2007年03月28日

文庫その他のロマンス  ラブ・コンチェルト/アン・メイザー

ラブ・コンチェルト 14歳のラーニは父に連れられて訪れたコーンウォールでひとりの青年ジェイクと出会い、ほのかな想いを抱く。月日は流れ、絵本作家として独り立ちを始めたラーニは、今は離婚して華やかなゴシップを振りまくソプラノ歌手の母がアメリカから連れ帰った新しい恋人のピアニストがジェイクであると知り…

 約20年ぶりに読みました。前に読んだときはいろいろな要素からそんなに好きじゃないなぁと思っていたのですが、今回読み直してこれは面白いじゃん!と。苦手に思っていたのはヒーローと彼女の母親の関係などのどろどろさ加減だったかしら。まぁ母親が強烈なのは確かです。
 全体的には昔ながらのロマンスの構成のまま長編になったものだと思います。お約束の展開もありますし。それでも(大まかなストーリーは知っているにもかかわらず)とてもドラマティックでほぼ一気に読んでしまいました。両親の思惑に翻弄されつつも、最近見かけなくなった純情可憐、それでいて芯の強いヒロインも面白い。思いこんだらどんどん行ってしまうというのは若いヒロインゆえかな。ヒーローの熱愛度がもっと高いとサイコーだったかしら。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月23日

ハーレクイン・ロマンス  恋は雨音とともに/マギー・コックス

恋は雨音とともに 友人の結婚式に出るため登記所に向かっていたソフィーは車が故障し雨の中を歩き始める。そこへ通りかかったロールスロイスがはね上げた泥水でコートと靴は台無しに。車の持ち主ドミニクと言い合いになるが、彼が友人の上司で同じ結婚式に出席することがわかる。ドミニクの尊大な態度に腹を立てるソフィーだったが彼はソフィーをベッドに誘い…

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 ヒロインは平凡な教師だけど愛情の大切さを知っている女性。一方お金持ちで傲慢で、けれど愛に飢えた少年期を過ごしとても孤独な魂を持ったヒーローは、ヒロインに対しても強引に事を進めようとし、愛情の示し方を知りません。最初は何だかなあと思っていたヒーローが後半進むにつれいとおしくて。好きです。

2007年03月22日

ハーレクイン・ロマンス  花のウエディング/キャサリン・ジョージ

花のウエディング 姉夫婦の死後、姪を引き取って13年ぶりに故郷に戻ったケイトはすぐに昔の婚約者ジャックと再会する。二人が別れたあと彼はすぐに別の女性と結婚し、今は離婚して一人だった。よりを戻そうとするジャックだったが…

 ヒーローの結婚は二人が別れたあと傷心から慰めを求め(よくあること)相手が妊娠して結婚(よくあること)したもののすぐに破綻(よくあること)というわけです(子供は流産)。でもさらりと語られたそれが…後々効いてきました。ドラマチックだねえ。13年ぶりの再会ではありますが過去の傷は双方にとって非常に深く、想いを残しながらもなかなか進みません。最初はヒーローの押しが目立つのですが、後半は最初はドライに見えたヒロインの心の痛みが印象に残りました。一番最後のヒロインの告白にはちょっと涙涙が。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月21日

ハーレクイン・ロマンス  嘘と秘密とスキャンダル/キャロル・モーティマー <華麗なる兄弟たち2>

嘘と秘密とスキャンダル 俳優ザック・プリンスの密着独占インタビューをするチャンスを与えられた新聞記者のタイラーだが、彼は非協力的で普段マスコミに見せている人当たりの良さは皆無だった。彼と言い争っているとき空腹のあまり気分が悪くなったタイラーは彼の部屋で介抱され…

 「華麗なる兄弟たち」2作目、俳優で次男のザックが主人公。前作からの事情で1週間の密着インタビューを引き受けた彼と、秘密ありげな新聞記者のストーリーです。最初から惹かれ合ってはいるものの互いに明かせない秘密を持ち、言い争ってばかりの二人。視点がちょくちょく変わるせいか、登場人物が多すぎるのか、それとも秘密のせいなのか読んでいて混乱することも多かったです。ホント悩み多き二人なのよね。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★☆☆☆

2007年03月19日

シルエット・サーティシックスアワーズ  禁じられた絆/ドリーン・ロバーツ

禁じられた絆 デンバーで働いていた建築家のアン・パーカーは婚約者との破局をきっかけに故郷のグランド・スプリングスに戻った。新年を家族とスキーロッジで過ごす予定だったがナイトスキーの最中に雪崩に巻き込まれる。雪に埋もれた彼女を救い出したのはパーカー家と長年反目し続けるアービング家のブラッドだった。吹雪の中、二人きりで山小屋で過ごすことになり…

 サーティシックスアワーズ15作目(13,14は未読)です。子供の頃会ったときも家同士の因縁があってけんか腰、また故郷を離れていたヒロインはヒーローのプレイボーイっぷりを聞かされていたため山小屋に閉じこめられ最初から角突き合わせる二人なのですが、実は…というわけですよ。昔は反発、でもその心の裏は…という話には弱いのよねえ。多少ヒロインがかたくなでガンコの片鱗も見えますが、ヒーローの受け止め方や彼女の家族のガンコっぷりのほうに目がいきがちだったため、あまり気になりませんでした。うん、ヒーローの優しさや温かさ、求愛の仕方も好き。読んでいてとても楽しかったです。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月18日

ハーレクイン・ロマンス  王家の花嫁/ロビン・ドナルド <地中海の宝石>

王家の花嫁 亡き親友ジェンマの遺志を継いで密かに彼女の子供マイケルを育てるアビー。だがジェンマの兄でダキア公国のプリンス・カイランがアビーの前に現れる。自分の子としてマイケル育てているアビーを訴えると脅し…

 「地中海の宝石」関連作、通算で行くと4作目になるでしょうか(前の話の内容は忘れていますが…)。親友のプリンセスに子供を託されたヒロインと彼女を追ってきたプリンスの話。まあ普通に考えればヒロインの行動はちょっと…という気もしますが、メインはそこではなく以前から惹かれ合っていた二人が再会して一緒に子供を育てるために…、というところ。緊張感はまあまあ良いなと思うもののあっさり目かなあ。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2007年03月16日

ハーレクイン・ロマンス  過去はささやく/アン・メイザー

過去はささやく 教師をしながら北部で祖母と暮らすイヴ。ある日売れない女優業をしている母キャシーが男性を伴ってやってくる。キャシーはイヴが娘であることを伏せ、年齢を偽っていた。母の恋人だと思いながらも彼、ジェイクを一目見たとたんイヴは胸の高鳴りを覚え…

 アン・メイザーお得意の(?)母と娘バトルもの。今月MIRAから「ラブ・コンチェルト」が出ましたが、あれほどのエグさはないでしょう。母親の身勝手さ、ヒーローが最初からヒロインしか目に入らないところなどはいつもの通り、ヒロインに夢中になる様(多少やつれたり)が結構好きだったりします。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆