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2005年08月18日

ハーレクイン・スティープウッド・スキャンダル  レディに御用心/アン・アシュリー

レディに御用心 ロンドンの社交シーズンも終わり、ロビーナは親しくなったレディ・エクスマスからブライトン行きを誘われ承諾する。ところがレディ・エクスマスが自分の息子エクスマウス卿の妻にとロビーナを考えていると知り、ブライトンへ行くことを躊躇い始める。エクスマウス卿は一年半前に妻を亡くし、もし彼と結婚したら自分が二番手の女性となるとわかっていたからだった……

 アン・アシュリーの「レディに御用心」を読み終えました。スティープウッド・スキャンダルの12作目ですが、特に他の作品を読んでいなくても充分楽しめます。しいて言えば同じ作者の「華麗なる企て」を読んでいると良いかもしれません。

 「華麗なる企て」のヒロイン・ソフィアは伯爵令嬢でまさにお嬢様だったわけですが、今作のヒロイン・ロビーナは母親はレディでも四人姉妹の長女で牧師の娘。未婚の妹たちが控えているため社交シーズン中に結婚決める、でなければ自ら身を立てるすべを見つけなければならない女性です。
 避暑地ブライトンへ誘われたロビーナは二つ返事で承諾しますがレディ・エクスマウス(とロビーナの母親)の思惑を知り、事情はあるものの結婚は愛情によって結ばれたいと願う彼女はすっかり憂鬱に。そんなロビーナにエクスマウス卿は、今まで通り自然にふるまい、もし結婚するならまわりに流されず自分たちの意志で決めよう、と彼女の気持ちを楽にする提案をするのです。

 ロビーナを結婚への義務感から解放したエクスマウス卿ですが、実は…というわけで悶々とするヒーローはいいわぁ。ちょっとしたやきもちシーンににまにま。派手な求愛がないリージェンシーゆえか、逆に秘めたる想いの激しさを些細な行動から想像するのがいいんですよ~。
 ヒロインもか弱いタイプとは違い、行動力もユーモアもある賢い女性で好感。劇的な展開があるわけではありませんが、小さなエピソードを少しずつ丁寧に積み重ねて想いが募っていくのはよいものです。
 消化しきれてない登場人物もいるのですが、個人的にはHSの「帰ってきた侯爵夫人」より気に入りました。

メモ お気に入り度:★★★★★ ホット度:★☆☆☆☆

 最後に、脇に(名前だけ)登場した人物をチェックするなら「社交界の評判」「尽きせぬ想い」をどうぞ。

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