・ビアンチン <パリから来た恋人1>

愛は脅迫に似て―パリから来た恋人〈1〉ヘレン ビアンチン Helen Bianchin 萩原 ちさと
4596752141

 ビアンチンの≪パリから来た恋人≫シリーズの『愛は脅迫に似て』をさら~っと読んでいるところです。何度目だろう。
 読めば読むほどこの夫婦の仲違いの理由がよく分からなかったりするのですが、私流のあらすじはこうです。「ちょっと意見の衝突があって妻は夫の元を飛び出し、夫は2ヶ月ほど立ってから妻を追いかけてきた。夫は妻を取り戻したいと願い、妻も別れる気はさらさらないものの夫の意に従うのを拒む。夫は辛抱強く妻をかき口説く…」
 わかってはいたけれど、シリーズの2本を読むとさすがに最近出たビアンチンの≪うるわしき姉妹≫に似てます。どちらも1本目「夫婦の中に立った波風」2本目「過去のあるヒロインと強引なヒーロー」と、言えますよね。
 (画像は最近出たプレゼンツ版です。)

2004年02月28日

ハーレクイン・ロマンス  情熱は嵐のあとで/キャシー・ウィリアムズ

情熱は嵐のあとで byキャシー・ウィリアムズ ネタバレ
 キャシー・ウィリアムズの「情熱は嵐のあとで」を読了。面白かった!91年の作品だからか、最近のクールなヒロインとはまた少し違ったヒロインだと思いました。また、ヒーロー側のモノローグがないのがこんなに楽しいことだったなんて。ヒーローの心の内はヒロインはもちろん読者にも最後まで明かされないのですが、行動でバレバレ(笑)。それがおかしくてたまりません。そして最後にはそのあたりをヒロインに告白してくれて、二重の意味で読者は大満足なのですわ~。

2004年02月26日

ハーレクイン・ロマンス  花言葉を君に/シャロン・ケンドリック

花言葉を君に byシャロン・ケンドリック 3年間付き合った恋人と別れ、ギリシャのポンディキ島へバカンスに来た女性記者のキャサリン。同じくバカンスにやってきたダブリンの実業家のフィン。レストランで偶然出会った二人は惹かれ合い、一日だけビーチで共に過ごす。帰国したキャサリンはフィンのプロフィールを知り、編集長ミランダに「ダブリンの観光ガイドを書け」と出張を命ぜられる。記者だと言うことを隠したままフィンと再会したキャサリンはフィンに観光名所を案内させ、その夜結ばれたが…

 シャロン・ケンドリックの「花言葉を君に」をゆるゆると読了。いや~いいですわぁ。ラストページまで読むとジーンとして顔がほころんで幸せな気分になる、そんな作品でした。ヒーローの魅力にメロメロになったり、怒ったり、傷ついたり、それでも彼を愛おしく思うヒロインもなかなかよかったですが、後半出てくるヒーローの叔母がいいセリフを言ってます。(ヒーローについて書くとネタバレになりそうなのでやめておきます)ギリシャのバカンスから冬のアイルランドへと舞台が切り替わるのも素敵。

ネタバレ
 一夜限りの関係なのか、それとも…?フィンの気持ちに自信の持てないキャサリンの心が(記者と言うことでご想像どおりの)ある自体を引き起こし、その結果ヒーローにも追い打ちをかけるように傷つけられることになります。この時点で読者のヒーローの点数はかなーり下がります…、ひどいです。しかしキャサリンはフィンへの愛を確かなものへと膨らませていき、言葉で語られることはなくともフィンからの思いも信じていこうとします。
 情熱的でありながら露骨すぎず、しかも結構じわっときます。中盤まで読むと邦題にヒジョーに疑問を感じるのですが、ここはぜひエピローグまで読んでみてください。

2004年02月20日

ハーレクイン・ロマンス  許せないプロポーズ/ヘレン・ビアンチン

許せないプロポーズ byヘレン・ビアンチン 『許せないプロポーズ』を読了、ちびちびと惜しみながら読みました。やはりいいなぁ、うひひ。

 ビアンチンの作品には「強引な契約結婚」「やさしく、押しの強い求愛」の2パターンの他に「カップルの波立ち」(あまり巧い言葉じゃなくてスミマセン)というパターンも増えてきました。夫婦、あるいはそれに準ずる関係のふたりにちょっとした波乱があるというもの。他の作品なら倦怠期や深刻な問題の浮上になるところが、ビアンチン作品はすべてヒーロー側では揺らぎはなくラブラブなので、ヒロインの不安というのが波乱の正体。お決まりのライバルが出てきてイライラさせられつつも、結局ヒーローが引導を渡すか、ヒロインが蹴散らして読者に快感を与えてくれる所は「あぁ、さすがわかってらっしゃる!!」と思うのです。

ネタバレ(この先ネタバレ少々)
 ターシャは27歳の弁護士。2年前から付き合い今は一緒に暮らしているジャレッドの子供を妊娠していることがわかり、子供を産むということだけ心に決めて彼にうち明ける。ジャレッドの返答は「結婚しよう」だった。ターシャはジャレッドの心に愛はない、義務感だけのプロポーズは受けられないとそれを断り、一緒に住んでいるアパートを出る。ジャレッドはなだめたり誘惑したり食事に誘ったりし、ターシャとの関係を切れないように保ち続ける。ターシャもジャレッドを誘惑しにかかる仕事仲間ソレイユに嫉妬しながらも、別居したままジャレッドとの微妙な関係を続ける……

 ほぼいつものビアンチン(笑)ということです。ジャレッドはターシャを非常に大切に愛おしく思いながらもなかなか「愛している」の言葉だけは言ってくれない、ターシャのほうもそれは同じ。ジャレッドを愛しているけれどそれを言葉にすることはなく、彼の愛情がどの程度のものなのか、彼にとってはただのベッドの上だけの関係なのだろうかと思っているのです。そして愛してくれなければ結婚は出来ない、と。そんなふたりが一旦別れ(ほんの十日ですけど)お互いへ愛情を信頼できるようになるまでのお話…とまとめたらいいのでしょうか。あのカードはぐっと来ましたわん。
 中盤はいつもどおり華麗なナイトライフ&セクシーなヒーローの誘惑付きです。