2006年12月22日

ハーレクイン・ヒストリカル  サタンの花嫁/アン・ヘリス

サタンの花嫁 :Amazon 1660年。アネリスは両親亡き後清教徒の叔父夫婦の元で暮らしていた。ある日叔父はサタンと呼ぶ何者かを怖れ発作を起こし、突然彼女の縁談を整えようとする。悩んだアネリスが隣人の元に滞在しているジャスティンに打ち明けると、数日後アネリスの後見人の代理だというレディが訪れ彼女をロンドンへ…

 ヒストリカルとしてはあまり馴染みのない17世紀王政復古後の時代を舞台にしたものです。結構興味深くはありますが、私の理解は「三銃士で言えば第3部だな」という程度なので推して知るべし。まぁそれほど深い知識はなくても充分楽しめたと思います。それはさておき惹かれ合っているのに障害(主に互いの心の中)があってなかなか進まないのだから、クライマックス(いわゆる告白とその後)はもーっと盛り上げてラブラブだと嬉しかったかなあ。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年12月19日

シルエット・サーティシックスアワーズ  過去なき恋人/マリリン・パパーノ

過去なき恋人 コンピュータープログラマーとして図書館と警察署に勤めるジュリエットは10か月前の嵐の日に記憶を失ってグランドスプリングスに現れたマーティンに、自分の身元を調べるための手伝いをして欲しいと頼まれる。ジュリエットは孤独なマーティンに惹かれていき、マーティンもまた…

 今までの感じでは穏やかで人畜無害ぽい印象を持っていた謎のマーティンですが、冒頭から意外な過去を匂わせています。彼の正体は今までにもヒントがありましたね。記憶を失くし自分が何者かわからないヒーローの苛立ち、苦しみがとても丁寧に描かれています。そして彼によって自分の殻を破る(と言うと大げさですが)ヒロインもなかなか良かったです。

 お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 このサーティシックスアワーズ12作目ではシリーズの謎が解決、シリーズとしては完結です。ただし一応来月もまだスピンが続きます。つか12作で終わりだと思っていたんですが。そういえばスポットライトでも関連作出ましたしね。

2006年12月18日

ハーレクイン・ロマンス  砂漠に落ちた涙/ルーシー・モンロー

 司書のキャサリンは思春期のコンプレックスが尾を引き引っ込み思案で男性とつきあったこともない。ある日ジャワールの王子ハキムが図書館を訪れて彼女に声をかけ、夜には趣味の集会にも現れる。二人はデートを重ね、ハキムはキャサリンにプロポーズする…

 ある理由からヒロインに近づいたヒーロー(理由は冒頭でわかります。復讐ではありません)ではありますが、たちまちメロメロヒーローに変貌。多少傲慢なところもあれど、とにかく甘い甘い、ヒロインにも優しく接します。真相を知ったヒロインの怒りもごもっとも、でもキレて酷い言葉を発したりせず思いやりあるヒロインでした。こういう甘甘なストーリーも好き。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年12月15日

ハーレクイン・ロマンス  伯爵夫人の条件/ペニー・ジョーダン <華麗なる日々2>

伯爵夫人の条件 親友の夫で昔の恋人ニックに言い寄られて困っていたジュリアに遠縁のサイラスは他に恋人がいることを見せつければいいと言い、その役目に自ら立候補する。サイラスには彼なりの思惑があったのだが…

 それがヒーローが昔からヒロインに想いを寄せていたため…というものが私のツボなのですが、今回はちょっと違いました。けれども明るく行動的なヒロインといいクールなヒーローといい、私的ツボは外しているものの、大人同士が恋に落ちていく課程がとても面白かったです。
 次回「華麗なる日々」3作目のヒロインにも少し進展があり…でもやっぱり引きずるんだろうなぁと色々今から楽しみです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

ハーレクイン・ロマンス  蝶になるとき/ダイアナ・ハミルトン

蝶になるとき 牧師の娘マーシーは広告代理店を経営するアンドレアの家政婦になる。地味な服を着、彼に朝食を勧め、彼と徐々に親しくなるマーシー。ある日アンドレアからCMモデルになって欲しいと頼まれ有頂天になったが、彼女にふられたのはあか抜けない醜い女性の役割で…

 純朴で明るく少々おせっかいなヒロインと魅力的だけど超がつくほど身勝手な(特に前半)ヒーローの話です。後半になるとしょうもないけど憎めないってかんじにはなりますが、ここまで踏みつけにされたらキレませんか。そうしないところが彼女の良さなのかな、優しく包容力のあるヒロインです。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年12月13日

文庫その他のロマンス  黒衣の騎士との夜に/アマンダ・クイック

黒衣の騎士との夜に 両親を失い弟と共に叔父の元に身を寄せているアリス。ある日”非情なヒュー"と呼ばれる黒衣の騎士が訪れ、アリスの持つ緑色の石を渡すよう言うが、石は既に盗まれ彼女の元にはなかった。盗人に心当たりのあるアリスはヒューに石を探す手伝いを申し出ると共に条件をつける…

 中世を舞台にしたヒストリカルで、ヒロインは石や虫などの自然科学を研究する女性。彼女の望みは研究を続けることと弟が身を立てる術を見つけることです。

 今回も面白かったです。中世が舞台ってことから血で血を洗う展開を心配しましたけど、そのへんはゆるめで私好み。非情とまで渾名されるヒーローがヒロインに振り回される様にはにやり。気丈でしっかり者のヒロインや互いの心を思いやる優しさもいいです。楽しく読めました。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年12月12日

ハーレクイン・ヒストリカル  新天地の花嫁/ヘレン・ディクソン <リージェンシー・ブライド6>

新天地の花嫁 クラリッサは戦争で兄と婚約者を失った。長男を亡くし失意の父ハリーはギャンブルに明け暮れ財産の殆どを失う。クラリッサは弟に屋敷を受け継がせるため、心を亡き婚約者に残したままアメリカから来た農園主のクリストファーとの結婚を承諾する…

 「リージェンシー・ブライド」最終話は少し趣向を変えて摂政時代のアメリカの話になります。半島戦争等の欧州でのナポレオンとの戦いが背景になることが多いリージェンシーものですけど、この時代はアメリカとの間も穏やかでなかったのですね…と復習。

 女主人役を求めクラリッサを見初めたヒーローと死んだ婚約者を忘れられないヒロインなのですが、前半から波乱含み。後半はまた一気に湿度が上がってアメリカ南部が舞台になり、いつものリージェンシーものを期待していると展開はアメリカものっぽいドラマチックなものになっていきます。西部じゃないけどアメリカ西部ものをイメージしていただけるとわかりやすいかも。ヒロインがしっかり者なので(特に後半)サクサク読めた感じがします。ストーリーは面白かったけど、個人的にはラブラブ度がもっとあっても良かったかなぁというのと、あの人はちょっと気の毒に思いました。

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆