2007年04月15日

ハーレクイン・シリーズ  カンヌの誘惑/フィオナ・フッド・スチュアート、シャロン・ケンドリック

カンヌの誘惑 2作読み終わったのでそこまで。

・プリンセスになる日

 主演作がカンヌに出品された新進女優のヴィクトリア。イギリスの小さな村育ちの彼女はストレスから、ある夜知り合った女性に紹介された医者で薬を処方してもらっていた。しかしそれが薬物中毒としてスキャンダルとなり、彼女はカンヌで知り合った小国のプリンス・ロドルフォと彼の国マルヴァリーナで身を隠すことに…

 ちょっと期待はずれ。ヒロインが純粋なのか世間知らずなのかそれとも単なるおバカなのか、あまり咬みごたえがなくなすがままという感じでした。ヒーローも優しくソフトではあるけれど、結局誘惑することしか考えていないのでは?と思ってしまったし。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

・情熱の果てに

 主演映画のプレミア上映の席で別居中の夫マテオと再会したジェニファー。早速言い合いを始める二人だったが、その後のパーティを抜け出すために乗ったエレベーターが故障し二人きりで閉じこめられてしまう…

 「妻を買った億万長者」もきっついなーと思ったけど今回のもあまりに生々しすぎてげっそり。それにあっちは7年別居していたわけだけどこっちはわずか半年よ半年。いくら結婚が破綻したからって浮気は浮気でしょう…ヒロインが受けたダメージをそのままかぶりましたよ、はい。今作でもその部分はきっちりストーリーに絡めてきているんですけどね、そこを除けば(あるいはなかったことと思いこめば)まあまあ面白かったんですが、でもやっぱり勘弁してください。

 お気に入り度:★☆☆☆☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2007年01月17日

ハーレクイン・シリーズ  クリスマスに見た夢は…/ペニー・ジョーダン(クリスマス・ストーリー2006)

灼熱の予感 結婚を考えているヘンリーの実家へクリスマスに招待されたリサは相応しい服をブランドものを扱うリサイクルショップで揃える。ところが帰宅した彼女をオリヴァーと名乗る男性が訪れ…。

 「クリスマス・ストーリー2006灼熱の予感」の1編。今年は1冊に2作ずつ収録され、この作品も通常のRより長めです。ペニーの新刊を待てなくて少々季節はずれになるのにも構わず読みました。

 怒りまくって登場したヒーローですが中盤からは甘甘に変身。初めは優しく思いやりを持って、後は激しく+辛抱強く、ヒロインに接します。そのへんじっくり読めるのも良かったところ。好みで言えばもっと押しが強くてもよかったかな。ヒロインは感情ではなく理性で婚約者を選びましたが、伝統的なクリスマスに憧れを持つ少女のような面もあります。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年08月13日

ハーレクイン・シリーズ  西部の掟/ジェイン・A・クレンツ <ロマンス・メーカー3>

西部の掟―ロマンス・メーカー〈3〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ) 親友ふたりが結婚してしまい一抹の寂しさを感じるマーガレット。だが結婚式から帰宅するとそこには一年前に別れた恋人のレイフが彼女を待っていた。よりを戻したいというレイフにすげなくするマーガレットだったが、マーガレットの父親コナーとレイフの母親ビブが結婚すること、レイフがコナーの会社を買収すると聞き、ツーソンのレイフの家へ行くことに…

 マーガレットの書くロマンスは都会的なやり手ビジネスマンがヒーローのもの。それって初期ディザイアのステファニー・ジェイムズ名義の作品じゃん、と。けれど読者には「あなたの書くヒーローは本質的にはカウボーイ」と指摘されます。もちろんレイフもやり手ビジネスマンですが根っこは古風なカウボーイそのまま。時には冷酷になるけれど思いやり深く、適度な傲慢さもあり、私はそこの部分がたまらなく好きなんです~ ハート×2

 メモ お気に入り度:★★★★★ ホット度:★★★☆☆

2006年08月12日

ハーレクイン・シリーズ  宝さがしの夜/ジェイン・A・クレンツ <ロマンス・メーカー2>

宝さがしの夜―ロマンス・メーカー〈2〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ) サラの祖先が自分の土地のどこかに埋めたという五組のイヤリング《フリートウッド家の花》。小説のリサーチのためにこの伝説を調べていたサラは宝さがし専門誌を発行するギデオンという男性と文通を始め、いつしか彼に想いを寄せるようになっていた。《フリートウッド家の花》探索のためにギデオンの家に押しかけることにしたサラだったが…

 ロマンチック・サスペンスを書いているサラですが、中味は夢見る乙女というかほわわ~んとした女性です。ギデオンは3人の中では最近クレンツがよく描くオタクヒーローに一番近いんじゃないかと思います。「夢に見た海賊」のジャレッドがおしゃべりなのとは対照的ですね。猫たちが良い味を出していますが、他はごく普通かなぁ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・シリーズ  夢に見た海賊/ジェイン・A・クレンツ <ロマンス・メーカー1>

夢に見た海賊―ロマンス・メーカー〈1〉 (ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ) 同じロマンス作家の友人マーガレットとサラに無理矢理休暇を取らされ南太平洋にあるアメジスト島行きの飛行機に乗せられたキャサリン。着いた早々強盗に出会い怪しい雲行きに思われたが、アメジスト島にはキャサリンの想像力と好奇心を刺激する伝説と、ホテルのオーナー・ジャレッドとの出会いが待っていた…

 ロマンス小説家の3人がそれぞれ自分の理想とするヒーローを見つける「ロマンス・メーカー」3部作。歴史ロマンスを書く1話のヒロインキャサリンの理想は《海賊》。この話はキャサリンの性格が勝ち気ではっきりしていて面白いですね。ヒーローとなるジャレッドも彼女に振り回されます。舞台となる《クリスタル湾リゾート》の面々の暖かい雰囲気も素敵。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年07月23日

ハーレクイン・シリーズ  人魚の恋/アン・ライサー

 母親の事故をきっかけに父親との関係を断絶し家を出たアンドレア。あるパーティで父親と再会し同時に父親が副社長を務める会社の新オーナー、ブレックと知り合う。彼は強引にアンドレアをデートに誘い出し、アンドレアの心の苦悩に触れていく…

 入院中の母親と、縁を切った父親の存在がヒロインのアンドレアに暗い暗い影を落とし、(食べるためにコマーシャル・アーチストとしての仕事をしているものの)才能ある芸術家として(油彩を描き続けています)の側面が、別の複雑な彩りを添えています。非常にかたくななヒロイン、この作品流に言うなら隠れてはするりとかわす人魚のようなアンドレアを、ブレックは強い力でとらえ、支えます。ヒロインは色々とつらい思いをして苦しみの中にいるのですが、そんな彼女に一途な想いを捧げ続けるのがいいです!ま、優しいと言うより強引ヒーローならではの無理強いもかなりしているんですけどね、そこはそれ、ロマンスだから~♪

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★☆☆☆

2004年09月25日

ハーレクイン・シリーズ  アダムの誘惑/ドリー・グレアム

アダムの誘惑 幼なじみで親友のアダムの「人生のパートナーがほしい」宣言に驚くローレン。積極的なアプローチと薔薇やチョコレートの贈り物をアドバイスしたローレンの内心は複雑。だがその日の内にローレンに匿名で薔薇の花が贈られ、次にはセクシーな料理本が贈られてくる。これはアダムから?それとも…

 親友だった二人の関係がある日突然セクシーなものに変わるという話です。(幼なじみものとしてはあまり葛藤がないので微妙かと。)ブレイズらしくラブシーンは多く「恋人たちのためのクッキングブック」が小道具として使われます。と、ラブシーンは色々冒険的なのですが、主題となる部分はとてもまじめ。仕事のこと、家族のこと、相手を信頼することなどを思い悩むヒロインなのです。