2006年10月17日

ハーレクイン・ロマンス  結婚という名のビジネス/ミランダ・リー <求む、妻3>

結婚という名のビジネス 結婚紹介会社<求む、妻>を経営するナタリーは両親の借金に頭を悩ませていた。そんなとき新規客としてマイクが現れる。外見は兵士タイプでコンピュータの転載だとうそぶく彼は高額報酬と引き替えに便宜結婚をしてくれる相手を求めていた。会員を紹介できないと告げたナタリーだったが次の瞬間にはこう言っていた。「わたしではどう?」

 「求む、妻」最終話。主人公二人とも前作に顔を出しています。

 女性とは感情抜きのつきあいしかしないヒーローと、過去に恋人に裏切られたことから(結婚紹介サービスをしているにも関わらず)男性不信のヒロイン。性的にはバチバチ惹かれ合っている二人なのだけれど心の問題は根深くて。でもヒロインが徐々に変わっていくところは良いな~。ヒーローの殻はヒロインよりも固いのですけど、それがふっと壊れたところが見えるシーンにはほろっとしました。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年10月15日

ハーレクイン・ロマンス  プレイボーイの罪/キャサリン・スペンサー

プレイボーイの罪 アメリカで暮らすキャロラインに義兄の弟パオロが姉夫婦の訃報を知らせてきた。九年前キャロラインは姉の結婚式の夜パオロに純潔を捧げ、そのあと彼が彼女の気持ちを傷つけたことは忘れられなかった。すぐにイタリアへ飛んだ彼女をパオロが迎え、二人は反発しながらも今もまだ強く惹かれ合い…

 亡くなった姉夫婦には八歳になる(と思われる)双子の姉弟がいて、その後見をめぐる問題がストーリーを動かしています。
 ヒロインは秘密を抱えているのでいつそれが爆発するんだろうとドキドキしながら読みましたら想像していた以上の破壊力で驚き。でも爆発が大きい分スッキリしたと思います。子供たちは重要なキーになっているのでもっと出番が多くても良かったかな。さて九年前はどーしよーもない軽薄プレイボーイだったヒーローですが年月を経て改心したらしく、思いやり深く押しが強くて情熱的でとなかなか魅力的。良かったです。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆(3.5)

2006年10月14日

ハーレクイン・ロマンス  裏切られた情熱/アン・メイザー

裏切られた情熱 母を捨てて再婚した父と十数年ぶりに会うため娘を連れてサントロス島へやってきたヘレンは港へ迎えに来たミロスと再会する。17歳だったヘレンは父親の使者であるミロスとロンドンで会って結ばれ、彼に妻がいることを知って逃げ出した。二人の間にはまだ熱い思いが…

 反抗期の娘、冷たい継母、それなりに年齢を重ねていても美しいヒロイン、そんなヒロインから目が(手も)離せないヒーロー、じっとりとした主人公たちの関係、いつものアン・メイザーです。残念なのは最後がバタバタっとしてしまったところ、アレは一体何?そんな説明で終わりにしてしまうのかーい。ヒロインにヒーローの結婚(再会時には離婚済み)を知らせた一件についても、なんか納得いかないなぁ。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年10月13日

ハーレクイン・ロマンス  マドリードの公爵/フィオナ・フッド・スチュアート

マドリードの公爵 スペイン語を学習するためマドリードの大学に通うことになったジョージアナは名付け親の息子フアンの家で彼の伯母と共に暮らすことになる。名家の令嬢との婚約が決まったばかりのフアンは過保護なまでにジョージアナに干渉してくるが、ある夜二人は熱いキスを…

 ティーンエイジャーの娘に手を出すなんて現実では引いてしまうけれどロマンス小説では許せるのよね、と思っていたけれど、このヒーローにはちょっといい年して何やってるの!とツッコミたい。金も地位もあり若さゆえの傲慢さを持ったヒーローの身勝手さには開いた口がふさがらないよ。こういうときヒロインがヒーローをどーんと凹ませるくらい勝ち気だと晴れ晴れするのだけど(あるいはラストでどん底に突き落としてくれるとか)、若さゆえか流されやすく、そこにつけ込むヒーローに呆れてしまいましたわ。ヒロインにぞっこんなのがわかっているから嫌いにはなれないんだけどね。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★★☆

2006年10月12日

ハーレクイン・ロマンス  二つの顔を持つ恋人/ミシェル・リード <ラミレス家の花嫁2>

二つの顔を持つ恋人 実父からの遺言によって自らの出生を初めて知った銀行家のアントン・ルイス・スコット・リー。そこには異母兄弟と会うための条件が書かれていて…。クリスティーナが受け継いだ牧場サンタローザは買収の危機に直面していた。支援者を探すためにパーティに出席したクリスティーナはそこで昔の恋人ルイスに再会する。六年前残酷な言葉を投げつけて彼と別れた後クリスティーナは親子ほど歳の離れた富豪と結婚せざるをえなかった…

 「ラミレス家の花嫁」2作目はミシェル・リードが担当。ブラジル人の母から生まれたイギリス育ちのヒーローとブラジル人のヒロインという珍しい組み合わせです。

 エンリケの遺言に条件が付けられているという点は前作と変わりはありませんが、故人も含めた登場人物それぞれが複雑に絡み合っていて、後半まで全貌が明かされません。人物名はかなり混乱しましたよ。ストーリーはいつものセクシーさ、緊張感もありつつ、それぞれの思惑からぐるぐる。最後はヒーローにぐっと来ましたわ~。傲慢ヒーローでありつつも一途、養父との関係は具体的なエピソードはなかったけれどオープニング部分が効いて、良い終わりかたでした。

 メモ お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★★☆

ハーレクイン・イマージュ  しとやかな誘惑/バーバラ・ハネイ <サザンクロスの恋1>

しとやかな誘惑 牧場で働いていた弟が連絡を絶ち、チャリティははるばるイギリスからオーストラリア北部へやってきた。町のパブで弟のボスだったケインに会い弟の行方を尋ねると彼は知らないと言うが、何かを知っている様子だった。そのまま酔いつぶれてしまったチャリティはなりゆきからサザンクロス牧場の家政婦として働くことに…

 サザンクロス牧場に暮らすマッキノン3兄妹の恋を描いたシリーズ「サザンクロスの恋」1作目です。今回は真ん中のケインがヒーロー。長兄のリードはケインの双子、妹のアニーは今回あまり出てきません。

 とてもさわやかな作品でちょっとユーモアもあり楽しかったです。主人公たちの目に見えない争いとか。冒頭ではきわどい会話もしてしまうのに、もっと積極的に出てよぉ!キスさえなかなかしないんだからも~~っ!と焦れますね(^^;

 お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★☆☆☆☆

2006年10月09日

シルエット・スペシャル・エディション  スキャンダルの香り/リア・ヴェール <孤独な紳士たち4>

スキャンダルの香り 芸能リポーターのマデリンはマッコイ家に非嫡出子3人の他に4つ目のスキャンダルがあるとにらんでいた。ジョセフ・マッコイの誕生日パーティの取材中、かつてデートしていたアレックスと再会する。パーティから抜け出し厩舎で苦しみの中にいる彼を見たマデリンは…

 「孤独な紳士たち」最終話。マッコイ家の非嫡出子たちをヒーローにしてきたシリーズの終わりはただひとりマッコイ家の中で育てられたアレックスが主人公。マーカスの死によって父母が祖父母、死んだ兄が実父、メイド頭が実母であると初めて知らされたアレックスの苦悩を描きます。(この設定は1話目前半で明らかになっています)

 この話を読みたくて毎月読み続けてきたのでその期待度と比べるとちょっと物足りない感じ、前半は少々退屈してしまって。ヒーローに惹かれる一方で、今は芸能ニュースを扱っているけれど将来は60ミニッツのような報道に携わりたいという野心を持つヒロインは、今回のニュースを手みやげにしてステップアップしたいという下心もあってヒーローにつきまといます。それは今までの作品と似たタイプのヒロインなのですが、実はあまり好みではないというか同調できないというか、これは人それぞれかなあ。アレックスの出生の秘密を公にしたいヒロインと守りたいヒーローが出した結論は…と、シリーズのまとめっぽく、ラストは結構面白かったです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆