2006年09月30日

ハーレクイン・ヒストリカル  愛の足かせ/ステファニー・ローレンス <三人の求婚者3>

愛の足かせ 母親の喪が明けたアントニアは弟と共に叔母のヘンリエッタが住むルースヴェン・マナーに滞在していた。そこへ彼女が想いを寄せていたヘンリエッタの継息子フィリップが帰宅する。亡き母親のせいで婚期が遅れたアントニアはフィリップと結婚したいと願うが、ヘンリエッタもアントニアとフィリップの縁結びを考えていて…

 「三人の求婚者」3作目。前作の2か月後くらい、夏の終わりから物語はスタートします。

 冒頭ではヒロインが比重をかけているのは結婚で愛情のことは二の次三の次。もちろんヒーローのことも好きらしいのですがはっきりと書かれているわけではなく、またヒーローのほうもどのくらい真剣なのかはかりかねて、どちらも何となくもやっと。あまり集中できないときに読んだせいかしら。けれど後半は物静かでおっとりしたヒーローがひとりの乙女に翻弄される様が見られて良かったわ~。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★☆☆☆

2006年09月28日

ハーレクイン・ヒストリカル  愛の円舞曲/ステファニー・ローレンス <三人の求婚者2>

愛の円舞曲―三人の求婚者〈2〉 ハリーはロンドンから離れる途中、大型馬車が横倒しとなった事故現場に出くわす。馬車に乗っていた未亡人ルシンダと義娘は亡き夫の遺産の宿屋を調査する旅の途中だった。一行を救助したハリーは彼女らを強引に自分のおばの家に連れて行く一方でルシンダの馬車に細工がしてあったことを知り…

 「愛のソネット」のヒロインの次兄で前作「求婚の作法」のヒーローの弟ハリーが主人公で、「求婚の作法」直後のお話です。(「求婚の作法」は3月~の話で「愛の円舞曲」は同じ年の春5月頃の話)

 前2作のヒーローも放蕩者ということになっていましたが、今作のヒーローが一番それを強く感じさせられるエピソードがありました。生々しいというか。今作はヒロインも自立し幾分年かさで人生経験も積んでいるため、ヒーローの押しの一手というより駆け引きの要素が強いかも。前二作はヒーロー側が結婚する気満々でしたが、今回はヒーローもヒロインに惹かれる気持ちと結婚を避けたい気持ちの葛藤とかあり、油断なりません。でも肝心なときには駆けつけてくれるヒーローはやっぱりいいなぁ安心できるなぁ。

 お気に入り度:★★★★☆ ホット度:★★★☆☆

2006年09月26日

文庫その他のロマンス  海風の追憶/キャット・マーティン

海風の追憶 実父フォーサイス子爵を絞首台から救うため脱獄の手引きをしたグレースは子爵の叔母の元へ船で向かっていた。しかしそこへ帆船が追いかけてきて、グレースは船長イーサンの手でシー・デビル号へ連れて行かれる。かつて密告によりフランスで監禁されたイーサンはその密告者である子爵の行方を追っていたのだ。彼はグレースを子爵の愛人と思いみ…

 「花嫁の首飾り」に続く三部作の2作目。前作に登場しつつも面識のなかった二人が主人公となります。

 まっすぐであまり迷いのない感情に素直なヒロインと、敵の娘に惹かれた苦悩のヒーロー。彼の苦しみをよく知るためには前作を読み返しておくべきだったかも。というのはちょっと辛めに見るとヒーローが悩み行きつ戻りつする中盤はやや中だるみを感じましたので。まぁ主にラブラブでメロメロですのでこれでいいのかな?(笑)サクサク読めるし面白いことは面白いのだけど。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★★☆

2006年09月25日

ハーレクイン・ロマンス  シークに罰せられて/シャロン・ケンドリック

シークに罰せられて イベントプランナーをしているシエナはホテルに呼び出され、そこでかつての恋人ハシムに再会する。五年前ホテルに勤める19歳だったシエナはハシムと出会い魔法のような恋に落ちたが、シエナのある過去からハシムは彼女を罵り、捨てた。ハシムは彼女に仕事を依頼すると言うが…

 傲慢セクシーでとにかくヒロインを疑う、ある意味どうしようもないヒーローなのだけど、後半は潔さを見せてくれてスッキリ終わっています。前半はもうお約束な典型的疑い深いヒーローですからねえ。緊張感ある前半も後半の切ない部分もちょっと好きです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

2006年09月24日

シルエット・ラブストリーム  罠に落ちたレディ/ルース・ランガン <サリバン家の女神たち1>

罠に落ちたレディ ニューハンプシャー州でロッジを運営するアレックスはオフシーズンに祖父の紹介客グラントを受け入れる。交流を持とうとせず何かに苦しんでいるような暗い影のある彼に関わるまいと思っていても放っておけないアレックスだった…

 メモ お気に入り度:★★★☆☆(3.5) ホット度:★★★☆☆

 サリバン三姉妹のシリーズ「サリバン家の女神たち」1作目、長女アレックスがヒロインです。三人はサリバン・グループのホテルを1軒ずつ任されているようで、アレックスは主に狩猟客が訪れるロッジ、次女リズベスはB&B、三女セレストは由緒あるホテルを運営しています。

 ロッジは森や湖に囲まれた場所にあり、主人公たちはそこを歩き回ったりなどしてニューハンプシャーの秋の景色が続きます。ヒーローの抱える闇はその美しい自然やヒロインの素直な心によって徐々に癒されていきます。風景は見てみたいな~と思わせられました。想像をめぐらせているだけでも気持ちよさそう。ストーリーは若干パンチ不足だったかもなのですが、主人公ふたりともクセがなくしみじみとしてなかなか良い話でした。

2006年09月22日

シルエット・サーティシックスアワーズ  甘すぎた罠/アリシア・スコット

甘すぎた罠 市の収入役ジョージーは寝食を忘れてグランド・スプリングスの復旧にあたってきた。そんな彼女を刑事のジャックは市長殺害の容疑者としてマークし、執拗につきまとい質問を始める。心の底ではその存在を意識しながらも今まで互いを避けてきたふたりだったが…

 サーティシックスアワーズ9話目。事件が大きく動きますので続けて読んでいる方はお見逃しなく。最終話じゃないのでまだ先がありますけどね。

 友人でもあった市長を失ったこと、過去のつらい記憶などを心の中に抑えて、懸命に仕事をするヒロインですが、災害に見舞われた町の復興は難しく…読んでいてもつらいわ。そして追い打ちをかけるようなヒーローの疑惑の目が憎い~。前半は主人公ふたりともいろいろとあってどんよりムードなのですが、後半は一転怒濤のロマンティック・サスペンスになってびっくりしました。ヒーロー父の言葉が何とも味わい深かったです。

 メモ お気に入り度:★★★☆☆ ホット度:★★★☆☆

2006年09月21日

ハーレクイン・ヒストリカル  求婚の作法/ステファニー・ローレンス

求婚の作法 (ハーレクイン文庫) 妹が結婚したため、屋敷をまかせられる女主人となる花嫁を探すジャックは社交シーズン前にある舞踏会に出席してソフィーと出会い惹かれ合う。社交界デビューした4年前に母が急死しそのシーズンを楽しめなかったソフィーは、叔母の家に滞在し今年社交界デビューする従妹と共にロンドン行きとシーズンを楽しみにしていた。翌日から毎日のようにソフィーの目の前にジャックは姿を見せ…

 「愛のソネット」から1~2年後、前作ヒロインの長兄のお話です。妹が家や領地の管理を受け持っていた間は遊び回っていた放蕩者ジャックですが、イメージががらりと変わっています。どうやら前作後数年間は家のことも責任を持っていた様子。妹のようなしっかり者の花嫁を探していたときにヒロインと出会います。理性半分感情半分でヒロインをターゲットにしたジャックですが徐々に…と、そこは前作もそうでしたが、改心した放蕩者がおろおろしているのは面白いです♪ 平然とした顔の裏で熱い想いが煮えたぎっているのはツボなんですよ~。そしてそれが爆発したらもう… ハート ヒロインはやはりしっかり者ですが、未婚のリージェンシー・ヒロインということで当然初々しさも。それがヒーローの情熱をより熱く見せてくれるからいいのですねえ。

 メモ お気に入り度:★★★★★ ホット度:★★☆☆☆

 ★の数は前作との合わせ技で増幅されています。汗アセ どこかにメモったわけではないけれど、初読の時は★4つ程度の評価だったと思います。
  (前作主人公たちは名前だけの登場です)